mixiユーザー(id:124952)

2015年09月20日12:44

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土曜日は……

 今日は、映画三昧。(天気もいいので勿体ないかなぁ・・・でも、今月はこのペースで観ておかないと消化出来ない)

 まず、1本目、「天使が消えた街」。
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=124952&id=3695703
 これは、マイケル・ウィンターボトム監督の新作で、イタリアで実際に起きた英国人留学生殺人事件を元にした映画。
 その内容は、事件を直接描かず、事件を映画化しようとする映画監督のエピソードを中心としています。これは、映画の中で映画を作る、と言う、入れ子構造の映画となっている。
 この観客を物語世界の迷宮に引き込む構成と、中世の迷路のような街並みのシェナが舞台となれば、現実と夢が交錯するような迷宮ミステリーにするのも可能と思うのですが……マイケル・ウィンターボトム監督の演出はあくまでリアル志向で判り易く、幻覚は幻覚とはっきり判るように描いてしまい、主人公の映画監督が抱える問題や苦悩を、主観として描かずに客観視している。
 悲劇は遠くから観れば喜劇、とも言われるように、苦悩と混乱も、一歩引いて客観ししてしまえば時に滑稽に見えるだけで、感情移入が出来ないのも当然。
 この映画の製作陣も、映画製作に悩んだのだろうが、それを「説明しよう」とした工夫が裏目に出ているようにも思えた。

 2本目は、「赤い玉、」。
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=124952&id=3704697
 これは、高橋伴明監督が、老齢にさしかかった映画監督を主人公に、“老い”と葛藤する男の生き様をエロティックに描く映画。
  映画タイトルになっている“赤い玉”とは、男の“最後の射精”にまつわる伝説に由来するもの。
 つまり、「いつまで“男”でいられるのか?」と言う事で、映画は、この“男”と“映画監督”を重ね合わせて描く。
 この映画もまた、「映画を作る映画」(内容が重なるとは思わなかったな……)で、この種の映画にはありがちなのだけどで、メタフィクションな構造を持っている。
 映画の中で、主人公の映画監督・時田が書く映画シナリオは正にこの「赤い玉、」で、映画の中で繰り広げられるのは、どこまでがシナリオでどこまでが現実なのか……信じられないようなタチの悪い現実と、リアルな夢とを交錯させる物語は、観客に、今、観ているものは何なのかを問う、挑発的なもの。
 エロティック内容で、執拗な性愛描写もあるので観る人を選ぶとは思う(そもそもR18だし)が、重層的な構造に、男の生き様を問う内容と、インパクトのある映画だった。

PS
 本作のファムファタールの女子高生を演じた村上由規乃は、太めで肉感的。セーラー服姿の清楚さに対して、その肉体を見せた時の印象の差異の大きさと、濃厚な色気に圧倒されました――やはり、年取ると胸より尻に嗜好が偏るなぁ……

 本日3本目は、「シャーリー&ヒンダ」。
http://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=124952&id=3712355
 これは、92歳と86歳の女性2人が、「経済はなぜ成長しなければいならないのか?」を問う姿を追いかけたドキュメンタリー。
 この2人の行動力はとんでもなく、アポなし突撃取材のマイケル・ムーアといい勝負。
 2人の疑問ももっともなものですが、大抵は答えを与えられず、それどころか邪険に扱って追い返してしまう。
 その一方で、彼女たちの謎解きのヒントを与えてくれる人たちも登場する。経済成長至上主義に反論する識者たちの、論理的かつユーモアのある反論は説得力があり、望むならば、この辺りをもっと充実させた欲しかった所。
 いろいろ考えさせられる映画だが、2人の日常を追いかける描写が大半を占め、思った程には経済の話にならない内容にはちょっと物足りなさを覚えた。

 映画の後、横浜に向かう。
 実は先日、「血が足りない」と言う電話があり(考えようによってはホラーな内容だ)、呼び出しを受けたような格好で献血センターへ。
 久々の献血センターだが、天理ビルの地下から隣のビルの14階に移動。待合室、と言うか休憩室はゆったりとしたソファーと洒落た内装で、なんだか小綺麗なカフェのようだ。
 時間潰し用に本やマンガも用意され、ドリンク類はフリーで・・・これは漫画喫茶代わりに利用して代金を血で払う、と言う利用形態もアリだなぁ・・・

 ほとんど時間待ちをすることなく、血を採られ、その後は、ふらふらするといけないので家の近所まで行くバスで帰宅した。
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