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2015年04月23日20:54

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JR福知山線脱線事故…壮絶な病院の戦い

鉄道事故は数百人の命を奪う大惨事を招く。
だから危険な区域では運転士の過失を想定した安全システムが施される。
 
福知山線脱線事故では現場の曲線での自動列車停止装置(ATS)の在り方が適切であったかどうかが問われている。 鉄道本部長の元部下に当たる当時の社員らはカーブの危険認識があったことを捜査段階で供述している。しかし法廷では次々に覆し「カーブの危険を感じたことはない」などと証言したという。改めて捜査段階のビデオ録画の重要性がクローズアップされるだろう。
  
 
尼崎脱線、壮絶な病院の戦い
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3385999
<尼崎脱線事故>搬送や手術…壮絶な病院の戦い動画100分 108
2015年04月23日 16:10 毎日新聞
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病院に搬送された患者を院内に運び込む医師や看護師ら(兵庫医科大提供の映像より)
 心肺停止を示す「DOA!」という声が響く−−。JR福知山線脱線事故が起きた2005年4月25日、113人が運ばれた兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)に、当時の搬送や手術の様子を撮った動画が保管されている。約100分に及ぶ壮絶な映像。阪神大震災(1995年)も経験した外科医の「教訓を残さねば」という使命感から撮影されたもので、大事故時の救急医療の課題を病院の内外で訴える貴重な資料となっている。

 午前9時33分、小谷穣治医師(55)=現・同病院救命救急センター長=らが、日課のミーティングを始めたころだった。緊急電話が鳴った。「福知山線で踏切事故。列車と車が衝突して5人負傷」。同県尼崎市の消防関係者からだった。

 兵庫医科大病院は尼崎市の現場から南西約5キロ。「5人なら対応できる」。そう思ったのもつかの間、9時台に1人だった搬送患者は、10時台に計31人。11時台で計68人。治療の優先度を決めるトリアージで、緊急性が高いことを示す「赤タグ」を付けた重傷者が次々運ばれてくる。

 「これは大災害だ」。10年前の現場が頭をよぎった。95年の阪神大震災が起きた時、小谷さんは勤務先の神戸大学病院(神戸市)で負傷者の治療に全力を尽くした。しかし、混乱の中、写真1枚さえ残せなかった。「あるのは記憶だけ。記録があれば教訓が得られたはずだ」。思い起こした小谷さんは職員に声をかけた。「ビデオを回して」

 ビデオは、救急車や一般車両で負傷者が次々に運び込まれ、院内で治療に当たる様子が記録されている。トリアージや救急救命室(ER)での様子を撮った貴重な資料となり、講演やシンポジウムなどで公開されている。

 それだけではない。事故の3カ月後、犠牲者の最期の様子を知りたいという遺族の要望に応え、小谷さんはERでの救命治療の映像を見せた。医師が心臓マッサージを繰り返す姿を見て、遺族は映像に向かって「頑張って」と大声で呼びかけた。懸命の治療の様子を見届けると、涙をこぼしながら言った。「皆さんが懸命に治療してくれ、あの人も頑張った。運命だったとのみ込めた」

 映像には、医師や看護師、救急隊員に交じって一般の人たちの姿も映っている。負傷者を搬送してきた現場周辺の住民たちだ。「災害現場で初期救助や治療を担うのは一般の人であり、止血法や搬送のポイントを広く普及させねばならない」と、映像を検証してきた小谷さんは改めて考えている。「私の経験や知識を伝えることが、事故の風化防止にもつながる」。これからも教訓を伝え続けるつもりだ。【大森治幸】

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