〜住み込みで友人の介助をしながら暮らすリリー・トレヴィノ。幼い頃に母に捨てられ、父とも疎遠になっていた彼女は、孤独を抱えながら生きていた。そんなある日、電話にも出ない父と連絡を取ろうとSNSで彼を探しはじめたリリーは、父と同姓同名の見知らぬ男性ボブ・トレヴィノに友達申請を送ってしまう。建設会社で働きながら妻ジーニーと支え合って生きてきたボブは心優しく、自分のことよりも相手を優先してしまう性格だった。偶然つながったリリーの孤独に気づいたボブは、彼女にそっと寄り添うようになる。何気ないメッセージのやり取りを重ねていくうちに、リリーとボブの間には少しずつ特別な友情が芽生えはじめる〜<映画.comさんより>
不思議なタイトルですが、原題が『Bob Trevino Likes It(ボブ・トレヴィノはそれに’いいね’をする』というもので、なんとかこの邦題をひねり出した感じ?
『オデュッセイア』での演技が素晴らしかったジョン・レグイザモ見たさに観賞。
(私『オデュッセイア』の感想、いつ書けるのかしら

)
かなり内容に触れていますので未見の方はご注意下さい
主人公リリーの母親はドラッグ依存でリリーが幼い頃に家を出て行き、それからは父親に育てられました。
されど、リリーは父親から大切にされていない・・・。
今日もダイナーで一緒に食事しているものの、父親が一方的に話すだけで、父親はリリーの話にはまるで耳を貸さない。
リリーがほとんど食べていないことにも気づいていない。
父親の目下の関心事は新しい恋人。
その後、ある事で、リリーは父親を怒らせてしまい、絶縁されてしまいます。
メールをしても、電話にメッセージを残しても、まるで応答なし。
なんとか連絡をとりたいリリーは、FBで父親の名前を検索してみると、写真はないものの同姓同名の人物がいました。
もしや父親?友達申請をしてみたら「いいね」がついたものの・・・やがてその男性は全くの別人だとわかります。
それでも、メッセージのやりとりは続き〜。
私、別人だとわかるところがクライマックスになるのだとばかり思ってたわ。
リリーは目下、住み込みで介助の仕事をしています。
その家のトイレが壊れてしまい、困ったリリーは「家のことならまかせて」と言っていたボブに連絡をとってみたら、本当にボブが来てくれて、ここで2人は初対面。
そこから、直接会っての交流がスタート。
2人で流星群を見るシーンは印象的。
リリーは自分の話を聞いてくれるボブと出会えて、前向きになれるように。
そして、実はボブも、妻と共に、ある悲しい過去を背負って生きていて...。
ボブもリリーと出会えて、閉じ込めていた想いを外に出せるようになっていきました。
そんな中、いきなり父親から連絡がきて、リリーが会いにいくと、父親が突き出してきたのは、これまでリリーを育てるために使った金額の一覧表。えっ?
父親ボブ「これまで育ててきたよな」
リリー「ベビーフードまで?」
父親ボブ「お金を貸してくれ」
リリー「・・・」
その後、なぜかボブとは連絡がとれなくなり・・・。
実家を訪れたリリーは、家にあるアルバムから、自分の姿が切り抜かれているのを見てしまう。
これは見ていてきつかったな。実の親がそんなことする?
どうやら、今、父親がデートしている相手が子供嫌いとかで。
自分の幸せのために、娘の存在を消す?????
リリーの感情は爆発。もう我慢しない。ずっと気を遣ってきた。
平気じゃないのに平気なふりをしてきた。これ以上、自分を犠牲にしない。
※予告編
https://youtu.be/w5L-Woh9VvE?si=XStWeR1VnyTmP_ZH
最初の頃、ボブは「自分が父親?」と混乱していたんですが、リリーの状況、悲しみや苦しみが自ら抱え込んできたものと繋がって「父親ではないけど友人にはなれる」とリリーに伝えます。
ボブ「I care」(気にかけているよ)
終盤は、信じられない展開に・・・。
最初の方のアルバム(スクラップブック)の伏線が、そこに繋がるとは!
自分の存在をアルバムから消した父親。
自分とボブの関係がずっと消えないようにアルバムに残してくれたボブの妻。
今作、監督の実体験がもとになっているとのこと。
『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』のスタジオが製作?
なるほど、言われてみれば、空気感、似てたかも。
総評:監督の実体験とはいえ、最初のうちは、どうにもすんなり入り込めなかった。
いくつかのエピソードも微妙に響かなかったり、脇役の使い方とか、脚本が全体的にもうちょっとだった気がする。
ただ「自分の人生の短い期間にこんな素晴らしい出会いがあった」ことがこれからのリリーの人生を支えてくれるというのはしっかり伝わってきて、ラストにはもらい泣き
「YOLO」=「You Only Live Once」
本音は、ハッピーエンドが良かったな。父親以外ね。3.7☆
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