今回も2日分の傍聴をひとつにまとめて書きます✍
〜2026年8月28日の裁判傍聴〜
�‘始�交通法違反・判決
被告は30代あたりの男性。無免許運転。
<判決>拘禁8月。猶予はつかず。
過去にも無免許運転やってて、その時は猶予付き判決。
でも、その後すぐ、今回の無免許運転。
バレないって思っちゃうのね。つい、やっちゃうのね。どうやってバレたんだろう?
��過失運転致死
被告は70代女性。
実は、私、この女性を1階の誰でも使える休憩所みたいなところで見かけていた。
おそらくご主人と思われる男性と、じっと下を向いて、無言のまま座っておられた。
私は勝手に、誰かの証人として来ていたんだとばかり・・・。
交差点を右折する時、横断歩道をしっかり確認せず、被害者は車両の下敷きとなってしまった。
片側2車線の視界良好の場所だったのにかかわらず。
被害者は事故の2時間後に死亡。
女性には過去に複数回の交通違反歴があるのだが、本人は全く覚えていないという。
被害者の遺族に直接謝りたかったのだが「謝罪は結構」と断られている。罪を償いたい。
検「被害者の妻の苦痛は計り知れない。交通違反歴(4件)からして再犯の可能性がある。拘禁刑2年を求刑」
弁「被告は罪を認め反省している。車両には無制限対人賠償がついている。前科はないので、猶予判決を」
〜2026年8月31日の裁判傍聴〜
�‘始�交通法違反と窃盗・判決
被告は30代あたりの男性。
車を電柱にぶつけたのに、そのまま放置。
その後、タイムズの駐車場で鍵がかかっていなかった貨物自動車からゲーム等を窃盗。総額79000円。
被告は車上生活をおくり、日々、放浪していた。被告は総額以上を被害者に支払い、被害者は被告を許している。
<判決>1年6月の拘禁。執行猶予3年。
�∪狹�
被告は54歳の男性。いわゆるなりすまし詐欺。
高齢女性3人が被害を受けた。
このグループのやり方。
まずひとりが「全国銀行協会(←調べたら実際この組織は存在する)」の職員を名乗り、高齢者宅に電話。
「あなたのクレジットカードが、百貨店で不正利用されています」
その後、百貨店(高島屋)店員になりすました別の人物(被告)が「カードを確認します」と自宅を訪問。
いくつかの書類に記入してもらい、最後にハンコを要求。
高齢者がハンコを取りに行っている間に、高齢者のクレジットカード&キャッシュカードを持ってきたTポイントカードとすり替え封筒に入れる。
帰り際「このキャッシュカードはしばらく使えませんので、このままにしておいてください」と言い残す。
その後、指定されたコインロッカーにそれを入れる。
報酬や事前にもらえる交通費も、すべてコインロッカー使用。
被告がもらえた報酬は1回2万円〜3万円。
やがて、中身を見た被害者が警察に報告。犯罪が発覚。
ちなみに、3人の被害額は、1人が120万円、1人が50万円、もうひとりは幸いにも(!?)お金が入っていなかった。
被害者は年金暮らしで、日々を細々と生活していた。
弁護側から被害者のこれまでの人生が話されていく。
高校卒業後、福岡でレストランバーを経営。接客が好きで、店は10数年間続いた。
41歳で結婚。妻の実家の八百屋を手伝ってほしいと言われ、お店はやめた。
だが八百屋の経営は上手くいかず、44歳の時、妻と離婚。3人の子供は妻が引き取った。
その後、派遣社員として働き始める。
離婚後も、養育費として、毎月10万円を妻に渡していた。
コロナ時、何度も派遣切りにあい、収入が激減。
それでも、親に借りたり、消費者金融から借金してまで、妻にお金を渡していた。
やがて収入がなくなり、ネットで「高収入」で検索して、この仕事を知った。
犯罪とはわかっていたが・・・。
ある被害者は、自宅に行ったときに、お饅頭を出してくれたという。
被害者たちは、自分の両親とほぼ同じ年代。
何度かやった後、それ以上は続けられなくなり、その仕事から抜けた。
また派遣の仕事を探すようになった。だが体調を崩し、現在は生活保護を受けている。
社会復帰ができたら、福岡に戻り、弱った両親の介護がしたい。
福岡に戻れば昔の仲間もいる。知人たちが助けてくれる。
消費者金融からの借金(170万円)は自己破産した。もう借入はない。
検「一般予防のためにも、4年の実刑を求む」
弁「被告がここまでなってしまったのも、妻と子供のため。自己判断でその世界から抜けたことも評価できる。犯罪に染まっていないし、そういう体質ではない。寛大な判決を」
この公判はどっぷり被告の人生に浸って聞き入ってしまいました。
この被告は立ち直れると思う。彼を想ってくれている人がたくさんいる。
どうか、執行猶予がつきますように!
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