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2026年06月16日21:36

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『エレノアってグレイト。』感想

〜俳優スカーレット・ヨハンソンが長編初監督を務め、自身と家族のルーツであるユダヤカルチャーを背景に、嘘をきっかけに出会ったパワフルな老婦人と母を亡くした学生の友情を軽やかにつづったドラマ。本作で初めて長編映画の脚本を手がけるトリー・ケイメンが自身の祖母や家族の歴史を下敷きに書き上げた脚本をもとに、ヨハンソン監督がユーモアとウィットに富んだ演出で描き出す〜
〜ニューヨークに暮らす老婦人エレノアは長年の親友ベッシーを亡くし、心にぽっかりと穴が空いたように感じていた。そんなある日、お茶会に参加するつもりがホロコースト生存者の自助グループの会に迷い込んでしまった彼女は、ホロコーストの記憶を語っていた親友ベッシーの半生を、その場しのぎで話しはじめる。激動の半生に感銘を受けてエレノアに近づいたジャーナリスト志望の学生ニナとの新たな友情に心躍らせるエレノアだったが、彼女の嘘はひとり歩きをはじめ大騒動に発展してしまう〜<映画.comさんより>

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スカーレット・ヨハンソン監督&主演は御年96歳『テルマがゆく!93歳のやさしいリベンジ』も記憶に新しいジューン・スキッブ!
予告編を何度か見ていて、エレノアの’嘘’が引き起こした騒動がどういう展開になっていくのか猛烈に気になっていた。

冒頭はエレノアとベッシ―の仲良し生活。
だが、2人で行っていた海辺には、いつしかエレノアしかいないようになってしまった。
エレノアは余生を故郷で過ごすためニューヨークへ。
娘はエレノアが退屈しないように、ユダヤ人のコーラスグループを予約しておくが、エレノアは、なぜか同じ公民館内のホロコーストサバイバーの会に座っていた。
そして実際のホロコーストサバイバーであるベッシ―がエレノアに語っていた体験談を、あたかも自分の体験であるように話してしまう。

ちなみにエレノアは結婚してユダヤ教に改宗したということ。
エレノアに興味を持つジャーナリスト志望の学生ニナは、亡くなった母親がユダヤ人だった。
また、ニナの父親はテレビキャスターで、エレノアとベッシーは、彼のファンだった。

※予告編
https://youtu.be/KsckWaNoyAg?si=yWrIXzMubShrkCMT

ベッシ―はかつてエレノアに自分の兄のことを話していた。
「 私が話さなければ、兄を知る者がいなくなる 」

エレノアは、どうして、ベッシ―の過去を自分の過去のように話したのか。
普通に「友達の話なんだけど」と前置きすればよかったのでは?とも思う。
そのあたりの心情については、エレノアのこの台詞がそれを説明していたと思う。
「11年間一緒に暮らしていると、境がわからなくなるの」
ベッシ―の半生が、エレノアには、自分のことのように沁み込んでいた。
それだけ、エレノアは思いやりがある人間なのだと私は理解。

「(この世界で今や)私しか、彼女(ベッシ―)のことを知らない」
自分が話さなければ、彼女を知る者がいなくなる・・・そういう思いもあったのだろう。

ベッシ―役の女優さんは、役柄同様、ホロコースト生存者だと観賞後に知った。
どうりで、台詞がめちゃめちゃリアルに響いてきた。

終盤の「聞かせて」に、もらい泣き涙

ラストシーンも良かった。
エレノア「明日は少し寝坊しましょう」

総評:98分でコンパクトにまとまった良作。
上映劇場は多くないですし、もしかして早く終了してしまうかもしれません。
これは観ないとモッタイナイと思います。気になられたら是非!3.8☆
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