これは、「ハッピー・デス・デイ」のクリストファー・ランドン監督によるシチュエーション・サスペンス。
幼い息子と2人で暮らすシングルマザーのバイオレット。夫の死を乗り越える為にも、マッチングアプリで知り合ったヘンリーとのデートの為、息子の面倒を妹に託し、高級レストラン「PALATE」に向かった。
席に案内されると、突然スマホに見知らぬ誰かからDROPメッセージが届く――無視をしようとしたが、相手は自宅に侵入し、息子に危害を加えると脅して来る。
DROPの通信範囲は15m以内で、脅迫者はこのレストランの中にいる筈なのだが……
この映画、ほとんど予備知識なしに観始めて……はらは、iPhoneを使った事がないので、まずAIR DROPアプリを使ったコミュニケーションに面食らった。
電話越しの脅迫者と異なり、AIR DROPの脅迫者は半径15m、顔の見える所にいる、と言うのがアイデアで、仕掛けを理解してからはなかなか面白い、とは思った。
ただ、アイデアは面白いものの、映画を盛り上げるスリルとサスペンスがはっきりと不足、かなり間延びしたものになってしまっており、95分と言う最近では短い上映時間でありながら、どうにも時間を持て余している印象なのは惜しい――これなら、バイオレットとヘンリー、ふたりのデートまでの時間や、レストランに入ってからの店内の人々の様子をもう少し丁寧に描いて、その中に、伏線を潜ませておくとかすればよかったのに、と思ってしまった。
また、最後、バイオレットが自宅に戻って、決着をつけるのは、どう見てもやりすぎ、であり、ここはやはり、レストランで全部終わらせて欲しかった所だ。
(最後は息子のアレで解決するのだから、妹でも構わなかったはず)
ログインしてコメントを確認・投稿する