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2025年06月14日08:16

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「それでも俺は、妻としたい」感想


 これは、「百円の恋」など多くの映画・ドラマの脚本を手掛けた足立紳の小説を原作にしたテレビドラマ「それでも俺は、妻としたい」に未公開シーンを加えて再編集した劇場版。
 出演は「先生の白い嘘」の風間俊介、「愛にイナズマ」のMEGUMI。脚本・監督は原作者の足立紳。

 柳田豪太、42歳。売れない脚本家で、昨年の収入は10万円にもならず、脚本を売り込みながら、妻のチカに養われている現状だ。
 浮気する勇気もなければ、風俗に行く金もない豪太が性欲を処理するには、妻とするしかないのだが、妻のチカはそんな豪太をとことん罵倒。“したい”夫と“したくない”妻、夜の営みを巡る攻防の結末は……

 この映画、足立紳監督の自伝的映画であり、これはつまり「喜劇・愛妻物語」の続き、と言うか拡大再生産と言うか……
 (やってる事が変わらない)

 妻役のMEGUMIには文句なし。グラビアアイドルとして活躍した肉体は健在で、「したい」男は少なくなかろう。そして、ずけずけと夫に文句、と言うか延々と「クズ」、「気持ち悪い」、「そのツラを見せるな」と罵りまくるのが様になってる。
 一方、夫役の風間俊介は、この役にはいい男、と言うか愛嬌があり過ぎる……これなら、「ペットとして飼ってもいい」と思う女性は少なくないだろう――その点では「喜劇 愛妻物語」の濱田学と水川あさみの夫婦の方がハマっていたし、そのキャストでやってもよかったのでは、と思った。

 物語は、豪太の中途半端な覚悟で、チカをあらためて失望させてしまう、路上での大爆発に繋がるのだが、これも既視感……劇場版ならば、それで奮起した豪太のその後があるとよかったように思うが、まぁ、それは、この映画を撮っている足立紳の現在があるからよい、と言う事なのか?
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