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2024年09月27日20:59

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地底世界シリーズ4 地底世界のターザン

を読んだ。エドガー・ライス・バロウズ著/佐藤高子訳
 ターザンを発見したジェイソン・グリドリーは笑みを浮かべ、彼を壮大な計画にいざなった。
それは地底世界ペルシダーのコルサールに捕らわれている皇帝デヴィッド・イネスを救い出すというものだった。
興味を持ったターザンが協力し、手に入れた軽量かつ信じられないような強度を持ったハーベナイトを主な材料として建造された全長299mの真空タンクを備えた超高性能硬式飛行船O-220号は、選り抜きの乗員を乗せ、一路北極のペルシダーとつながる開口部へ。
計画通りペルシダーに到着した一行は、一度着陸して十分な休息を取り、その後コルサール探索にかかることにする。
ところが気楽に1人で散歩に出たターザンが帰らず・・・。

 あのターザンがあのペルシダーに!?ということで、盛り上がること必至のシチュエーションなのだが、できあがったのはものすごいグダグダなストーリーである(笑)
とりあえず冒頭のジェイソンとターザンとの出会いから、超高性能飛行船O-220号の開発とペルシダー到達まではまさに王道の冒険ストーリーであり、特にいつものバロウズ節でO-220号の諸元を紹介しているところなどまさにノリノリでディズニーの「アトランティス 失われた帝国」のごとく。
ところがペルシダーに到着した途端にターザンがフラフラと散歩に出てしまい、いつものようにヘマをして遭難(笑)
もちろん捜索隊が出発し、やはりペルシダーの驚異の世界に屈して遭難(笑)
なんとか帰ってきたジェイソンが飛行機に乗って捜索を再開するが、やっぱり遭難(笑)
というわけで、当初の目的など誰も頭の片隅にも浮かばないような悲惨でグダグダな状況に放り込まれ、あとはひたすら成り行き任せに進んでいくのだ(笑)
そして結局ターザンはほとんどいいところなしで、逆にいきなり主人公の栄誉を得たのはなんと前作では「無線通信の虫」と言われ、「かれは物語の本筋とは別な一つの点景にすぎない」とまで言われていたジェイソン・グリドリーである。
彼の活躍はまさに八面六臂で、化夢宇留仁は「キャプテン・スーパーマーケット」を思い出した(笑)
もちろんロマンスも有り(笑)
今回のヒロインがこれまた魅力的なんだこれが(笑)
 ちうわけで物語の完成度という点では首をひねらざるを得ないのだが(笑)、面白さではなかなか突き抜けた快作だった。
ちうかターザナとバロウズが存在している世界に実在するターザンってどんな立場なんだ(笑)?

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