これは、金沢の加賀温泉を盛り上げるために結成された旅館の女将たちによるプロモーションチームから着想を得て映画としたもの。
主演は、実写版「魔女の宅急便」の小芝風花。監督は、「レッドシューズ」の雑賀俊朗。
加賀温泉の老舗旅館「ひぐち」の一人娘、樋口由香は、上京してタップダンサーを目指していたが、なかなか舞台に立てず、「母が倒れた」の知らせを機に、実家に戻って女将修行を始める。
そんな中、役場が加賀温泉を盛り上げるための企画を求め、由香は酔った勢いで新米女将たちによる、タップダンスのイベントを開催することを提案するが……
この映画、よくある地域振興映画なのだが……タイムリーとは言い難いが、能登震災の直後の公開となり、「興行収入の一部を石川県の震災復興に寄付します」と、思わぬ形で存在感を示す事になってしまった。
内容としてはベタだし、トリックスター役の観光アドバイザーも悪目立ちが過ぎ、どうにも垢抜けない。だが、ベタな内容だけに、最後のステージに向けた母娘のエピソードは泣けた泣けた。
主演の小芝風花は、撮影前に数か月タップダンスの特訓をしたとは言え、正直、ソロで舞台に立てるレベルではない、と言うのははっきりしており、これはちょっと辛かった。最後のステージ、ステージに水を張って、タップではなく、水しぶきを上げた演出も苦し紛れとしか思えなかった。
あと、このタイトルなら、ステージの最後、締め曲は、「ボーン・ディス・ウェイ」だろうに……
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