これは、父親同士の再婚が巻き起こす騒動を描いたロマンティックコメディ。
夏のバカンスを過ごすため、海辺の別荘にやって来た裕福な美術商のカステルヴェッキオ家と、漁師のペターニャ家。2つの家族を待ち受けていたのは、両家の父親、トニとカルロが再婚するという新事実だった。
勿論、双方の家族は大混乱。トニの娘、ペネロペは、トニの元妻の母を呼び寄せてトニの結婚に反対。更に、カルロの息子とも手を組んで、バカンスは予測不能な大騒動に。両家の諍い、そしてトニとカルロの恋の行方は……
この映画、同性カップルの結婚を認める「シビル・ユニオン法」に反応しての企画だろう。それぞれの立場から、同性婚に抵抗のある家族が、それを受け入れる、と言う事で、この新たなムーブメントに応えて行くと言う狙いは判るのだが、どうにも理解出来ないのが、ペネロペの行動とその動機……彼女が結婚に反対する理由が判らず、その主張が支離滅裂に見えるのがダメだったかなぁ、と。
彼女が結婚の反対する理由が、それこそ愛情を注いでくれなかった父親・トニへの反発で、それが、カルロが”新しい父親”となる事でほぐれていく、とでもすればまだよかったように思う……まぁ、これもまたエゴイスティックだけど、イタリア人ならこのくらいの自己主張はアリだろう、と。
このような群像劇で必要とされる、それぞれキャラクターの性格分けがされる中で、事もあろうに主人公の立ち位置と性格がはっきりしないのが、物語が迷走する原因なのではないだろうか?
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