金曜は、会社を早めに上がり、109シネマズ湘南で、
「RRR」。
109シネマズ湘南のIMAXスクリーンは初めて。
スクリーンサイズは、ブルク13より小さく感じるが、劇場が小さく、スクリーンとの距離が小さいので、視界を埋め尽くす迫力はより大きいし、プレミアムシートはリクライニングする上に前席との距離もあって楽々……しかも、109シネマズ会員だと割り増し料金なし。
これから、IMAX利用時には、なるべくここにしよう……
さて。
「RRR」。
これは、「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督によるアクション大作。
日本円で100億円とも言うインド映画史上最高の製作費を投入、大ヒットとなった。
1920年、イギリス植民地時代のインド。
森に住む少数民族の守護者であるビームは、イギリス総督にさらわれた村の少女を救うためデリーに向かう。一方、イギリス政府の警察官・ラーマは、総督を狙う謎の男の捜索と逮捕を命じられる――敵対するふたりは運命に導かれて出会い、互いの素性を知らぬまま唯一無二の親友となる。
しかし、ある事件をきっかけに、ふたりは究極の選択を迫られて……
この映画の主人公2人はインドの英国支配に抵抗した実在の人物がモデル。アッルーリ・リータラーム・ラージュ(1897〜1924)は海岸沿いに生まれ、コマラム・ビーム(1900〜1940)は内陸部生まれと、生まれも、活動時期も違うのだが、映画はそんな事お構いなし、2人を筋肉ムキムキの超人とし、スーパーヒーロー並みの活躍をさせて、イギリスのインド総督府をふたりで壊滅させてしまうのだ。
これは、あまりに現実離れした内容で、さすがに2人の親族が裁判所に訴えたそうだが、「誰も傷つけていないから」と却下されてしまったそうだ……さすがインド。
映画は、インド映画のインターナショナル版らしく、歌とダンスのシーンを相当切っているのだろうけど、それでも約3時間もある。ただ、その時間をまるで退屈させないのだ。男の友情あり、ロマンスあり、勿論インド映画らしく歌とダンスも盛り込まれ、前半の見せ場のひとつがインド総督府に乗り込んでのダンスバトルだったりもする……そして、更に様々なアクションを盛り込み、そしてクライマックスは大バトル――見せ場のシーンはスローモションで、しかも構図やポーズもしっかり決めるなど、まるで日本アニメを実写でやっているような緩急取り混ぜたアクションには引き込まれる……リアリティなど知った事か、と言う内容だが、正にマンガかアニメを実写でやっているような、これはこれでカッコいい。
気になるのは、イギリスを、白人による人種差別主義者とし徹底的に悪者に仕立てる描写……インドは今でも英連邦の一員の筈だが、コレって大丈夫なのか?と言う感じだし、男は強く逞しく、女は庇護されるもの、と言うジェンダー描写も、現在の欧米では許されないものだろう。
最後の大バトルも、2人だけでインド総督府を壊滅させるのではなく、2人の活躍でインド人民が立ち上がる……と言う描写にすればいいのではないか、と思ったりもするけれど、これはこれ、物語は2人で決着つけてしまったけれど、エンドロールでインド独立に尽力した人々を紹介する事で何とかお茶を濁した感じか……そこで見せる大団円のダンスシーンも含め、このインド映画史上最大の大作を以てしても、インド映画らしさを貫く辺り、やはり見事なものと思う。
映画の後で、夕食。
インド映画の後だから、勿論、カレーだ。

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