9月15日、水曜は、TOHOシネマズ海老名で、
[LOVE LIFE」。
これは、矢野顕子の同題曲から着想した深田晃司監督による人間ドラマ。
主演は、「ファブル」の木村文乃。
ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門出品作。
再婚した妙子には、連れ子となる6歳の息子がいる。その息子の祝いの席上で悲劇は起こった。
突然の死と、息子の葬儀――葬儀の式場には、離婚以来姿をくらませていた妙子の前の夫が現れて、妙子を殴りつけて叱責するのだった……
この悲劇をきっかけに、平穏に見えた妙子の暮らしは大きく揺らいで……
この映画、登場人物ほぼ全員が酷い人、と描写される。
息子のお祝い会で義理の母は、妙子に「今度、本当の孫を抱かせてね」と言い、義理の父は「中古の嫁などありえないだろ」と言う。
その席に呼ばれた夫の元カノは「あんな女、滅茶苦茶になればいい」と願い、その願いが通じて子供が死ぬと、夫は「次はオレの子作って貰おう」と思い、葬儀の席に現れた息子の父親の元夫は、「お前の子供が死んで、前の妻との子供の事を思い出した。会いに行きたいからカネを貸せ」と金をせびる――妙子とその子供の事は誰一人考えていない……とは言え、人間なんてのはこんなもの。人間関係を保つ外面の裏面には、誰しもがこんな想いを抱えているに違いない、と言う、鋭い視線が心をえぐる、ヒューマンドラマだ。
そんな内容からも、この映画、タイトルとしては「オセロ」が妥当ではないだろうか?――「LOVE LIFE」から生まれたとは思えない内容だ。(深田監督自身もそれは意識しているようだ)
それでも、いかにも深田晃司らしい、面白い映画ではあるが。
PS
尚、この映画、ヴェネチア国際映画祭のコンペ作、マスコミにも取り上げられて話題となっているのに、ウィークデイとは言え(それでもレディスデイではあったが)、観客3人……韓国人が登場する事で「反日映画」と見做され、反発を招いている、と言うのがその理由か?
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