水曜は、仕事の後、イオンシネマ海老名で、
「バイオレンスアクション」。
これは、浅井蓮次と沢田新による同名人気コミックを、橋本環奈主演で実写化したもの。
監督は「極主夫道 ザ・シネマ」の瑠東東一郎。
日商簿記検定2級合格を目指し専門学校に通っている菊野ケイ。学校の後で向かったバイト先は、指名制の殺し屋で、ケイは、指名ナンバーワンの実力を持つ凄腕の殺し屋であった。
その日の依頼は、ヤクザ組織の若頭・木下からの依頼。ケイは言われるままに、ヤクザの組事務所を訪れ、あっと言う間に組員を皆殺しにしてしまう――それから、ケイは、ヤクザの跡目争いに巻き込まれて……
映画鑑賞後に、原作コミックを購読――なるほど、これはなかなか巧く映画化したもの、と思う。物語はほぼオリジナルだが、それでも原作のエピソードを組み合わせて、映画の尺に合わせて再構築しているし、キャラクターの実写化もかなりハマっている。特筆すべきはやはり橋本環奈で、原作でも印象的だったゴツくて強面の男が揃う鉄火場で、小さくてかわいい女の子がいる、と言う違和感を見事に実現。舞台女優としての経験も積んで来ただけの事はある身体表現もなかなかだ。
だが、感心したのはここまで。物語の方は薄っぺらく、佐藤二朗演じるヤクザ組長のギャグも全然笑えない――ここまで笑えず、それを自ら「オヤジギャグ」と言い訳させられる佐藤二朗が気の毒に思えた程だ。
また、クライマックスのアクションを見せる場面設定が滅茶苦茶――廃工場に始まり、廃ホテルを経て、操車場、石切場を経てダムへ辿り着く、と言うのがどう言う場所なのか、全く説得力がない――ただ、ロケした場所を繋げただけ、と言うヤッツケ仕事ぶりには呆れるしかない。
そして、肝心のアクションだが、橋本環奈は、運動神経はよさそうで、飛んだり跳ねたり、かなりのアクションを頑張ってはいる、だが、やはり格闘のリアリズムはなく、何とか格好にしようとした、早回しや特殊撮影などの加工が安っぽくて白ける――橋本環奈は小さく、スタントダブルの起用が困難、と言う事があるとしたら、そこはガンアクション主体にするなど、アレンジの仕様はあったように思う。
キャストや特殊効果など、予算は潤沢と思えるのに、同様のガールズアクションを、はるかに低予算で見せた「ベイビーわるきゅーれ」に及ばない仕上がりとなってしまう辺り、やはり映画はセンスだなぁ、と思わされた。
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