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2022年05月08日00:30

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5月連休5日目

 5月連休5日目。
 今日もいい天気。で、今日も朝からバイクに乗って、久々に福浦のナップスへ行ってみたり……

 昼食は、話題の吉野家の親子丼。
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 うむ、まぁ、これはなかなか……出汁も効いていて、美味い。これで税込み¥480円だものな、立派なものだ。
 ただ、親子丼を出すようになって、待ち時間は増えたな――まぁ、鍋で似ている具材を丼に乗っけて、「へい、お待ち」と出せる牛丼に比べ、親子丼は手間がかなりかかる……これは、吉野家にとって両刃の剣のように思えるなぁ。

 
 一旦帰宅、家にバイクを置いて、午後、あらためて出掛ける。
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 大岡川には鯉のぼり。

 今日は、シネマジャック&ベティで、映画2本。
 まず、1本目は、
 「ひかり探して」。
 これは、「10人の泥棒たち」のキム・ヘス主演のミステリー。
 監督・脚本は、本作は、長編映画デビュー作となる新人女性監督のパク・チワン。

 台風が吹き荒れるある日の夜、ある犯罪事件の重要参考人で、人里離れた離島で保護されていた少女が遺書を残し、姿を消した――休職を経て復帰した女性刑事ヒョンスは、正式に復職する前の繋ぎの任務として、少女の失踪を自殺として事務処理することになる。
 しかし、再調査を進めるにつれ、人生の居場所をなくした、自身の境遇と似ている少女の人生に感情移入するようになったヒョンスは……

 この映画、韓国の映画祭で、最優秀脚本賞や新人監督賞に輝くなど、高い評価を受けている、と言う事だが、ちょっとピンと来なかったのが正直な所。
 サスペンスとしては、過去の現在の時間軸の描写が混濁していて、状況がはっきりとせず、失踪した少女についてを探るミステリーとしての要素も弱い……そもそも、そうしたミステリー・サスペンスにするにしては、少女が巻き込まれた事件、ヒョンスが休職し、そして査問にかけられようとしている不始末がはっきりとしないのだ。
 そして、最後にはタイのマリンリゾートで、新生活を送っている少女の描写に飛ぶ――確かに、(下手したら)日本以上に女性の社会進出に未だ抵抗がある韓国社会における女性の生き辛さをテーマに置いている狙いは理解したものの、それならば、このラストシーンから逆に辿り、居場所をなくした女性の再出発を描いた方がよさそうに思うのだが……


 2本目は、
 「ニトラム NITRAM」。
 これは、1996年にオーストラリアで発生した無差別乱射事件を「アサシン クリード」のジャスティン・カーゼル監督が映画化したもの。
 主演のケイレブ・ランドリー・ジョーンズは、本作で第74回カンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞している。

 オーストラリア・タスマニア島で、父母と暮らす“彼”は、成人しても未だに子供のまま、周囲の若者とも馴染めず、定職にも就いていない。母は彼は“普通”に暮らせるよう厳しく当たるが、父は彼の将来を案じ、手元において面倒を見ようとしていた。
 サーフィンに興じる若者たちを見て、“彼”は、サーフボードを買うために、庭の芝刈りの訪問営業を始める。そんな中、孤独に暮らす裕福な女性ヘレンと出会った“彼”は、ヘレンに可愛がられ、やがて共に暮らすようになる。
 しかし、運転中の“彼”の悪ふざけでヘレンは事故死してしまい、やがて、“彼”の孤独感や、社会から排除された事に対する怒りは攻撃衝動に転じて……

 タイトルの「ニトラム NITRAM」は、“彼”の名前を逆に読んだもので、常人とは違う“彼”を揶揄する意味があったよう――映画中でも“彼”は、その呼び方を嫌ってます――それでも、本名を出さない(特に姓)のは、事件がまだ四半世紀前の事で、記憶にも新しく、関係者に配慮すると共に親族への影響を配慮したものでしょう。(なので、父母は役名さえない)

 映画は、“彼”とヘレンとの出逢いから、ポートアーサーでの事件に至るまでを描く。もっとも、事件の方は、“彼”が引き金を引くまでの描写で、事件そのものは描かず、ショッキングな描写や、流血などを描こうとしないのは、この映画をいたずらにセンセーショナルにしない、と言う部分で好感を持てる所だ。
 そして、描いて行くのは、“彼”と、親との関係性……恐らく何らかの知的障碍があったと思われる“彼”のパーソナリティには踏み込まず、社会の最小構成である家族、それも親子関係を通して、孤独になる、と言う事を考えさせられるものになっていると思う。
 “彼”が、事件に至ったのは、“彼”に障碍があったからではなく、“彼”が孤独だったから。社会から、コミュニティに入れない、そこから排除された、と思ったからこそ、“彼”は、自分以外を壊そうとした――他者を排除する傾向が強まる現代社会において、この映画が描く内容は考えさせられるものだと思う。
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