土曜、朝起きた時は、副反応は大した事はない、と思った。筋肉痛のように打った箇所と身体の節々が痛むくらいで、体温も、微熱程度……だが、徐々に体温が上がり、昼前には頭痛と発熱、そして倦怠感が強まって来た。
それでも、いつもの土曜のように、水槽の水替えを済ませ、買い物に出掛け、昼食の支度。
午後になって、体温は37.8℃まで上がった――通常、体温低めで、35.8℃が平熱で、37℃超えなど久々だ……これが副反応ってヤツか。
とりあえず、頭痛&解熱剤を飲んで、でもって映画に出掛ける。
今日は、ブルク13で、
「ザ・バットマン」。
これは、「クローバーフィールド」や「猿の惑星:新世紀」のマット・リーブス監督による、バットマンのリブート作品。
ブルース・ウェイン/バットマンを演じるのは、「トワイライト」シリーズでヒロインが恋する吸血鬼を演じたロバート・パティソン。(コウモリ繋がり?)
少年の頃に資産家の両親を殺害されたブルース・ウェイン。その原因でもあるゴッサム・シティの治安の悪さを正すべく、夜になるとマスクを被って悪を討つバットマンとして活動するようになって2年――ハロウィンの夜、市長が殺害されたのを皮切りに、権力者を標的にした殺人事件が次々に発生。
犯人は、犯行の際にバットマンに宛てたなぞなぞを残していた。市長を始めとする街の有力者の悪事が暴かれるうち、その矛先はブルース本人にも向けられて……
「バットマン」の映画は、夜が舞台と言う事もあって、マーベルのヒーローのような明るさとは無縁……同様に、ローカルヒーローであるスパイダーマンと比べても、物語は暗く、重いものになりがち。
これまでの、ティム・バートン版、そして、クリストファー・ノーラン版のいずれも、その他のヒーローものとは一線を画するものとなっていた。
本作では、その方向性を更に強め、猟奇的な連続殺人犯を追う探偵役をバットマンが務める、と言う、ヒーローものとしては正に異色の、探偵映画となっているのだ。
雨の降り続く街……現在なのだけど何処か古臭く、正にこれはフィルム・ノワールの世界。
ただ、ヒーローものとしてはちょっと弱い……アクションは控えめで、バットマンのマスクを被りながら、変更現場で証拠集めをしているなど、ちょっと何だかなぁ、と思わなくもない。
サスペンスの盛り上がりも弱いし、ヴィランであるリドラーは、あっさりと逮捕されてしまって、殴り合いにさえならずで、マスクのヒーローらしい見せ場も少ないのが不満が残る。
ロバート・パティソンの起用も、ヒーローものにありがちなマッチョ思想の排除があったのだろうが、着ぶくれして妙にゴツくなってしまったバットマンが響かせる重い足音のように、映画までもが鈍重になってしまったような気がしてならない。
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