今日は朝から「箱根駅伝(往路)」をTV観戦。
今年は、寒波で朝は冷え込み、箱根には雪が舞う、と言う近年異例の寒さ――これは、一波乱ありそう、と思っていたのだが……今年は1区からスピード勝負、冒頭から飛び出した中央大が、そのまま独走して区間新記録で1位で襷を渡したと思ったら、その中央大が、2区では沈み、その後はめまぐるしく順位が変わる混戦に……
そんな中、青山学院は区間賞も取らずに手堅く走って3区で首位に立つと、5区山登りで、1年生が予測のつかなかった好走を見せて、そのまま往路優勝とは……
明日は、3分差で3位の駒沢大、復路に強く“逆転の順大”と言われる順天堂大と言う有力校が、青山学院大にどこまで迫れるかが注目だが、青山の原監督の読みがここまでハマっていると、このままピクニック・ランで、楽勝してしまいそうだ……
夕方、シネマジャック&ベティで映画。今日は、
「COME & ゴー カム・アンド・ゴー」。
これは、世界中を放浪しながら映画を撮影している、自称“シネマ・ドリフターズ”の中華系マレーシア人の映画作家リム・カーワイの新作。彼の“大阪三部作”の3本目となる。
平成最後の年、桜の花開く頃の大阪・梅田北区。
ブローカーに連れられ、出稼ぎに来た韓国人風俗嬢たち。大阪観光の中国人団体。AVマニアの台湾人。マレーシアから来た堅物のビジネスマン。偽装留学生ばかりで、人気のない教室の教壇に立つ日本語講師。そこで日本語を習うミャンマー留学生はバイト掛け持ちで忙しい。彼女と同じ工場で働く出稼ぎのベトナム人。ネパール難民の歌手。時間貸し駐車場で働く米国ハーフの青年。徳島から来た家出少女と、彼女をスカウトした大阪で唯一のAVプロダクション……ここで暮らす人々、訪れる人々――様々な人間模様が描かれていく……
これは、観た事のない群像劇……これと言ってドラマの起きない内容はドキュメンタリー風ではあるのだが、映し出されているのは紛れもない“映画”なのだ。
描かれているのは、紛れもない大阪の街なのに、何処か異国情緒が漂う……それは、放浪者であるリム・カーワイ監督のセンスなのだろうか……「自分の居場所ではない」、場所だからこそ、しがらみや、世間体から解かれた人の本性が出る、と言う事だろうか……?
登場人物が同じ場所にいながらもすれ違うだけの展開や、まとまりを欠くエピソードなど、もどかしく感じる所もあるが、それもまた現実だよな、と思わされる。
その一方で、映画ならではの面白みも多い――道に迷った中国人観光客が、手助けした台湾人と意気投合。自由な台湾を羨むどころか、中国の先進性を誇り、
「台湾人は何で文句ばかり言うのか」
と食ってかかる、考えさせられるようなブラックユーモアが込められたシーン。
中国ビジネスマン接待のため、人気AV女優の斡旋を依頼されたブローカーが、韓国人風俗嬢を送り込み、
「中国人には日本人と韓国人の見分けは出来ないさ」
と嘯くシーン――実は、4人の韓国人風俗嬢役のうち、2人は日本人女優が演じており、日本人にだって見分けは出来ない、と言う現実を突きつけられるのだが……
惜しいのは、製作費も期間も限られていたせいか、警察署内や会見の様子など、一部シーンにリアリティがなかった事……殆どのシーンがロケで、リアルさを出していただけに、こうした部分に作り込みの限界を感じてしまった……
158分と長い映画で、これと言ったドラマも起きないのに、これが全然退屈しない。
これは見事な映画だ。
帰宅後、今日はあれこれ書き込み……昨年末に書きかけだったレビューを仕上げたものの、この書き込みが出来ずに寝落ち。
(これは今朝書きました……)
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