を読んだ。昨夜。
フレドリック・ブラウン著。
銀行強盗で盗まれた金をめぐり、カーニバルが血に染まる。
最初とにかく読みにくく先が思いやられたが、読み進む内に面白くなった。
なぜ読みにくいかというと、舞台が1950年頃のアメリカのカーニバルが舞台なのだが、そもそもこれがどういうものか想像できていなかった上に、スラングや略称などが頻出するので混乱していたのだ。
ここでいうカーニバルというのがいわゆるトラベリング・カーニバルで、しょぼい移動遊園地&サーカス&夜店みたいなものだと認識できてから、加えて人が1人死んでから(笑)は問題なく楽しめるようになった。
物語の流れとしてはブラウンらしいトリッキーなもので、まず主人公かと思わせていた者が殺される(笑)
その後は群像劇となるのだが、これがストリッパー、サディストで嫉妬深い投げナイフ師、知恵遅れの青年、呼び込み、占い師など、カーニバルの様々なメンバーがうまく描かれていて飽きさせない。
頭のいい占い師の調査で、表題である現金の在り処が次第にわかってくる展開も面白い。
少し残念だったのはラストの急展開で、特に「閃光」はちょっと唐突すぎる上に無理がある気がした。そこは毒かなにか、もっと地味にできなかったか。
総じてはとても楽しめた。
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