昨日、見逃していたNHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀 庵野秀明スペシャル」を観た。
これまで最長となる4年に及ぶ取材期間・通常の番組枠を超える75分の放送時間……これは見応えあり。
まぁ、これが出来るのがTVと言うメディアの強みだな……
番組としても、通常番組とは毛色が異なる。何しろ、冒頭、いきなりのナレーションが、
「この男に安易に手を出すべきではなかった」
だからね……何しろ、宮崎駿曰く「宇宙人」、社会的常識が通じない人(会社に来ない・何処にいるか判らない・連絡がつかない)相手の密着取材なのだから……
しかも、製作途中で、庵野秀明は、番組プロデューサーを呼び出し、製作方針に注文を付け始める……まぁ、朱に交われば赤くなる、と言う言葉通り、番組スタッフが庵野秀明に影響され、時間が進むにつれ、カメラアングルや構図に凝り、後半の安野モヨコのインタビューシーンでは、画面ブラックアウトで音声のみと言う放送事故寸前の演出をやるに至る、と言う……
アニメなのにプレヴィズを使用した製作過程(アクションにモーションキャプチャー使っているのは判っていたのだが……)は興味深く、編集やアフレコ、声優らへの演出なども面白い。
また、今回の映画、前半と後半でガラリと印象が異なり、終盤の妙な親切さが気になっていたのだが、終盤1/4のDパートはギリギリのスケジュールで製作され、庵野秀明自身、何よりも「きちんと終わらせる」事を重視しているのが判る……前半は「新しいものへの挑戦」があったのに、後半、スケジュールに追われてのアレか……なるほど。
まぁ、そうした所もエヴァらしいのだが。
うん、これは実に面白かった。
これ、東宝と組んで、「シン・エヴァ」の映像もたっぷり使って(この番組、映画公開中の放送なので、映画映像が使えない)出来上がりと対比するように仕上げ、劇場版として公開してくれないものだろうか……
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