仕事の後、TOHOシネマズららぽーと横浜で、
「新解釈 三国志」。
これは、実写版「銀魂」の福田雄一監督が、「三国志」を新解釈で描く歴史エンターテインメント。
主演の大泉洋は福田組に初参戦。
今からおよそ1800年前。中華統一を巡り、魏・蜀・呉の三国に分かれて群雄割拠していた時代。
後に英雄として讃えられる、民の平穏を願うひとりの男、劉備が立ち上がった――が、その実は……
この映画、「三国志」の劉備の義兄弟の契りから赤壁の戦いまでを描いていくのだが、西田敏行演じる歴史学者の新たな解釈、と言う体で、人物や背景を解説していく、と言うやり方で、「三国志」に馴染のない人でも物語について行けるようにしている辺りには工夫が見られる。
だが、「新解釈」と銘打った割には、劉備を、酔っ払っては大言壮語するいい加減な男としたのと、諸葛孔明の才は、妻の黄夫人のものだった、と言う程度でしかない。
どうせ福田コメディにするなら、もっと現代的なアレンジをしてもよかっただろうし、新解釈とまで言うならば、黄夫人を始め、「三国志」は女性が動かしていた、くらいの思い切りを見せなければならないのだろうか?
福田監督映画とは相性がよくない自分だが、思っていたよりも楽しめたのは、福田映画らしくなかった――アドリブによるくどいギャグシーンが少ない――のと、元の「三国志」が面白いからか。
もっとも、相変わらずギャグは寒く、滑り気味で、爆笑するよりも失笑するような笑いが多いし、渡辺直美が折角得意の踊りを見せているのに、それに音楽を被せず、踊り自体をギャグにしているなど、気の毒に思えるシーンも多いし、福田組初参戦の大泉洋は、どうやら、福田監督とのかみ合わせが上手く行ってないようで、らしさを見せられていない。
その一方で、橋本環奈演じる黄夫人の尻に敷かれるムロツヨシ演じる孔明、と言うのは面白く、この2人を中心にした方がよかったのではないか、と思った程だ。
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