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2020年12月08日06:25

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週末は……

 土曜、午前中にかかりつけのクリニックに行き、先週の検診結果を聞く。
 内視鏡検診の結果は、十二指腸のポリープは相変わらず。こちらは引き続き観察か。胃は潰瘍は治まったが、内部のひだが減りつるつるしていると言うのはあまりよくないらしい。あと、食道炎も変わらず。
 血液検査の結果は、コレステロール値が正常範囲に下がった……クスリの効果もあるが、この半年ほどで6kgほど体重落としたものなぁ。

 帰宅後、水槽の水替えをし、午後は映画。
 今日の1本目は、Kinoシネマみなとみらいで、
 「ミセス・ノイズィ」

 これは、昨年の東京国際映画祭で上映され話題を集めたサスペンスドラマ。
 監督・脚本は「ハッピーランディング」の天野千尋。

 小説家の吉岡真紀は、引っ越しして早々、アパートの隣人・若田美和子の生活音に悩まされる。早朝からの布団叩きに大声……スランプのせいで執筆がはかどらないせいもあり、真紀のストレスは溜まる一方。家族ともギクシャクする中、真紀は心の平穏を奪われていく。
 やがて、真紀は、美和子をネタに小説を書くことで反撃に出る。だがそれが予想外の事態を巻き起こしてしまい、世間を騒がす大事件へと発展していく……

 この映画、迷惑な隣人に苦労する物語……と思わせて、見方を変えれば、と言う話。
 ネタバレになってしまうので、詳しく書けないが、面白い、よく出来てるし、最後は感動。


 もう1本、今度は川崎に移動し、チネチッタで、
 「燃ゆる女の肖像」

 これは、昨年のカンヌ国際映画祭脚本賞およびクィア・パルム賞を獲得したラブストーリー。
 監督は「水の中のつぼみ」のセリーヌ・シアマ。画家のマリアンヌをノエミ・メルランが、貴族の娘エロイーズを「水の中のつぼみ」にも出演、シアマ監督の元パートナーであるアデル・エネルが演じている。

 18世紀、フランス。
 画家のマリアンヌはある貴婦人から娘エロイーズの肖像画を描くよう依頼される。望まぬ結婚を控えるエロイーズとマリアンヌはキャンバスを挟み見つめ合ううちに恋に落ちるが……

 監督が同性愛者、主演女優がそのパートナーと言う事で、なるほど、クィア・パルム賞も当然だ。
 同性愛者の監督らしく、男性はほぼ登場せず、台詞があるのは女性のみ。
 また、主演女優の硬質な美貌と、その目力が印象的。


 日曜は、シネマジャック&ベティで、
 「オリ・マキも最も幸せな1日」
 これは、世界タイトルマッチを控えて恋に落ちたフィンランドのプロボクサー、オリ・マキの実話を、16ミリフィルム、モノクロ撮影で映画化したフィンランド発のハートウォーミングなラブストーリー。
 監督のユホ・クオスマネンは、本作で長編デビュー。

 1962年、夏。パン屋の息子でプロボクサーのオリ・マキは、フィンランドのボクサーとして初めて世界タイトルマッチをアメリカ人チャンピオンと戦う事になる。
 周囲の期待を一身に背負い、フィンランドの誇りのために闘うはずのオリだが、幼馴染みのライヤに恋をしている事に気づいてしまう。
 試合が近づき、マスコミがオリを英雄に仕立てようとするのにもうんざりしたオリは、自分にとって何が大事かを考えて……

 これは、ボクシング映画と思わせて、世界タイトルマッチまでの数週間を、ただの「恋愛の記録」としてまとめている異色作。
 どう面白がればよいのか困惑するタイプの映画で、これを40歳でのデビュー作でやってしまうユホ・クオスマネン監督の度胸には感心する。
                                     
                 
 もう1本、これはブルク13で、
 「100日間のシンプルライフ」
 
 これは、フィンランドのドキュメンタリー「365日のシンプルライフ」を基に、ドイツの才人、フロリアン・ダーヴィト・フィッツが大胆にアレンジ、監督・脚本・主演を務めて製作したコメディ。

 パウルとトニーの2人は、幼馴染で、共に起業したITベンチャー業も順調、充実した日々を送っている。
 ある日、開発したアプリがアメリカの大手企業に高額で買われ、祝杯をあげる全社員の前で大げんかした2人は、酔った勢いである勝負をすることになる。それは、全ての家財道具を倉庫に預け、裸一貫で所持品ゼロの状態から1日ひとつずつ必要なモノを取り戻し、どちらが先に音を上げるか、と言う奇想天外な勝負だった……

 この映画だが、元となったTVバラエティの企画、というわけでもないのに、主人公たちがそんな大がかりで複雑なルールの勝負をする辺りにいささか無理を感じる――「酔った勢い」で、と逃げてしまっているが却って不自然だ。
 また、IT界の超大物に見込まれたり、買い物依存の女性と交際したり……とエピソードもてんこ盛り、あれこれ盛り込み過ぎたせいで収拾がつかなくなっており、シンプルライフを描く映画が、あれもこれもと盛り込み過ぎたせいで破綻する、と言うのは、何の皮肉か、冗談か、と言う結果になっているように思えた。


 今週は、火曜か木曜に、
 「シン・ヱヴァンゲリヲン劇場版 序」。
 水曜に、
 「魔女がいっぱい」
 の予定。
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