日曜、朝起きたら青空が見える。天気は予報よりもよさそう。
そこで、CBRに跨がる。
今日は、久々に首都高に上がってみよう。
朝まで雨が残っていたようで、路面はまだ濡れている所もあるが、新品のS22、グリップはしっかり、直進性も文句なし……むしろ、どっしり安定していて、バイクを遅く感じる程だ。
ただ、乗り心地は固い……ギャップでは時に突き上げを喰らう。
いつものPAで休憩の後、首都高で幸浦まで走り、ナップスで買い物。
欲しかったのは、これからの季節で、バイクから町歩きまで使えるジャケット……出来れば、以前持っていたクシタニのライディングコートのようなものが欲しいのだが、もう売ってないようだ。
あれこれ悩んだ末に、パーカースタイルのダウンジャケットを買った。あまりバイクウェアらしくないが、それでも肩・肘・脊髄にパッドが入っている。胸のプロテクターもつけられる。(ホンダのプロテクターがそのままついた)
うん、これにしよう。
値段は4万円と、結構な値段だが、まぁ、シーズン当初だけに仕方ない。
あと、指先が破れてしまったグローブも欲しかったのだが、これも既に冬物ばかり……仕方ない、これからシーズンはインナーグローブをはめる、この冬はこれで凌いで、春のセールでグローブは新調する事にしよう。
昼は、磯子漁協前のインドカレー屋のセット……うーん。
一時帰宅してバイクを置き、今度は電車で新宿へ……今日の映画は、
「薬の神じゃない!」。
これは中国で実際にあった実話に基づく映画で、中国で500億円を超える興行収入を上げた大ヒットとなり、中国では金馬奨で主演男優賞他、多数の映画賞を受賞している。
2002年、上海。インドの回春薬を売る小さな雑貨店を営むチョン・ヨンは、家賃も払えない程、困窮していた。
そんなある日、血液の癌である慢性骨髄性白血病を患ったリュ・ショウイーが店を訪れる。国内で認可されている治療薬は高価なため、安価なインドのジェネリック薬品を購入してほしいという依頼だった。
一度はその申し出を断りながらも、息子の親権を失いそうになり、病気の父が病院から追い出されそうになるに至って、チョンは結局、ジェネリック薬品の密輸・販売を決意する。
インドの製薬会社は、チョンに代理店となる事を求め、チョンは販売対象を拡大。リュ・;ショウイーの他、白血病の娘を持つポールダンサーのリウ・スーフェイ、患者の集まる教会のリウ牧師、不良少年ボン・ハオが加わり、密輸事業は大きく拡大していく。
だが、警察に目をつけられたことから、チョンはグループを解散し、販売権を詐欺師の男に譲ってしまうのだった……
これは、2014年に起きたジェネリック薬品に関わる陸勇事件を元にしている。実際、中国ではこの事件を機に、高額治療についての保険適用、ジェネリック薬品の認可が進み、それまで30%程度だった白血病患者の生存率が80%を超えるまでになったのだと言う。
映画としては、中国には珍しい社会派で、医療保険や薬事承認など、国の制度の問題点を指摘するのだ。それが、その後、民意に基づきあらためられた、と言う経緯があるにせよ、国に対して批判的とも取る事が可能な内容を、許されるギリギリを狙って描き、それを同時にエンターテイメントとして成立させ、それを大ヒットに結びつける豪腕ぶりには感心するしかない。
また、「戦狼」や、先日観た、愛国三部作の一作「フライト・キャプテン」など国威高揚映画が高い人気を集める一方で、政府に対し、批判的な立場を取り、人間らしくある事を願う市民の思いが社会を変える映画に人が集まる辺りは、中国の映画市場の健全さを示しているのではないだろうか。
主人公のチョン・ヨンを始め、人間味溢れる登場人物の織り成す、いささかクサいけれど、人情物語には感動させられるし、チョンの義弟の刑事が、法の執行官として「人の情を捨てろ」と求められているのに反発するなど、中国映画としてはなかなか危ない描写もある。
物語としては、やや陳腐な部分もあるものの、中国映画には珍しい社会派エンタメとして、大人気となったのにも納得だ。
映画の後、横浜に戻って、修理に出していた靴を引き取って帰宅。
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