土曜、午前中、父親の買い物につき合ってクルマを出す。
安楽椅子を買う、と言うのだが……ロドスタに積めるかな?
案の定、トランクには収まり切らず、駐車場で箱から出し、バラバラにしてトランクに一部、残りは助手席の父親に抱えて貰う……だからぁ、ロドスタで買い物はムリだって……
更に午前中に水槽の水替えも済ませ、午後は先々週にタイヤ交換ついでに12ヶ月点検に出したCBRの引き取り。
今回のメニューは、12ヶ月点検に加え、エンジンオイルとタイヤ交換……あ、ブレーキフルード換えてないが、これは減って来てるパッド交換と合わせてやればいいか……費用は¥61050となった。
タイヤはBSのバトラックスS22。
1サイズ太くなったリヤタイヤだが、違和感なく収まっている……それにしても、こんな溝の少ないパターンのタイヤ、履いた事ないなぁ……
早速、走ってみたが、やはり固い。また、姿勢も僅かに後ろ上がりになっているようだ。実際、径も大きいし、変形も少ないのだろう。
ただ、140→150でエアボリュームが増えたせいもあってか、意外なほど乗り心地は悪くない。
また、後ろのグリップが増えた分、直進性が強くなり、曲がり難くなるのでは、と思っていたが、これは意外なほどにアクションで軽くリーンし、最初はちょっと曲がり過ぎる、と思ったほど。
それでいて、直進性はビシっと安定、それでいて、軽い身のこなしでリーンしてくれるのだ、これは楽しい。
S22のインプレに「バイクに乗るのが上手くなった感じ」とあったが、なるほど、と言う感じだ。
明日は、久々に首都高に上がってみようと思う。
夕方、Kinoシネマ横浜みなとみらいで、
「ある画家の数奇な運命」。
これは、「善き人のためのソナタ」のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクが、現代美術界の巨匠ゲルハルト・リヒターの半生をモデルに綴ったドラマ。
出演は「ピエロがお前を嘲笑う」のトム・シリング、「ウルフズ・コール」のパウラ・ベーア。
ナチ政権下のドイツ。少年クルトは、若く美しい叔母エリザベトの影響を受け、芸術に親しむ日々を送っていた。ところが、エリザベトは、精神のバランスを崩し、強制入院させられた末、ナチスが進める安楽死政策によってガス室送りになってしまう。
戦後、成長したクルトは、東ドイツの美術学校に進学。そこで、亡きエリザベトにどこか面影の似た女性エリザベトと出会い、恋に落ちる。
だが、元ナチ高官の彼女の父カールこそが、エリザベトをガス室送りにした張本人だったのだ……
これは、ゲルハルト・リヒターの絵画世界が如何に生まれたのか、を描く物語だが、ドナースマルク監督は、そこにドイツ人とドイツの芸術が如何なる苦難の歴史を経て来たかを重ねて描いていく。
ナチス・ドイツ体制下において、“退廃芸術”とされた現代芸術、戦後、東ドイツの社会主義体制では、芸術は社会と人民の為にあるとされ、クルトの亡命により、作品の価値を問わずに彼のフレスコ画は塗りつぶされた。
そうした弾圧に対するアンチテーゼとして、西ドイツ・デュッセルドルフ芸術大学では、現代芸術は先鋭化し、「何をやってもいい」と言う状況となるが、そうなればなったで、今度は自分の表現すべきものを見失って行く……と言う本筋の展開はいいが、本作は話があちこち発散し過ぎている印象。
「数奇な運命」と言う邦題の理由でもある、義父が叔母の死を指示した、と言う巡り合わせ……どうやら事実もその通りであるようだが、これにかなりの時間を割くのに対し、映画は、クルトがその事実を知るまでを描かない……これには、ちょっと肩透かしを食ったような感じもした。
映画としては、クルトの描く、写真を元にした絵画は、実際にゲルハルト・リヒターの助手としてその製作に携わった人物が描いており、ある意味、本物の製作過程が垣間見られる訳で、これは興味深く観られた。
主演のトム・シリングは、あまりドイツ人らしくない華奢で少年っぽい感じの俳優で、芸術家志望の青年を好演。また、パウラ・ベーアが脱ぎっぷりよく、その美しい肢体には目を惹かれた。
歴史考証から当時の再現まで、ドイツ映画らしく細部までよく出来ているが、理屈っぽい上に、ユーモアも堅く、3時間を超える上映時間はさすがに長く感じた。
夕食は疲れているせいか、あまり食欲なく、横浜駅のドトールで、大豆バーガーとコーヒーで終了。
帰宅後、何も出来ずに横になったらぐっすりで、気づいたら4時、と言う有様だった。
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