金曜は、定時で仕事を上がり、ららぽーと横浜へ……しかし、渋滞が酷く、到着したのはほぼ19時……久々に「一品香」のニラレバ定食を食べて映画館へ。
今日の映画は、
「エジソンズ・ゲーム」。
これは、19世紀末のアメリカで、誕生間もない電気の覇権を巡って繰り広げられた“電流戦争”を豪華キャストで映画化したもの。
1880年。アメリカは電気の誕生による新時代を迎えようとしていた。発明王として名高いトーマス・エジソンは、資産家のJ・P・モルガンの支援によりエジソン・エレクトリック社を設立、電力事業に乗り出した。
一方、ガス灯を普及させ、エアブレーキ事業で成功した実業家ジョージ・ウェスティングハウスは、給電可能な距離が短く、大量の発電機が必要なエジソンの直流方式よりも、遠くまで電気を送れて安価な交流方式の方が優れていると主張して電力事業に参入。
だが、交流方式ではモーターが出来ず、電力の動力利用が出来ないのがネックだった。そこで、若き天才発明家、ニコラ・テスラは、交流モーターを発明、効率的な交流方式への切り替えをエジソンに提案するが、一蹴されてしまう……
この映画が面白いのは、発明王と崇められながら事業では失敗続きのエジソンを主人公とするならば、好人物で天才の主人公が、金にものを言わせる資産家に押し潰される悲劇の物語としがちな所を、エジソンを偏屈で高慢な男と描き、ライバルのウェスティングハウスの方を好人物とした所――映画ではジョージ・ウェスティングハウスを演じるのはマイケル・シャノンで、アクの強い人物を演じる事も多い彼だけに、予告編を観た時点ではてっきりありがちな悪役か、と思っていただけに意外に思えた。
また、エジソンとウェスティングハウス、それぞれの夫婦の話になっている……妻を失ったエジソンが時に道を外れて暴走するのに対し、妻に支えられたウェスティングハウスは道を踏み外しそうになっても踏み止まる事が出来た、と言う対照を見せているのだ。
他にもJ・P・モルガンや、ニコラ・テスラなど、名前だけはよく知られている人物が電気事業の発足時に関わっている、と言うのも興味深く観られた。
そして、この映画、通常の歴史もの以上に夜のシーンが暗く、それが電気の普及と共に明るく描かれて行くなど、電気の灯りが如何に世界を変えたか、判り易く見せてくれるのもいい。
物語としては、エジソンが交流電気の危険性を知らしめる為に電気椅子の開発に密かに関わっていたなど、知られざる歴史を盛り込み直流vs交流の覇権争いを、凝った映像と演出で描いて行くのだが、物語としてはいささか盛り上がりに欠ける印象。
そして、最後に見せるのは、これもエジソンの発明である動く写真――映画の誕生を描くのだけど、これがいささかとってつけたような印象で、これは上手く活かして欲しかったなぁ……
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