5月連休1日目。
でも、何処へも行けないなぁ……
午前中にかかりつけのクリニックに行き、その後、水槽の水替え。
午後は、仕方ない「仮設の映画館」で映画を観よう。
http://www.temporary-cinema.jp/
これは、首都圏のミニシアターが上映予定だった映画をネット公開し、映画料金を映画を観たつもりでミニシアターへ振り込む、と言う仕掛けだ。
それで、今日は、
「グリーン・ライ エコの嘘」
を観よう、と思う……これは、4月5日、外出自粛しなければシアター・イメージフォーラムで観た映画だから。(一応、東京に行くのは自粛したのだ)
映画 「グリーン・ライ エコの嘘」は、ドキュメンタリー作家のヴェルナー・ブーテが、環境ジャーナリストのカトリン・ハートマンと共に、“環境に優しい”と言われる商品の実態に迫るドキュメンタリー。
ヴェルナー・ブーテ監督とカトリンは、オーストリアのスーパーマーケットから旅を始め、インドネシア、米国、ドイツ、ブラジルなど、グリーンウォッシングの裏側で行われる甚大な環境破壊の現場を訪ね歩く。
そして“エコの嘘”の被害者やNGO、“嘘はついていない”と主張する企業の当事者たちと面会し、世界で何が起きているのかを明らかにしていく。
映画が描くのは、一般に“環境に優しい”と信じられているパーム油生産における環境破壊から始まり、BPのメキシコ湾原油流出、ドイツの石炭採掘、ブラジル原住民からの土地搾取……と世界各国における環境問題について描いていく。
サスティナビリティを謳う環境優良企業が数千ヘクタールものインドネシアの原生林を焼き払い、それを「山火事だ」と誤魔化し、「植林」と称してパーム椰子の畑にしている事――2015年にはそれで10万人が死に、50万人が煤煙による喘息で苦しんでいると言う――そして、メキシコ湾での原油流出事故で、BPは原油を「回収した」と報告しつつ、実は薬剤で海に沈めて放置していると言う告発には、怒りすら感じた。
そして、脱炭素の優等生であるドイツが未だ国内に巨大な炭鉱を有し、世界の石炭の1/4を扱い、石炭で発電を行っている、と言う事実には驚かされる。
自分は仕事柄、これらの問題に関しては予備知識はあったもののやはり目の当たりにするとインパクトは大きいし、そんな知識がなかったら、これは衝撃の内容だろう。
しかし、映画としてはいささか残念な出来。
劇映画並に作られたカット、淀みなく流暢な会話など、どうにも「作られた」感が出てしまって、ドキュメンタリーとしてのリアリズムに欠けた印象がある一方で、映画のシーンの殆どが会話シーンであって面白みに欠ける。
勿論、インドネシアの一面の焼け野原や、ドイツの巨大炭鉱など、インパクトの強いカットもあるし、スタッフはそうしたいい「絵」を撮っているだけに、もっとこれを活かしてビジュアルインパクトが欲しかった、と言うのが正直な所。
また、物事に対し、真摯なのは好感が持てるが、ユーモアが足りないとも思えた。
映画が導く結論は、新自由主義が生み出したグローバル企業は最早信用するに値せず、その中で如何に個人として賢い消費者になる事、そして、ブラジル先住民の言葉を借りて、他者の価値観を否定しない多様性の容認が明日への可能性だ、とする。これは観た人の姿勢を問う、重い問いかけと感じた。
今日はもう1本。こちらは気楽な内容で、
「セトウツミ」
を観た。
明日もまた配信映画かなぁ……
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