mixiユーザー(id:124952)

2020年01月14日12:54

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日曜は……

 日曜日。
 土曜にまた飲みに行ったせいもあり、なかなか風邪が抜けない……まだ熱っぽいのだけど、今日の映画のチケット、もう買っちゃったんだよね……

 そんな1本目は、109シネマズ川崎で、
 「ティーンスピリット」。
 これは、エル・ファニング主演、歌手を目指しオーディション番組に臨む少女を描く音楽青春映画。
 俳優で、現在、エル・ファニングと交際中と言うマックス・ミンゲラの初監督映画となる。

 イギリスのワイト島で母親と暮らすポーランド移民の少女ヴァイオレット。学校生活とバイトと家畜の世話に明け暮れる彼女は、歌手になることを夢見ていた。そんなある日、人気オーディション番組「ティーンスピリット」の予選が地元で行われることを知った彼女は……

 この映画、設定に多少の面白味はあるが、ストーリーやドラマに厚みはなく目新しさにも欠ける。しかも、青春映画の割には、輝くような若さや溌剌とした躍動感が感じられず、全体的に陰鬱な感じなのも減点材料。
 音楽映画としては、実際にエル・ファニングが歌ってみせる、と言う見せ場はあるものの、ステージ演出がなってない。ステージの背景照明で、歌手がシルエットでしか見えない、とかあり得ないだろ……
 また、コンテストを勝ち上がって行く物語なのに、対戦相手を描かず、ライバルも登場せず、ステージパフォーマンスはエル・ファニングしか見せない、と言うのではドラマとしては一方的で盛り上がり要素を欠く、といいところなし。
 エル・ファニングと、彼女の歌唱シーンを鑑賞する、と言う目的以外では全く勧められない映画だ。

 「ティーンスピリット」
 の後、川崎で昼食。横浜に戻ってブルク13で、
 「フォードvsフェラーリ」。
 これは、1960年代、ル・マン24時間耐久レースで絶対王者フェラーリ社に挑んだフォードの戦いを活写した伝記ドラマ。

 アメリカ人として初めてル・マン24時間レースを制したものの、心臓病でレーサーを引退したキャロル・シェルビーは、小さな自動車会社を営んでいた。そんな彼に、フォード・モーター社からあるオファーを持ちかけられる。
 それは、ル・マンで5連覇中の絶対王者、フェラーリに勝て、と言うものだった……

 これは、意地と誇りと名誉を賭けてクルマを駆る男たちのドラマ。
 映画は、「純粋」過ぎる為に社会からはじき出された人物として、ケン・マイルズを魅力的に描き、そんな彼と、シェルビーとのバディ・ムービーとなっている。
 実際には、GT40を仕上げたのは、シェルビーの片腕とも言えるエンジニア、フィル・レミントンで、エンジニアでもある私的には彼の物語の方が面白そう、と思ってしまうし、GT40が出来上がる所までを省いた展開にはちょっとがっかり。また、フォードの官僚体質を副社長のレオ・ビーブひとりを悪役にして背負わせてしまうのも、いささか食い足りない感じ……まぁ、映画は映画。こうした脚色は仕方ない所だろうか。

 その一方で、実際にクルマを走らせて撮影した走行シーンの迫力は素晴らしい。カメラアングルにも臨場感があり、エンジンサウンドの車種ごとにしっかり変わっていてリアリティがある。これは劇場の大スクリーンで観る価値あり。

 ドラマとしては古臭い作りなのだが、これは多分に時代劇である事を意識しているのだろう。
 クルマの運転技量を競い合う時代は過ぎ去りつつあり、ケン・マイルズに、
 「あのフォードが、フェラーリに勝つクルマを作るなんて、どれだけ時間が必要なんだ?200年、いや300年か」
 と揶揄されたフォードも、それから50年かそこらで乗用車生産から撤退する、と言うのだから……これは、そんな郷愁をも感じさせるドラマになっていると思う。

 
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