18日、水曜は、TOHOシネマズ海老名で、
「ぼくらの七日間戦争」。
これは、1988年に宮沢りえ主演で実写化された宗田理の同題小説の続編に当たるアニメーション。
高校生の鈴原守は、思いを寄せる千代野綾が引っ越すと聞き、一緒に家出を決行。仲間と共に古い石炭工場に立て籠もる。
だが、そこで不法滞在のタイ人の子どもと出会い……
この映画だが、全ての点でレベルが低い。
アニメとしては、止め絵でさえキャラ作画が崩れるレベルだし、演出も稚拙。
物語の方も、子供だましだ。作品テーマとしては、「子供と大人の戦い」なのだけど、大人側がまるで大人らしい理屈で動かないので、子供同士の陣取りゲームにしか見えない、と言う……
不法滞在の子供を、不法滞在の親に引き渡してめでたしめでたし、と言う何も解決してない決着には納得出来ないし、七日間の「戦い」を経て、成長した感が見られないとか、状況は変わらないのにそれをよしとしている辺りは子供でもおかしいと思うのではないか?
結局、企画意図としては「君の名は。」的なものが欲しかったのだろう。音楽の使い方などはかなり意識している感じだ。
だが、「そんなパクリに引っかかるのは子供だけだから、子供だましの内容でいい」と言わんばかりの内容には、正直腹が立つぞ。
20日の金曜は、TOHOシネマズららぽーと横浜で、
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」。
これは、こうの史代のコミック「この世界の片隅に」を、アニメーション映画化したもので、2016年の公開版、約30分の新規シーンを追加した別バージョン。主人公すずの夫、修作の想い人であった娼婦リンとの交流シーンなどが追加された。
この映画だけど、驚く事に、全然違う印象を与える作品になっていた――これは、「女」の話じゃないか。「戦争に翻弄されたひとりの少女」の話じゃなくなってる!
いや、むしろこれが本来、こうの史代が描いた物語だったのだ。
それを映画化するに辺り、当初、予算も時間もなく、2時間で収める為に、リンのエピソードを切り、原作とは違うけれど、より普遍性を持たせた。
それは同時に、子供にも判るようにして広く支持される狙いもあったのだろう。
そして、狙い通りにヒットし、資金と時間を得て、本来の物語に回帰した、と……今度の映画は、子供には判らない、と言うよりも子供に見せるのを躊躇するような内容を含んでいる……まぁ、これは観る人を選ぶよな……
うーむ。
片さん、すげぇ。やっぱり天才だ。
21日、土曜は、TOHOシネマズ上大岡で、
「僕のヒーローアカデミア ヒーローズ:ライジング」
これは、TVアニメ化もされている堀越耕平の人気漫画の劇場版第2弾。
出久たち雄英高校ヒーロー科1年A組は期間限定の校外ヒーロー活動のために、離島・那歩島で駐在ヒーローとして働いていた。そこに、ナインが指揮する謎の敵ヴィランたちが襲来し、島の施設を破壊していくが……
これは、さすがによく出来てる、面白い。
1年A組の、あの大人数にキチンと役割を振り分け、ちゃんと見せ場とドラマを作り上げている……惜しいのはクライマックスがちょっとクドい。
かっちゃんとの“ダブル・ワン・フォー・オール”が感動的だったので、アレで決めて終わりでよかったと思うんだがなぁ……
土曜、2本目は、
「テッド・バンディ」
これは、アメリカ史上最も凶悪といわれたサイコキラー、テッド・バンディを描く犯罪ドラマ。
30人以上の女性をレイプして殺害、IQ160の頭脳と美しい容姿で司法・メディアを翻弄したテッド・バンディ。
しかし、一人殺されなかった女だけが知る真実があった。
これは、ちょっと面白いい切り口での映画化だ。
まぁ、テッド・バンディはこれまでに幾度も映画になってる、今更、その猟奇的な犯行を描くのではなく、彼の潔白を信じた女の葛藤を以て描くと言うのには見応えがあった。
22日の日曜は、毎年恒例、野郎だけのクリスマスのお出かけで、今年は大洗の水族館へ。
まずは、那珂湊の魚市場で腹ごしらえ。
天気がちょっと残念だったけど、それでもまぁ楽しかった。
今回は、各水槽のイベントをほぼ全部見て、ショーまで見たので、時間目一杯。
(さすがにバックヤードツアーに参加する余裕はなかった……)
やはり、水族館は楽しいね。
25日の水曜は、午後、自工会⇒本社へ外出。
その後、恵比寿ガーデンシネマで、
「ブレッドウィナー」。
これは、カナダの作家デボラ・エリスによる児童文学「生きのびるために」を原作にしたアニメ。
監督は「ブレンダンとケルズの秘密」の共同監督を務めたノラ・トゥーミー。アンジェリーナ・ジョリーが製作総指揮を務めている。
アフガニスタンに住む11歳の少女パヴァーナ、ある日、教師でもある父が「女に本を読ませた罪」でタリバンに連行されてしまう。
それから、家族の暮らしは一変した。タリバンにより、女性はひとり出歩く事が出来ない。男手のない一家は、市場に買い物に行くさえ出来ないのだ。
パヴァーナは髪を切り“少年”となって、一家の稼ぎ手として町に出るが……
イスラム原理主義のタリバンの悪行はよく知られています。
本来、女性を護る為のイスラムの教えが、女性を迫害していく、と言う本末転倒な状況……原理主義の歪みを見せる本作は、本格的な社会派作品となっています。
これは多くの人に観て貰いたい映画ではあるものの……やはり、こう言う映画は誰も観に行かないのだよなぁ……
実際、日本では、
「社会の暗部、貧困や差別などを映画で描くのは文明国のする事ではない」
と非難されてしまうのだから……そうした「文明国の作る映画」(ディズニーの事かな?)さえありゃいいんでしょう……
金曜は最終日だし、休暇取得推進日なので、有給休暇をとった。
とりあえずは部屋の片づけなど。
「ヒックとドラゴン 3」
を観に行こう、と思っていたのだが、これ字幕版は神奈川県上映なし。
新宿or日比谷まで行かないといけないのだ、これはちょっとムリ。
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