土曜は、午前中に医者に行き、不動産屋に行き、そんでもって水槽の水替えをし、と週末の用事を片付けたら映画に行こう。
最初は、
「火口のふたり」
を観に行こうか、とも思ったのだけど、さすがに真っ昼間から観る映画でもないよなぁ……と考え直し、久々にバイクで出掛ける事にした。
戸塚のナップスに行こう、と思ったのだけど……酷い渋滞で夕方の映画に間に合う時間に戻れない、となって途中で引き返す羽目に……何の為に出掛けたのやら。
夕方、シネマジャック&ベティのサイレント映画ピアニスト、柳下美恵による即興演奏「柳下美恵のTHEピアノ&シネマ」を観に行く。
今日は、サイレント映画時代の喜劇スターのひとり、ハロルド・ロイドによる、
「猛進ロイド」
活動弁士なし、ピアノの即興演奏のみで観るサイレント映画、これがこんなに楽しいものとは思わなかった。
明日は、喜劇王、バスター・キートンの
「キートンの蒸気船」
との事。明日も観に来よう。
その後、引き続きシネマジャック&ベティの「よこはま若葉町多文化映画祭」で、今日は、
「ヒューマンフロー 大地漂流」
これは世界が注目する破天荒な芸術家にして、人権活動にも尽力する中国のアイ・ウェイウェイが監督を務め、世界的な問題である難民の現状に迫るドキュメンタリー。
ギリシャのレスボス島を中心に、23カ国・40箇所の難民キャンプで撮影とインタビューを敢行。貧困、戦争、気候変動など、様々な理由で増加し続ける難民を何年にも渡って取材し、世界的な問題となっている難民危機の現状を明らかにする。
青い海、白い波頭、その中を行く船にぎっしりと詰め込まれた人々のオレンジのライフジャケットが鮮やかに浮かび上がる……そんな印象的な空撮映像で始まるこの映画。
さすが、芸術家が監督を務めるだけあって、正にその1カットが印象的なものが多数ある。
インタビューも多く、印象的な語句も多いのだけど、解説が殆どなく、難民問題の、その現場ひとつひとつを子細に捉えるのだけど、その背景や、全体像には言及しない。
監督のアイ・ウェイウェ自身が、この現実に途方に暮れているように思えるのだけど、彼自身が祖国・中国から追放され、戻れば自由を失う、と言う、正に難民と化しているからかも知れない。
(中国の状況と、その難民を描いていないのが物足りなくもあるが、考えてみれば監督自身が難民なのだ)
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