mixiユーザー(id:124952)

2019年06月03日22:38

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週末は……

 週末は、土曜日に映画2本。
 1本目は、
 「長いお別れ」。
 これは、中島京子の同題小説を「湯を沸かすほどの熱い愛」の中野量太が映画化したもの。
https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=124952&id=4738782
 これは認知症を患った父を送るまでの7年に渡る家族の記録。
 病が人を変え、家族を変え、そして死と言う別れに向けて歩むドラマに、様々な家族の問題を盛り込んで行く……確かにこれは見応えのある物語。
 意外なのは、そんな重くなりがちな物語なのに、意外にもコミカルな場面を仕込んでいる事。
 演者が何れも巧みなだけに、自然な描写の中に滑り込ませた笑いに幾度も頬が緩んだ。
 
 また、中野量太監督は、前作の「湯を沸かすほどの熱い愛」もそうだったが、映画の中でクライマックスとする所が何だかズレているような感じがして仕方ない。本作のクライマックスとなっているメリーゴーランドのシーンも、どうにもピンと来なかったな。

 2本目は、
 「LUPIN THE ��RD 〜峰不二子の嘘」。
 これは、モンキー・パンチの傑作コミック「ルパン三世」を、小池健が連作アニメとした「LUPIN THE IIIRD」シリーズの第四弾。
https://mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=124952&id=4738791
 このシリーズは、TV版第2シリーズ以降、誰にでも楽しめる娯楽作品となったアニメ版の「ルパン三世」を、コミックそのままの1970年代劇画世界へ引き戻そうとするもの。
 絵のタッチは原作コミックに近く、レイティングもPG12と子供向けではない事を明確にし、言葉少なく、おちゃらけた部分のほとんどないルパンと次元、ふたりとも、脅しも殺しも躊躇せず、雰囲気は完全にハードボイルド。
 そして、今回のエピソードで中心となる不二子と来たら、色仕掛けに加え、子供を騙す事も厭わない悪女ぶりがいい――まぁ、それでも子供相手には自慢の色仕掛けが通じず、途方に暮れるシーンもあったりするのだが。

 これまでのシリーズの中で、肌は晒しても心の中だけは見せなかった峰不二子……本作も、その“嘘”は描いても、その“謎”には届かず、”謎の女”の肩書きは揺るがぬまま――かわいい所を見せたかと思えばするりと逃げ出して行く、そんな所も彼女らしくはあるのだが。


 日曜も、映画2本。
 まずは、ジャック&ベティで、
 「僕たちは希望と言う名の列車に乗った」。
 ――これは結構人気なのでは、と警戒。1時間も前に劇場に行って、番号の若い整理番号を貰ったのにかかわらず、昼食の後、戻る時間を間違えて、ほぼ最終入場……意味がない。

 これは、「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」のラース・クラウメ監督による、史実に基づく人間ドラマ。
 1956年、冷戦下の東ドイツで、ハンガリー動乱を知った高校生たちが行った黙祷が、反革命的行為として国家機
関の目に留まり、政治的弾圧へと発展していく……と言う物語。

 この映画だけど、日本での配給は朝日新聞。
 社会主義と共産党を悪者とする映画を、朝日新聞は公開するんだ。
 この1点で、朝日新聞社が、ネット民の言う、「アカ」でも「左翼」でもないことが判る。
 朝日新聞社の基本姿勢は「反権力」……と言うのは言い過ぎか、「政治権力に疑問を呈する」としておこうか、とにかく、右も左も関係ない、と言う事は認識しておいた方がよいと思うな。

 2本目は、ブルク13で、
 「コンフィデンスマンJP」。
 結局、観た。
 まぁ、面白かった。ドンデン返しに次ぐドンデン返しとなる終盤の展開には「やられた」と思う人も少なくないだろう。
 長澤まさみは、ハイテンションで見せる変顔から、しっとりとした大人の女の表情まで振り幅大きく、「オバサン」とか「ババァ」と言われる自虐ネタも容認するなど、コメンディエンヌとしての覚悟も充分。
 エンドロール後のオマケシーン、AKB風のミニステージでのアイドルグループパフォーマンスでは、前田敦子を従えて堂々のセンター。これは気持ちよかったのではないか?
 それにしても、このシーンでの前田敦子は、メイク、表情、唄と踊りのレベルが他の3人と桁違い……これが「絶対的エース」の存在感と言うものか。
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