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あきらめるな!地球温暖化防止コミュのアル・ゴアのエネルギー演説

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7/16の、
”In a speech in Washington, DC, Nobel Laureate and Former Vice President Al Gore will issue a major challenge, essentially pressing the "reset" button on how we think about energy and climate, and how we can create prosperity in America.”
Cathy Zoi CEO
http://www.wecansolveit.org よりのメール

 そうであってくれればいいなあと、非常に期待はしていたんですが、どうもアル・ゴアの「ピークオイル宣言」と呼んでもいいものか、呼べないものか、判断が今のところつきません。
 米国のマスコミでのピークオイル論の蔓延している文脈ならそう呼んでしまっていいものかもしれません。(日本での伝えられ方は別でしょうが。)


 まずはYouTubeの映像からどうぞ。


 NYTimesのAndrew Revkin記者が、
The (Annotated) Gore Energy Speech
http://dotearth.blogs.nytimes.com/2008/07/17/the-annotated-gore-climate-speech/?hp
ゴア氏のスピーチ原稿を、コメントつきで載せています。

 「我々は中国から金を借りて、ペルシア湾から石油を買い、それを燃やすことで地球を破壊している。その行動パターンを全部変える必要があるのだ。」
「しかしこの複雑な問題の絡まり具合全体について共通な紐を見つけて解きほぐせば、すべての答えが我々の手の中にあることに気づくだろう。答えは、化石燃料への依存を終わらせることにあるのだ。」

 Andrew Revkin記者は、ゴア氏が、温暖化「だけ」が惑星にとっての非常事態だ、という当初の姿勢を変えて、エネルギー問題と国の経済危機、安全保障問題そして気候変動の複合危機に対する共通の解決策として、化石燃料への依存をなくす(10年間で電力を脱炭素化する)という提案を、米国大統領選の候補者に求める提案をしたと指摘しています。


 大胆な提案を、超党派で両政党のオバマ氏、マケイン氏両候補に(+リバータリアン党の大統領候補ボブ・バール氏にも)求めることで、大統領選への温暖化問題の浸透を図る、という、アル・ゴアのここ数年間の対温暖化キャンペーンの集大成の位置づけにある演説なのでしょう。

 他にも演説から仮訳、引用しておきます。
「再生可能エネルギーがまだコストが高すぎるという人たちへ尋ねよう。世界中で増加し続ける需要を満たすために急速に減耗しつつあるエネルギー源に我々が頼り続けさえすれば、石油と石炭のコストは増加を止めるというのか?石油と石炭への需要が高まれれば価格は上がる。しかし太陽電池への需要が高まれば価格はしばしば下がるものだ。それが違う点だ。一つの燃料は高くてますます高くなる。もう一方は永久にタダだ。」

「ガソリン価格の真実を聞きたいだろう。こうだ。特に中国のような地域での石油需要の爆発が、新油田の発見速度を圧倒しているため、石油の価格は石油会社が何を約束しようが上がり続けるのだ。そして政治家は、(石油会社に減税することで)短期的にガソリン価格を安くすることはできないのだ。」

 このあたりはスループットの限界を十二分に認識した表現で「ピークオイル宣言」に限りなく近いとは言えますし、このレトリックは強力です。

 が、彼の限界は、やはり政治的な提案である以上、国内の政治力学を慮って?、食糧危機問題への言及とバイオ燃料の推進への批判を手控えたことでしょう。
 これはバイオ燃料がアメリカの聖なる牛になりつつあるということでしょうか?

付記:何度もビデオを聞き続けているうちに、バイオ燃料の言及がない、程度のことはどうでも良いことのように思えてきました。

「もし」本当に米国人がこの演説で奮い立つなら、バイオ燃料の問題にも正面から取り組むことができるでしょう。それだけの力のある演説でした。

「政治的意思は再生可能な資源である」アル・ゴア
という言葉が思い出されます。

参考:
Over the Rainbow戦略:ピークオイル危「機」を梃子に温暖化対策を
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/2175.html
拙ブログ『ん!-ピークオイル時代を語ろう-』
http://ピークオイル.jp

mixiにもコミュ『ピークオイル』  があります。
http://c.mixi.jp/peakoil

コメント(3)

もう一つ参考
ん!ニュース短信その1 にも、2006年時点のアル・ゴアのピークオイルについての見解があります。
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/forum2/2611.html
 おそらくは、この演説と同様の問題意識に基づいて作られているのが、レスター・ブラウンの『プランB3.0』の本なんだと思います。

本の紹介:『プランB3.0』byレスターブラウン
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/14518.html
ピークオイルについてはレスターブラウンと親交のある枝廣さんの本がわかりやすいと思います。

エネルギー危機からの脱出 最新データと成功事例で探る“幸せ最大、エネルギー最小”社会への戦略
http://www.amazon.co.jp/dp/4797347198

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