ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

みちこの映画コミュのブラインドネス

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
『シティ・オブ・ゴッド』『ナイロビの蜂』のフェルナンド・メイレレス監督・・・

今回は一体どうしちゃったのでしょう。
いつも映画の後ろにドーーンと立っている、決してブレないテーマがぼやけてしまっています。
何が言いたかったのかわかりません。
テーマがブラインドネスって感じ(笑)


突然失明する伝染病が蔓延し、収容所に押し込められた人々。
それほど設定に無理があるとも思えないのだけど、
メイレレス監督お得意のリアリティーがあまりない。

たとえば人であふれかえる収容所で、銃を持って仲間らとつるみ、やれ金を出せ、
女を出せだのと人々を脅すガエル・ガルシア・ベルナルの存在。

わたしは彼の行動が理解不能でした。 
あの状況で金が要るのだろうか?
感染者が増え続けることを考えれば、もはや金なんてなんの価値もなく、
生きていくためには食糧が大事。 
「食糧を分けてほしければ金を出しな」なんて、仲間とつるんでヘラヘラ金品集めをしてるなんて
極限状態の中ではありえないですよね〜
その銃をぶっぱなして食いぶちを減らそうとするのが筋だと思うのですが。 
ただのバカだったのかしら? 
とにかく話がちょっとズレてるんですね。。

伊勢谷友介も、コケる演技が多く(笑)時々コメディーに見え、
木村佳乃も若干気負っているような演技。
でも、2人とも初めから最後まで出演していて、健闘していたと思います。

さて、不思議なのはジュリアン・ムーアの存在です。
彼女だけが何故か一人だけ感染せず「見えている」。
眼科医の夫と共に収容所へ入り、見えることを隠しながら、人々を助けます。

映画の終盤、収容所の外の教会で、目隠しをされたキリストやマリアの像が出てきます。
それが、暗に何かを示しているのかなと思いました。
(・・というよりメイレレス監督なら何かいわんとしてるのかな、と思いたくて)
ジュリアン・ムーアとその夫は、マリアとヨセフを彷彿とさせるなあ・・とか、ね。

自分だけ見えているというのは、見えないことより悲惨なのかもしれませんね。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

みちこの映画 更新情報

みちこの映画のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。