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[青春の死〜音楽はいま〜]コミュの[青春の死 7]

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 ここで一転して海の向こう(アメリカまたはイギリスなど)の歌謡曲=ヒット曲に目を転じたらどうなんでしょうか?アメリカで生まれているヒット曲は今でも"世界を席巻する"ようなパワーはあるのでしょうか。
 残念ながら研究不足で語ることはできません(あちゃ、また・・?)。ただ別の方向から見てみると、例えばミュージカルや映画のテーマ曲からヒットが生まれるのが常だったという現象はどうか。今はむしろ逆です。かつて流行った曲を新しいミュージカルに充てている。日本でも上演された『マンマ・ミーア』もアバの曲による構成だと聞きます。たしかE.プレスリーの曲を使ったミュージカルもあるといいます。映画は言わずもがな。H.ヒューストンが歌った『ボディーガード』の挿入歌もそうでした。
 また最近のM.ジャクソンの衰退・奇行ぶりはまことに残念ですが(まあジャクソンファイブの末っ子時代から歌っていたのですから仕方ないですけど)かの有名な『スリラー』のプロモーション・ヴィデオの映像の完成度を頂点に、あとは何をやってもそれを越えられなくなってしまったのでしょうか。それでは、歌う曲全てが音楽性が高く、また親しみやすかったS.ワンダーは最近どうしたのでしょう?誰かご存知ですか?
 そして・・・その後は"大物"と呼べるような人は見当たらなくなったようです。これはもうかなりこじつけかもしれませんが、歌謡曲の衰退は日米ともに似ている所があります。それは"メロディーの衰退"です。かつて心を溶かしたような、鳥肌を立たせたような、アドレナリンを逆流させたような歌の骨格としてのメロディーに出会わなくなりました。
 でもアメリカはさすがに英語圏であり、世界を相手にビジネスをやっています。超がつく大物はいなくとも、たぶん商売的にはうまくやっていくでしょう。それはハリウッドなどと同じです。
 さてそのことを踏まえた上で最後の"大物"について、その「生死」を考えます。

 出ました!「日本のポップス(J-POP)」です。
 ほんとうはその系譜というものを(例えばマイミクかじやんさんのように)詳しく検討すべきなんでしょうが、わたしは評論家ではないのでデータに基づいてということはできません。したがって当然"山勘"となります。歴史的な見方をバッサリ止めてしまいます。お許し下さい。
 まず結論をわたし流に言います。「J-POP」はガキです(あちゃ〜
そんな直接的な・・・)。ガキと言う言葉が不適切であればまだ「幼児」です。もちろん当面「死」の心配はありません。でも未熟児どころか過熟児です。昔は健康優良児といいました。今はちょっと危ないです。つまり音楽的に未熟なのですが商売的には売れちゃうという現象です。アメリカは音楽的な成熟がある程度なければ商売的にも売れない・・というところがあるのですが、日本はグロテスクなまでに経済(商売のシステム)が発達している国なので、そのシステムに乗る商品を後から探していくようなところがあります(マルチ商法もそうです)。なかなか成熟を待てないのです。太陽の光を浴びせる代わりに温室で効率よく育てたりするのと同じです。その代わりプロモーションにはすごくお金を使います。その辺のことは前出のかじやんさんのほうが詳しいでしょう。
 日本の歌謡史は戦後「民謡」「邦楽」「新内」が死んで伝統芸能=ファイル化され「歌謡曲」から「演歌」と「ニューミュージック」がそれぞれ分化していき、前者はいまや瀕死状態、後者は「J-POP」という新たな子供を産み落とすことで生き長らえているといった感じでしょうか。いやむしろ変態を繰返す蝶のようなものかもしれません。ここで現代のJ-POPは間接的にはアメリカ(やイギリス)のポップスを受け入れていることになります。ほんとのほんとは違うのですよ。でもアメリカの商業戦略に組み込まれていないと(グローバル・スタンダード?)日本でも売れない。あらゆるところにアメリカ至上主義が見隠れしています。
 「テレビ」というものを年齢に喩えるといまだ高校生くらいで、あと100年経ってもたぶん大学生だろうということを前回述べましたが、「J-POP」も相当成長が遅いだろうと思います。成熟はもちろん、なかなか青春を謳歌するところにもたどりつけないように思います。
 そう、永遠のガキ・・・。
 10代半ばからグループを組まされ10年も歌って来た男の子達。もう30歳にも届くと言うのに、あの歌声は10年前のまま。それって若さを保っている、というの?成長がない、というんじゃないの?
 さていよいよこのシリーズも終わりに近づいてきました。いつのまにかタイトルに灯りが点ってきたでしょう?いよいよ次回。ちょっと休憩。

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