内勁一指禅功らしい功法として誰もが最初に教わる手指按動法は「扶正長寿法（ふせいちょうじゅほう）」である。
この扶正長寿法のやり方（手指按動法）は王瑞亭本にも梁蔭全『特効「体力気功」でガン・慢性病に克つ』現代書林、にも公開されている。
扶正長寿法の手指按動法は、馬歩站粧功を行いながら指を2 → 4 → 1 → 5 → 3の順に指を降ろし、1分毎に指を入れ替える。
梁蔭全の本には「馬歩站粧功」「双手抱球功」「双臂攬月功」「滾球法（略式・本式）」「三関進気法」、更に「扶正長寿法」「抗老益寿法」ともう一つ名称不明な功法が紹介されている。
この本には写真は一切載っておらず、不親切な図解があるだけなので、この本を読んだだけで正確な動作を理解するのは困難であると思われる。
ただ梁蔭全本にも参考になる注意事項が記載されているので紹介したい。
「指をうごかすことにより気血の流れを変えます。（指を）曲げた部分は気血が流れてきません。しかし泊まるわけではなく反対方向に動いていき、内臓部分に戻していきます。
このことが内臓に対して良性の刺激を与えることになり、疲れている内臓に気血を補充して、内臓を効果的に働かせます」。梁蔭全前掲書200頁。
「奇経八脈は穴位がありませんが、十二の経脈の流れが充実してくると、自然と奇経に気が流されていきます。」同201頁。
「（双手抱球功・双臂攬月功・滾球法との違いは、【四段（この本での扶正長寿法と抗老益寿法ともう一つの功法:耶蘇善財註）】は、体内の気を指で動かすことで身体全体の調整を行うことです。
【四段】は独立性が強く、単独の気功といっても言いすぎではありません。」同201頁。
実際、耶蘇善財もこの1995-96年にかけて"扶正長寿法"のみを連日、通算400回以上行ったが、強い効果が出たのを覚えている。
ちなみに梁蔭全本では、第【四段】として紹介されている手指按動法は、
1,"扶正長寿法"が「健康法」という呼称で、
2,耶蘇善財の知らない功法が「治療法」とという呼称で、
3,"抗老益寿法"が「内外調整法」という呼称で、紹介されている。
【1】
【健康法(＝扶正長寿法)】『体力気功』204頁以下。
�‖臘卸�･･･消化器系機能を強化する。
�∋鮎之�･･･循環器系・吸収した氣をエネルギーに変える。
�Ｂ星�肺経･･･氣を各組織に送り込む。
�ぁ銑タ牲弌⊃簡�･･･気血を充実させることで、心身を安定させる。
＊身体にはエネルギーが満ちている状態にします。
時間･･･手の掌を軽く伸ばす･･･1秒/曲げる時間･･･5秒/指の根元より指を真っ直ぐにしたまま曲げる。力は入れない。曲げる時間･･･5秒/下で停まる時間･･･45秒/
上がる時間･･･5秒/手を緩める時間･･･1秒。
・人差し指は曲がる前に少し上に曲げます。（健康法（扶正長寿法）のみで、約2cmです）。
・回数･･･練習回数は多ければ多いほど良いが、一度の練習は3回〜5回繰り返します。5回ずつ行った時の所要時間は基本動作を含め35分間です。
・理論上は健康法ですが、以上の病気に対して効果があります。
・右手の練習は身体の左側、左手の練習は身体の右側に効果があります。両手の練習により身体の両方のバランスが取れます。
・あまり疲れませんが、他の練習と同じ効果があります。耳と手の掌は筋肉が少ないのであまり疲れません。
【2】その「治療法」として紹介されている手指按動法は、
【治療法】
「自分の氣を使って自分を治す方法です。
基本姿勢5分。
�‐�指 → ��中指 → ��親指→小指
�ぬ�指
同時（8回繰り返します）
基本姿勢5分後、終功します。」
【治療法の効能】
� 銑� 神経、心包･･･血の流れが早くなる。
�Ｇ�･･･血を動かし、悪い気を体の表面に誘導して出す。
��〜�さい鯊瞭發冒�り込み、正気を吸収し、手をもどすときに邪気を出す。
【治療法のポイント】
・手を送り込む位置が大事。�い虜櫃麓蠅鯢�の下（少海穴）に持っていきます。先に右手を左肘の下に持っていきますが、1,3,5,7回目は右手を左肘の下へ、2,4,6,8回目は、左手を右肘の下へもっていきます。
と記載されている。白状すると分かりにくい記述だ。ただ「8回」との記載があるところを見ると、内勁一指禅功の原則に照らしてみると一種の"寫法"のようだ。
ただこれは並木克敏先生の「内気功コース」にも、黄仁忠老師の空勁氣功の通信教育にも登場しない功法なので、知らなくてもムキになる必要は無いのかも知れない。
【3、内外調整法（抗老益寿法）】
「（秘伝功法の為手順は伏せます：耶蘇善財）
9回繰り返します。」
【内外気調整法（抗老益寿法）の効能】
�〇鮎之�･･･上半身の循環器系、吸収した氣をエネルギーに変えます。
�◆銑さし譴魍菷�にします。
�⊂嘆輯鏃呂魘�化します。
��〜�た牲个反簡餬呂魘�化します（気血の流れを早くして、気血の流れを活発な状態にします）。
�デ抃�･･･気の流れを主導する働きで、氣の流れをコントロールして邪気を体外に出します。
【健康法(扶正長寿法)】【治療法】【内外調整法(抗老益寿法)】を8時間以内に重ねて練習しないでください。
・同種の練習は構いませんが、違った練習をすると体内を流れる経脈の流れが十分に行われなくなります。
この扶正長寿法のやり方（手指按動法）は王瑞亭本にも梁蔭全『特効「体力気功」でガン・慢性病に克つ』現代書林、にも公開されている。
扶正長寿法の手指按動法は、馬歩站粧功を行いながら指を2 → 4 → 1 → 5 → 3の順に指を降ろし、1分毎に指を入れ替える。
梁蔭全の本には「馬歩站粧功」「双手抱球功」「双臂攬月功」「滾球法（略式・本式）」「三関進気法」、更に「扶正長寿法」「抗老益寿法」ともう一つ名称不明な功法が紹介されている。
この本には写真は一切載っておらず、不親切な図解があるだけなので、この本を読んだだけで正確な動作を理解するのは困難であると思われる。
ただ梁蔭全本にも参考になる注意事項が記載されているので紹介したい。
「指をうごかすことにより気血の流れを変えます。（指を）曲げた部分は気血が流れてきません。しかし泊まるわけではなく反対方向に動いていき、内臓部分に戻していきます。
このことが内臓に対して良性の刺激を与えることになり、疲れている内臓に気血を補充して、内臓を効果的に働かせます」。梁蔭全前掲書200頁。
「奇経八脈は穴位がありませんが、十二の経脈の流れが充実してくると、自然と奇経に気が流されていきます。」同201頁。
「（双手抱球功・双臂攬月功・滾球法との違いは、【四段（この本での扶正長寿法と抗老益寿法ともう一つの功法:耶蘇善財註）】は、体内の気を指で動かすことで身体全体の調整を行うことです。
【四段】は独立性が強く、単独の気功といっても言いすぎではありません。」同201頁。
実際、耶蘇善財もこの1995-96年にかけて"扶正長寿法"のみを連日、通算400回以上行ったが、強い効果が出たのを覚えている。
ちなみに梁蔭全本では、第【四段】として紹介されている手指按動法は、
1,"扶正長寿法"が「健康法」という呼称で、
2,耶蘇善財の知らない功法が「治療法」とという呼称で、
3,"抗老益寿法"が「内外調整法」という呼称で、紹介されている。
【1】
【健康法(＝扶正長寿法)】『体力気功』204頁以下。
�‖臘卸�･･･消化器系機能を強化する。
�∋鮎之�･･･循環器系・吸収した氣をエネルギーに変える。
�Ｂ星�肺経･･･氣を各組織に送り込む。
�ぁ銑タ牲弌⊃簡�･･･気血を充実させることで、心身を安定させる。
＊身体にはエネルギーが満ちている状態にします。
時間･･･手の掌を軽く伸ばす･･･1秒/曲げる時間･･･5秒/指の根元より指を真っ直ぐにしたまま曲げる。力は入れない。曲げる時間･･･5秒/下で停まる時間･･･45秒/
上がる時間･･･5秒/手を緩める時間･･･1秒。
・人差し指は曲がる前に少し上に曲げます。（健康法（扶正長寿法）のみで、約2cmです）。
・回数･･･練習回数は多ければ多いほど良いが、一度の練習は3回〜5回繰り返します。5回ずつ行った時の所要時間は基本動作を含め35分間です。
・理論上は健康法ですが、以上の病気に対して効果があります。
・右手の練習は身体の左側、左手の練習は身体の右側に効果があります。両手の練習により身体の両方のバランスが取れます。
・あまり疲れませんが、他の練習と同じ効果があります。耳と手の掌は筋肉が少ないのであまり疲れません。
【2】その「治療法」として紹介されている手指按動法は、
【治療法】
「自分の氣を使って自分を治す方法です。
基本姿勢5分。
�‐�指 → ��中指 → ��親指→小指
�ぬ�指
同時（8回繰り返します）
基本姿勢5分後、終功します。」
【治療法の効能】
� 銑� 神経、心包･･･血の流れが早くなる。
�Ｇ�･･･血を動かし、悪い気を体の表面に誘導して出す。
��〜�さい鯊瞭發冒�り込み、正気を吸収し、手をもどすときに邪気を出す。
【治療法のポイント】
・手を送り込む位置が大事。�い虜櫃麓蠅鯢�の下（少海穴）に持っていきます。先に右手を左肘の下に持っていきますが、1,3,5,7回目は右手を左肘の下へ、2,4,6,8回目は、左手を右肘の下へもっていきます。
と記載されている。白状すると分かりにくい記述だ。ただ「8回」との記載があるところを見ると、内勁一指禅功の原則に照らしてみると一種の"寫法"のようだ。
ただこれは並木克敏先生の「内気功コース」にも、黄仁忠老師の空勁氣功の通信教育にも登場しない功法なので、知らなくてもムキになる必要は無いのかも知れない。
【3、内外調整法（抗老益寿法）】
「（秘伝功法の為手順は伏せます：耶蘇善財）
9回繰り返します。」
【内外気調整法（抗老益寿法）の効能】
�〇鮎之�･･･上半身の循環器系、吸収した氣をエネルギーに変えます。
�◆銑さし譴魍菷�にします。
�⊂嘆輯鏃呂魘�化します。
��〜�た牲个反簡餬呂魘�化します（気血の流れを早くして、気血の流れを活発な状態にします）。
�デ抃�･･･気の流れを主導する働きで、氣の流れをコントロールして邪気を体外に出します。
【健康法(扶正長寿法)】【治療法】【内外調整法(抗老益寿法)】を8時間以内に重ねて練習しないでください。
・同種の練習は構いませんが、違った練習をすると体内を流れる経脈の流れが十分に行われなくなります。
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