少林内勁一指禅功コミュの密教と気功（特に内勁一指禅功）

私は1995年に気功（内勁一指禅功）を独習で始めた。"氣"の力がつき始めると、元々の動機は祈りの効力増強であったが、他の使い方もしてみたくなった。それが密教の行だったのだが、当時は護摩行には特にご縁がなかった。それはそれで良い。ともかく当時から密教に応用してみたい気持ちはあり、空海・密教関係を初めて集中的に読み漁ったのはこの時期であった。

気功の功法にも色々あるが、この「内勁一指禅功」という功法は、「気功師になる為の気功」とまで言われる功法で、内気外発して病人の病気を治すことが出来るほどの強い"氣"が身に付き、またそれに至るまでの方法論が確立した高級功法である。

私が修している護摩行では不動明王を本尊とする寺院で行っているため、内縛印から剣印に切り替えて真言を唱える。"剣印"は当然人差し指を立てた形になる。

15年選手の先輩の手引きを受けながら（我流はいけない）、2016年の3月に初めて護摩行に参加した。それから2018年の前半になった辺りから「月に一回護摩行に行ってるだけの自分は果たしてこんなことで良いのだろうか？」と疑問に感じ始めていた。「これでは世の中掃いて捨てても余るほど沢山いる素人密教愛好家と何処が違うのか？」と。

そして気功の中でも昔練功した経験のある内勁一指禅功の修練を再び再開した。私が20数年前に本で独習した頃と違い、今は高いお金を出して気功教室で教わらなくても、通信教育で内勁一指禅功の極意まで教授される時代になっていた。実は私が今通信教育で教わっている並木克敏先生の師匠の師匠の黄仁忠老師も中国で通信教育で沢山の人を救った人である。

つまり元々私が最初内勁一指禅功を選んだ理由は、覚えるべき動作が少ないので独習に向いてるだろうと考えたからだった。そして実際、通信教育が可能な功法だった。しかも強力な力が付き、内気外発して病人を治せる気功師になれる功法なのだから言うこと無しだ。･･･ただし練功は厳しいよ。

内勁一指禅功の内気外発には、掌の"老宮穴"から氣を出すものと、人差し指一本（"一指禅"）や人差し指と中指の二本指（"二指禅"）で内気外発するものとがある（他にも胸や背中から内気外発する功法もあるが）。ということは剣印には人差し指を"氣"的に鍛え、他の真言に対応する印契でも他の指からも内気外発出来るようになることは大変意義があると思う。（私だって中指を用いる印契も多用する）。

そして他の功法と違い、
1, 内気外発しても著しく疲労困憊することが無い。
2, イメージ（意念）と呼吸を用いて内気外発する意念発気法の功法と違い、自然発気法の功法なので、身密/口密/意密の三密加持の邪魔にならない。

さて、耶蘇善財が過去に練功してから20年以上経っているが、現時点でのマイミクであり自身真言密教僧（阿闍梨）である"素縫北"氏が言われるには、

「実は亡くなったうちの師匠が「密教は気が分らないと理解できない」という信念のもと、盛鶴延先生に気功習ってましたよ。今の密教は形は残ってるけど、形骸化してるから所作の本当の意味が分からない、と。そういうのを探求するのが好きな人でした。形骸化した密教の本質を理解するために心理学からカバラから気功から何でもやる人でしたからね。気功が密教、ご祈祷に有効、というのは当たっていると思います。」

とのこと。その師匠とは"まんだらや"の故小林宗峰阿闍梨である。教わっていた気功師は著名な盛鶴延老師である。

"まんだらや"の小林宗峰阿闍梨。
まんだらやTV密教入門講座　第１回「密教と気功」。下記動画。

またネット上には私と同じく密教と気功を併修している方を数名以上みかけたと思う。
･･･というわけで私の着想は特に間違ってはいなかったのだな、と思った次第である。

コメント(11)

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[1] mixiユーザー 05月22日 06:07

ちなみに、内勁一指禅功指導者である並木克敏先生は、

「指を動かすだけの練功は、退屈きわまりませんが、その効果は他流派の追随を許さないほどに強烈です。この手指按動法を応用したものが、密教の手印です。手印では、数本の指を組み合わせることで、特定の経絡を刺激します。また、その組み合わせを変えると、その効果も異なります。当流派では指を動かす順番、本数、形等々によって多種多様な効果が生じてきます。ここには、私共凡人の想像を絶する驚くべき秘伝の術が、千四百年余の永きにわたり封印されてきました。いずれにしても、当流派の手指按動法と密教の手印とは、基本的には同じものです。」

と述べておられる。

[3] mixiユーザー 05月22日 08:08

>>[2]
さぁ？私も詳しくないのでよくわかりませんが...。

[4] mixiユーザー 07月14日 12:53

>>[2]
小林先生は昔スピリチュアルマーケットでしたっけ？そういうイベントで密教の法具販売してたり、法具でヒーリングしてたりしました。一般の方に密教を広げる活動の一環でした。
最初は金剛杵でヒーリングしてましたが、晩年はドニパトロがヒーリングの中心でした。何年か前に世界ふしぎ発見!にドニパトロの第一人者、という触れ込みで番組に呼ばれ、石坂さんにヒーリングしてました。

[5] mixiユーザー 07月14日 13:04

上記スピリチュアルマーケット→スピリチュアルコンベンションの間違いでした。すみません。

[6] mixiユーザー 08月22日 19:58

自己レスというか、追記します。

「素人は金剛杵なんて手に持って遊んではいけない」と密教の世界で言われている理由について。

周天功法の達人である矢山利彦氏やその仲間が金剛杵の独鈷杵で氣を封入したり等で遊んでいるうちに疲労困憊する人が続出したという。

つまり金剛杵は氣を出すための良いツールなのだ。
当然、普通の人・素人が身体から気が抜けていけば、疲労困憊に始まり、怪我をする・事故に遭う・病気になる・運が悪くなる等、新興宗教の御利益譚で言われていることと丁度正反対のことが起こる。

レイキの世界で、"アチューンメント（伝授）"を受けずに第一シンボルを使って遊んでいる時に起こることと同じである。あれも自分の身体から氣が抜ける。だからレイキのアチューンメントを受けて無盡蔵にエネルギーを出せる身体になってからでないと使ってはいけないのだ。

しかし、こう説明すれば済むことを古代人ではあるまいに、「神罰が下るそうです」という言い方をする人は、その表現の下劣さにおいて「創価学会を辞めたら無間地獄に陥る」と言っている創価学会員と同じである。我々は古代人ではなく、近代を経た現代の21世紀の人間なのだ。時代に相応しい誰もが納得できる表現を用いるべきだと思う。

[7] mixiユーザー 10月08日 18:37

【印契と氣（その他のエネルギー）との関係について】

"エナジーボディートリートメント"を主催しておられる石山氏はヒーラーだがチャネリングも出来る。そして登録会員たちから天使たちへ質問をして回答を受けることを頻繁に行っている。
下記は佛教の印契とエネルギーの関係についてのQ$Aなので参考になるかと思う。

【以下コピペ】
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Energy Body Treatment メールマガジン
　 ◇2021.04.06◇
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耶蘇善財様

本日は皆様から頂いた「大天使への質問」へ回答いたします。

（大天使への質問は下記フォームから受け付けています。）
https://heal-ebody.com/askAngel/

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■ 大天使への質問 ■

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「仏教や瞑想などで指で形をつくる印というものがありますが、
エネルギーの流れに何かしらの影響があるのでしょうか？」

（F.S.さん）

●大天使からの回答●
━━━━━━━━━━━

大天使ラファエル：

「それはあります。
指の形だけでなく、姿勢などでもエネルギーの流れに影響します。

また指の場合は形だけでなく、指で音を鳴らす事で特定の効果を引き出す、
という事を行っている人々もいます。」

━━━━━━━━━━━

私はエネルギーを手で感じるのですが、対面セッションの時などで
相手の方の守護霊さんなどに繋がっている時は
手をひらいて指が小刻みに震えているようです。

何かしらの印をつくっていた方が何か感覚が鋭くなるといった事も
あるかもしれませんね。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
石山美喜夫

[9] mixiユーザー 11月19日 11:57

家の中を整理していたところ、矢山利彦氏の本が出てきたので、氣と手印・印契の関係について述べられている箇所を引用してみます。

矢山利彦『続気の人間学』ビジネス社、1995年。

「密教の法具"独鈷"に秘められた謎
（前略）
　私は以前、滝に当たる修行をしていたことがあり、独鈷（とっこ）は知っていたのですが、手にするのは初めてでした。握ってみると、体の「気」の流れが活性化し、頭頂の百会のチャクラから「気」が流入して腕に流れていって、独鈷の両端から、ドッと流れ出るのが分かりました。「あっ！これは『気』を出すための道具だったのか」と閃いたのです。
　試しに独鈷を使って、痛みの治療をすると、すばらしく効果を発揮しますし、水やタバコの味を変えることなどは、ほとんど集中せずにできます。独鈷をその上で右回しにクルクル数回まわすだけで、今まで「気」のボールを作って行っていたことが簡単にできてしまいます。
　これはいい物を手に入れたと、手当たり次第に仲間にタメさせたりしました。ところが、「気」の力があまり進歩していない人が、しばらく独鈷をもち、「気」を出していると妙に疲れるといいだしました。
　筆者や森（康昭）氏などのチャクラから「気」が入ってくる者は、独鈷で遊ぶと「気」の流れがよくなって体が熱くなってくるのに全く反対の反応が生じるわけです。これは大変おもしろいことだと、O-リング・テストを使って検査してみると、チャクラがひらいて、天地の「気」を取り込める人は、独鈷を手に持つとO-リング・テストは強くなり、逆にチャクラのひらいてない人は、独鈷を手に持つとO-リング・テストで指の力がまったく弱くなってしまいます。
　密教では、修行を積んだうえでないと、独鈷や、さらに強力な三鈷、五鈷をもってはいけないとされています。チャクラがひらいていない人が独鈷をもつと、自分の「気」が減ってしまうからだったのです。」51頁。

「「気」を集中・放射できる不思議な法具
（前略）
　独鈷・三鈷・五鈷は、ピラミッドを多重に組み合わせた構造によって、空間のエネルギー「気」を集中したり放射するようにできているようです。
　テレビにはテレビ用のアンテナ、ラジオにはラジオ用のアンテナがあり、目的の波長の電磁波に最もよく共振し、波をキャッチできるようになっています。独鈷・三鈷・五鈷にもこれと同じような原理があるようです。これらはまさに「気」のアンテナなのです。
　独鈷をもつと意識を集中せずに「気」のエネルギーを出すことができるのは、人間が「気」の放送局となるからです。そして独鈷の「気」のアンテナから強力に「気」のエネルギーが出るようになります。（後略）。

　チャクラの活性化を判断できる「気の武器」
　「気」のエネルギーを使えるすばらしい、「気の世界の武器」を誰もが手に入れることができると喜んでいました。しかもそれも束の間で、独鈷で「気」を出して遊ぶと、疲れる人が続出してきました。しかし、「気」を取り込める人は逆に「気」が充実して体が熱くなったり、いい気分になったりします。
　そこでO-リング・テストを使い多数の人を検査した結果、百会という頭頂のチャクラ、仙骨のチャクラや手のチャクラがひらいて気を取り込める人は、独鈷を握ってもO-リング・テストでは指の力が弱くならず、逆に指の力が強くなるのが判明しました。」54頁以下。

[10] mixiユーザー 11月19日 11:57

「「気」のエネルギーのスイッチである手印

　次に手に印を組むことの意義を考えてみます。仏像を見ると、皆、手で何かの印を組んでいます。また、坐禅を組む時の法界定印はよく知られています。まぜ手指をあのように組むのでしょうか。文献学的には、仏や菩薩の悟りの境地、および武器や蓮華を象徴しているといわれています。
　しかし、気功法を訓練して、「気」のエネルギーが体内で運行していることを感じられるようになった時に、手印は単なる象徴ではないことがわかってきます。手指の先は、「気」のエネルギーをもった身体の外界に開かれたアンテナとして働いているのです。
　男性の右手の示指（人差し指）の先端は、磁気でいえばN極、陰陽でいえば陽、出入力でいえば、出力の傾向をもっています。そして、右中指は示指の逆の性質、薬指は示指と同様、小指はまた示指の逆の性格と順にN-S、陰陽、出入と性質が逆になっています。
　左手は右手とまったく逆になっていて、示指の先端はS極、陰、入力の性質をもっています。また親指はどちらにも、すぐに転換して、示指と親指で輪を作れば、「気」のエネルギーは示指から親指に向かって流れ始めます。
　次に道中指と親指で輪を作ると今度は「気」のエネルギーは逆に親指から中指の方向へ流れます。そしてこれらの「気」の流れは体のいろいろなエネルギーの通路である経絡の「気」の流れに変化を生じさせることになります。合掌して左右全部の指先を接することは、N極とS極をくっつけること、陰陽を合わせること、手指の経絡にスイッチを入れることになります。
　この時、全身の「気」の流れは整っていくことになります。世界中どこでも、祈ったり、精神を集中する時に合掌するのはこのような理由だったのです。手指が「気」のエネルギーを通す経絡のスイッチとして働いたり、「気」のエネルギーの出力、入力のアンテナとして働くという観点から仏像の手印を観察すると、実に興味深い意味が見えてきます。（中略）
　そのような先人達が、「気」のエネルギーをコントロールするためのスイッチやアンテナとして手印を作っていったのであｗるというのが私の意見です。」前掲書91頁以下。

[11] mixiユーザー 11月20日 00:39

［訂正］
>>9
×「　これはいい物を手に入れたと、手当たり次第に仲間にタメさせたりしました。」
○「　これはいい物を手に入れたと、手当たり次第に仲間に試させたりしました。」

>>10
×「次に道中指と親指で輪を作ると今度は「気」のエネルギーは逆に」
○「次に右中指と親指で輪を作ると今度は「気」のエネルギーは逆に」

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