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キャロル「涙のテディ・ボーイ」
マスコミが大騒ぎを始めた「中２男子イジメ自殺」事件。
過去、何度も見せつけられてきた学校と教育委員会の隠蔽・無責任体質を、またしても繰り返して火に油を注ぐ事態となった。
過去の事件との違いは、批判を怖れた滋賀県警による強制捜査という演出くらい。
この国の未来に責任を負うべき公務員教師や「地元の名士気取り」の委員たちの意識の低さ、器量の狭さは救いがない。
同じ日に報道された「溺れさせ動画撮影」問題や「お葬式ごっこ」、「自殺に追い込む会」などは言葉もない。
ただし、「信じられない」という意味ではなく、むしろそういうことを遊び感覚で平気で行ってしまう女子高生やアホ高校生の姿は簡単に目に浮かぶ。
もう何年も、もしかしたら２０年も前から、この国の「道徳観」というものが崩れてきているのは間違いが無く、それが故に、こうした事件や問題が今後も続くであろうことは、残念ながら避けられそうも無い。
「責任者出て来い」と叫ぶのは簡単だけど、これは特定の誰かに責任がある、という類の話では無い。
おそらくは「日本人」という国民全体、或いはそういう風に国民をリードしてきた政治家や官僚を含むオトナたち全員の望んだ結果、責任だと思う。
とかくマスコミは自分たちは部外者みたいな顔をして「当事者」を批判することを好むけれど、そういう社会になった大きな責任はマスコミの側にも当然ある。
こんなことを書いていると「偽善者的」であり、年寄りの冷や水的でもあるけれど、こういう事件が起きて真っ先に批判する人も、同じ日本人として責任が無いわけでは無いと思う。
勿論、一般の企業や社会人で、ここまで厚顔無恥でいたらアっと言う間に社会から抹殺されてしまうのだけれど、元は一般人であるはずの「政治家」や官僚の無自覚さを見ていたらそれも的外れ、「目くそ鼻くそ」のような気がする。
良く言われる言葉ではあるが「子供は大人の鏡」であり、性善説を考えるまでもなく、子供が（例え高校生と言えども）アホなのは、周囲のオトナがアホだから、ということだろう。
そのアホなオトナこそが「学校」であり「教育委員会」であり「家庭」であり「親」なのだ、ということを考えなくては何も改善されない。
回顧主義的に言うならば、昭和の日本にあったはずの精神的な美徳…
人情や義理、矜持や恥や卑怯を嫌う意識、責任や自覚、我慢強さや自己犠牲の精神は今や日常に感じることは少なくなった。
去年の大震災の後、世界中が驚嘆したという「日本人的な忍耐強さ、気遣い」はDNAに刻まれているのかも知れないけれど、それとはかけ離れた日常の光景も目にする。
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矢沢永吉「二人だけ」
最近街を歩いていて一番不快に感じること、それは「舌打ち」。
人混みの中や駅周辺で、すれ違いざま、時には対面で「チっ」と舌打ちをする輩がいる。
自分の進路が塞がれたり、思い通りに行かない時にあからさまに口元から発する。
以前から無意識にソレをする「無礼」な中高年のオヤジはたまに居た。
それが最近では中年のオバサンや若い男、時には女子高生でも見かけるようになった。
中には「無意識」ではなく「意識的に」している馬鹿もいる気がする。
僕が子供の頃には、「舌打ち」はとても酷く叱られる行為だった。
他人に対して街中でそれをしようものなら、それは「喧嘩を売る」のと同じ行為だった。まして相手が不良やチンピラだったら、それだけでビルの隙間に連れ込まれても文句は言えないくらい無鉄砲で、相手に失礼な行為だった。
今、他人に対してそんな舌打ちを平気でする人たちは、そんな自覚も覚悟もなくやっていることだろう。
世の中が弛緩していて、表面上は何も危険がないように感じられているのかもしれない。日本は随分平和な国なんだろう…きっと（苦笑）。
僕には、そう考えている人の頭の中身こそ弛緩しているとしか思えないけれど。
たまに虫の居所が悪い時、そんなバカに出会ったら…
「世の中、そこまで自己中に生きていると危険だよ」ということを教えてあげようか、と思ってしまう…（苦笑）。
そんな風に感じているのは僕だけとは限らないのに…。
他にも街にはストレスの種が沢山落ちている。
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キャロル「夏の終わり」
●携帯電話で24時間、何処にいても連絡が取れる時代になった。
●メールの普及で面倒な直筆で手紙を書くことは特殊なことになった。
●男女雇用機会均等法により職場の「性差別」は皆無になった。
●コンビニは今や生活から切り離せないものになった。
●個人情報保護が煩く言われ、個人の自由や権利が盛んにアピールされるようになった。
●核家族は当たり前の形態で、年寄りの面倒をみる必要はなくなった。
●街でヤクザを見かけることは「ほぼ」無くなった。
●学校で「番長」と呼ばれるような不良の話を聞かなくなった。
●政治家が巨額の腐敗献金を貰った、というニュースも見なくなった。
●３Kと嫌われた過酷な労働や工場仕事は海外に移転した…
簡単に思いつくことでも随分僕の学生時代と世の中が変わった。
でも、これっていいこと？
グローバル化という言葉ももう古臭い言葉になりつつある。
欧米では当たり前のことだから、日本人もそうあるべき…
そんなことを訳知り顔で言うコメンテーターやオトナもいっぱいいる。
日本人の美徳や強さって何だったのだろう。
僕は「必然悪」というものを認めている。
例えば、新宿歌舞伎町から「ヤクザ」が消えた…
では街はクリーンになって安全になったのか…
ヤクザが消えたことで安全になったようには僕には感じられない。
ヤクザが仕切っていた頃の歌舞伎町は充分安全だったし。
ヤクザが縄張りとして牽制し合っていた時代も、歩いていてトラブルに巻き込まれることは無かった。
彼らは無茶はしない。そして外国人マフィアから街を奪われないように守ってもいた。
今は…事件を起こしてもサっと国に逃げてしまう中国系マフィアや東南アジア系の不良がたくさん潜んでいる。
学校の教師から体罰を奪い、どんどん教師を弱体化させた事で、教師は「事なかれ主義」になった。
そして自分の責任を自覚できない親がどんどん学校を私物化するようになった。
今では「躾」まで学校に求める親は少なくない。
その親は、子供を甘やかし、子供と「仲良し、対等」を自慢する。
「友達親子」開いた口が塞がらない。
田舎の選挙は未だに「利益誘導型」選挙が公然と行われている。
特に農村部では、金品を堂々と求める「有権者」は沢山いる。
僕の義父が村長選挙、市会議員選挙に出たことがある。
そのときの生々しい金銭の流れは忘れられない。
わずか３０００人ちょっとの農村で、２週間の間に２０００万円ものお金が口座から消えた。
立候補している全員からお金を貰い、飲み食いする「有権者」が大半だった。
そんな選挙を見て見ぬフリしておきながら政治家の懐ばかりを問題にし、政局報道ばかりを書きたがるマスコミ。
おかげで「クリーン」を売り物にする「能無し」「お坊ちゃん」ばかりが国の舵取りをすることになった。
男女雇用機会均等法も同じ…
そもそも、男と女は違うのだから「権利」ばかり主張して、男に無い苦労も味わっているのではないだろうか…
「生理休暇」が失われ、深夜仕事も力仕事も男女同じように要求されることを女性は望んでいたのだろうか…
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キャロル「ファンキー・モンキー・ベイビー」
そもそも、外国人の権利意識を「スタンダード」として捉え、それを日本人に当て嵌めようとすることに無理がある。
それはこの国が、我々日本人が決定的に彼らと違う精神性を抱えている、という要素を考慮していないこと。
彼らにあって、僕たちにないもの…
「Religion」………「宗教観」
僕は無宗教である。
日本にも様々な宗教は存在するし、信者も多い。
けれど、宗教を持たない日本人は沢山存在する。
外国人と会話していて頻繁に議論になるのがこの問題。
それが無い、ということは、日本人としての共通認識が無い、ということにもなる。
意識のベース、道徳観のベースが無い、ということにもなる。
僕は宗教を持たなければいけない、とは思っていない。
だからこそ、長く認識されてきた日本人としての「道徳観」こそが宗教に変わる共通認識として国民が円満に社会生活を送れるベースになってきた、と思える。
それが今、日々崩壊している気がする。
また明日も嫌なニュースを耳にすることになる気がする。
そして来週も、来月も、来年も…
ならばせめて出来ること…
我欲ばかりを考えず、社会人としての責任を忘れないこと…
そうでないと、僕たちの子供が社会の中心の世代になった時、街で何が起こるのか…
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矢沢永吉「長い旅」
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キャロル「涙のテディ・ボーイ」
マスコミが大騒ぎを始めた「中２男子イジメ自殺」事件。
過去、何度も見せつけられてきた学校と教育委員会の隠蔽・無責任体質を、またしても繰り返して火に油を注ぐ事態となった。
過去の事件との違いは、批判を怖れた滋賀県警による強制捜査という演出くらい。
この国の未来に責任を負うべき公務員教師や「地元の名士気取り」の委員たちの意識の低さ、器量の狭さは救いがない。
同じ日に報道された「溺れさせ動画撮影」問題や「お葬式ごっこ」、「自殺に追い込む会」などは言葉もない。
ただし、「信じられない」という意味ではなく、むしろそういうことを遊び感覚で平気で行ってしまう女子高生やアホ高校生の姿は簡単に目に浮かぶ。
もう何年も、もしかしたら２０年も前から、この国の「道徳観」というものが崩れてきているのは間違いが無く、それが故に、こうした事件や問題が今後も続くであろうことは、残念ながら避けられそうも無い。
「責任者出て来い」と叫ぶのは簡単だけど、これは特定の誰かに責任がある、という類の話では無い。
おそらくは「日本人」という国民全体、或いはそういう風に国民をリードしてきた政治家や官僚を含むオトナたち全員の望んだ結果、責任だと思う。
とかくマスコミは自分たちは部外者みたいな顔をして「当事者」を批判することを好むけれど、そういう社会になった大きな責任はマスコミの側にも当然ある。
こんなことを書いていると「偽善者的」であり、年寄りの冷や水的でもあるけれど、こういう事件が起きて真っ先に批判する人も、同じ日本人として責任が無いわけでは無いと思う。
勿論、一般の企業や社会人で、ここまで厚顔無恥でいたらアっと言う間に社会から抹殺されてしまうのだけれど、元は一般人であるはずの「政治家」や官僚の無自覚さを見ていたらそれも的外れ、「目くそ鼻くそ」のような気がする。
良く言われる言葉ではあるが「子供は大人の鏡」であり、性善説を考えるまでもなく、子供が（例え高校生と言えども）アホなのは、周囲のオトナがアホだから、ということだろう。
そのアホなオトナこそが「学校」であり「教育委員会」であり「家庭」であり「親」なのだ、ということを考えなくては何も改善されない。
回顧主義的に言うならば、昭和の日本にあったはずの精神的な美徳…
人情や義理、矜持や恥や卑怯を嫌う意識、責任や自覚、我慢強さや自己犠牲の精神は今や日常に感じることは少なくなった。
去年の大震災の後、世界中が驚嘆したという「日本人的な忍耐強さ、気遣い」はDNAに刻まれているのかも知れないけれど、それとはかけ離れた日常の光景も目にする。
http://
http://
矢沢永吉「二人だけ」
最近街を歩いていて一番不快に感じること、それは「舌打ち」。
人混みの中や駅周辺で、すれ違いざま、時には対面で「チっ」と舌打ちをする輩がいる。
自分の進路が塞がれたり、思い通りに行かない時にあからさまに口元から発する。
以前から無意識にソレをする「無礼」な中高年のオヤジはたまに居た。
それが最近では中年のオバサンや若い男、時には女子高生でも見かけるようになった。
中には「無意識」ではなく「意識的に」している馬鹿もいる気がする。
僕が子供の頃には、「舌打ち」はとても酷く叱られる行為だった。
他人に対して街中でそれをしようものなら、それは「喧嘩を売る」のと同じ行為だった。まして相手が不良やチンピラだったら、それだけでビルの隙間に連れ込まれても文句は言えないくらい無鉄砲で、相手に失礼な行為だった。
今、他人に対してそんな舌打ちを平気でする人たちは、そんな自覚も覚悟もなくやっていることだろう。
世の中が弛緩していて、表面上は何も危険がないように感じられているのかもしれない。日本は随分平和な国なんだろう…きっと（苦笑）。
僕には、そう考えている人の頭の中身こそ弛緩しているとしか思えないけれど。
たまに虫の居所が悪い時、そんなバカに出会ったら…
「世の中、そこまで自己中に生きていると危険だよ」ということを教えてあげようか、と思ってしまう…（苦笑）。
そんな風に感じているのは僕だけとは限らないのに…。
他にも街にはストレスの種が沢山落ちている。
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キャロル「夏の終わり」
●携帯電話で24時間、何処にいても連絡が取れる時代になった。
●メールの普及で面倒な直筆で手紙を書くことは特殊なことになった。
●男女雇用機会均等法により職場の「性差別」は皆無になった。
●コンビニは今や生活から切り離せないものになった。
●個人情報保護が煩く言われ、個人の自由や権利が盛んにアピールされるようになった。
●核家族は当たり前の形態で、年寄りの面倒をみる必要はなくなった。
●街でヤクザを見かけることは「ほぼ」無くなった。
●学校で「番長」と呼ばれるような不良の話を聞かなくなった。
●政治家が巨額の腐敗献金を貰った、というニュースも見なくなった。
●３Kと嫌われた過酷な労働や工場仕事は海外に移転した…
簡単に思いつくことでも随分僕の学生時代と世の中が変わった。
でも、これっていいこと？
グローバル化という言葉ももう古臭い言葉になりつつある。
欧米では当たり前のことだから、日本人もそうあるべき…
そんなことを訳知り顔で言うコメンテーターやオトナもいっぱいいる。
日本人の美徳や強さって何だったのだろう。
僕は「必然悪」というものを認めている。
例えば、新宿歌舞伎町から「ヤクザ」が消えた…
では街はクリーンになって安全になったのか…
ヤクザが消えたことで安全になったようには僕には感じられない。
ヤクザが仕切っていた頃の歌舞伎町は充分安全だったし。
ヤクザが縄張りとして牽制し合っていた時代も、歩いていてトラブルに巻き込まれることは無かった。
彼らは無茶はしない。そして外国人マフィアから街を奪われないように守ってもいた。
今は…事件を起こしてもサっと国に逃げてしまう中国系マフィアや東南アジア系の不良がたくさん潜んでいる。
学校の教師から体罰を奪い、どんどん教師を弱体化させた事で、教師は「事なかれ主義」になった。
そして自分の責任を自覚できない親がどんどん学校を私物化するようになった。
今では「躾」まで学校に求める親は少なくない。
その親は、子供を甘やかし、子供と「仲良し、対等」を自慢する。
「友達親子」開いた口が塞がらない。
田舎の選挙は未だに「利益誘導型」選挙が公然と行われている。
特に農村部では、金品を堂々と求める「有権者」は沢山いる。
僕の義父が村長選挙、市会議員選挙に出たことがある。
そのときの生々しい金銭の流れは忘れられない。
わずか３０００人ちょっとの農村で、２週間の間に２０００万円ものお金が口座から消えた。
立候補している全員からお金を貰い、飲み食いする「有権者」が大半だった。
そんな選挙を見て見ぬフリしておきながら政治家の懐ばかりを問題にし、政局報道ばかりを書きたがるマスコミ。
おかげで「クリーン」を売り物にする「能無し」「お坊ちゃん」ばかりが国の舵取りをすることになった。
男女雇用機会均等法も同じ…
そもそも、男と女は違うのだから「権利」ばかり主張して、男に無い苦労も味わっているのではないだろうか…
「生理休暇」が失われ、深夜仕事も力仕事も男女同じように要求されることを女性は望んでいたのだろうか…
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キャロル「ファンキー・モンキー・ベイビー」
そもそも、外国人の権利意識を「スタンダード」として捉え、それを日本人に当て嵌めようとすることに無理がある。
それはこの国が、我々日本人が決定的に彼らと違う精神性を抱えている、という要素を考慮していないこと。
彼らにあって、僕たちにないもの…
「Religion」………「宗教観」
僕は無宗教である。
日本にも様々な宗教は存在するし、信者も多い。
けれど、宗教を持たない日本人は沢山存在する。
外国人と会話していて頻繁に議論になるのがこの問題。
それが無い、ということは、日本人としての共通認識が無い、ということにもなる。
意識のベース、道徳観のベースが無い、ということにもなる。
僕は宗教を持たなければいけない、とは思っていない。
だからこそ、長く認識されてきた日本人としての「道徳観」こそが宗教に変わる共通認識として国民が円満に社会生活を送れるベースになってきた、と思える。
それが今、日々崩壊している気がする。
また明日も嫌なニュースを耳にすることになる気がする。
そして来週も、来月も、来年も…
ならばせめて出来ること…
我欲ばかりを考えず、社会人としての責任を忘れないこと…
そうでないと、僕たちの子供が社会の中心の世代になった時、街で何が起こるのか…
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