過去日記図書館コミュの懐かしさと美味しさと…

http://www.youtube.com/watch?v=3kC6qE9Zhy8&feature=related
カルメンマキ＆Oz「六月の詩」

mixiでは美味しいものやお洒落なレストランに目がない人が多いですね。
中には高級レストランや高級ワインの紹介や体験談に生き甲斐を感じている人もたくさんいるようです(笑)。

僕は幸いにも仕事の絡みもあって様々なお店や食事を楽しむ機会を得てきました。
季節やその土地の自慢の食材、海外にいても観光客の行かないような地元の人気レストランなど恵まれた環境でした。

食べること、というのは三大欲の一つでもあり、誠に楽しいものです。
美味しいものを食べてる時間は単純に幸福だし、一緒に食事をする相手との距離も簡単に縮めてくれます。
豪華な内装やリッチなサービスのレストランは気分を高揚させてくれる時もありますが、そんな店じゃ無くても十分心を満たしてくれます。

女性をエスコートする場合でも一見高級なお店より、案外普通の、でもその店ならでは、その時期ならではの美味しいものを食べさせてくれるアットホームな店の方が有効な気がします。
いくら美味しいものでも、妙な緊張感や鼻に付くプライドなんて感じたら楽しくないし、寛げやしないですから(笑)。

昔は、若い頃はそれも人生勉強、経験だと思って我慢したこともあるけど(笑)、今は全然興味も湧きませんし、後になって勉強になったと感じたこともありません(笑)。

美味しいか不味いか、楽しめるかつまらないか……

それは雰囲気やムードに影響されることも多いでしょう。

同時に美味なものだけが美味しいと感じるものでもありません。
他人はそれほど感じなくても、その人にとっては最高に美味しいと感じるものもあります。

例えば、郷土の味であったり、子供の頃親しんだ味であったり……。

グルメを気取って料理を批評するだけでは通じないものがたくさんあります。

http://www.youtube.com/watch?v=G2q6VQ1eK8Q
http://www.youtube.com/watch?v=TzReJH8pEMI
SHOW-YA「祈り」

僕が最近とても食べたくなるものに「桂花ラーメン」があります。ご存知の方もいると思いますが、熊本ラーメンの老舗として東京進出したチェーン店。
ここの「太肉麺」、こってりした豚の角煮と大量の生キャベツ、茎ワカメに煮タマゴが乗った高カロリーなラーメン(笑)。
２０代の前半に出会って一時期はハマりまくって毎日のように食べていました。
こってりしてる上に馬油が効いて、食べた後に何杯も水を飲みたくなったものです(笑)。
僕の中では九州豚骨ラーメンとの出会いでもあったもの。

でもその後、多くの九州ラーメンの店が東京進出し、僕もいろいろな店で食べるようになると、いつしか足も遠退き３０歳を迎える頃には忘れた存在になってました。

それから２０年以上、全く行ったことは無かったのですがある時、不意に食べたくなって行きました。
でも…単なる記憶違いかもしれませんが、２０年ぶりに食べた桂花ラーメンの印象はすごく違和感のあるものでした。
あれほど感じたこってり感が薄らいで、あれほど食後に水を飲ませた味の濃さ……塩分があっさりと感じたのです。

正直、がっかり。
思えば当時はいつも客席はいっぱいで並んで待つことも度々ありました。
でも、たまたまかもしれませんが、久しぶりに訪れた店はがらがら…。活気の無さも気になったことでした。

時代のニーズかもしれませんが、濃さとこってり感がなくなると生キャベツも茎ワカメも魅力半減。
僕は少しも満足せずに帰りました。勿論、その後また足は遠退きました。

それからまた２年くらいたった最近、また食べたいという欲望が沸き起こりました。
もしかしたら、あの時は何かの手違いでおかしかっただけかもしれない……。
別な支店に行ってみよう。
そう思って前回とは違う店…ちなみに僕が知る限り東京・新宿には３店舗あります……に行きました。
結果は……前回同様、全く満足出来ませんでした。

ところが、今回は旨いと感じないのに翌日また食べたくなったのでした。

もう期待はしていませんでした。それでも行きました。結果は同じ。
昔は無かった「餃子」や「チャーハン」、替え玉まであるのですが、肝心のラーメンスープはむなしくあっさりしてます。

でもふと食べたくなる欲求が湧いてきます……。

それ以来時々食べに行きます。
あっさりしたスープに魅力は感じていないのに、それでも無性に欲しくなる時があるのです(笑)。

不思議です。

http://www.youtube.com/watch?v=1dJ2QdgohfE&feature=fvwrel
カルメンマキ＆Oz「朝の風景」

同じように２０代の頃ハマった食べ物に「ハイチ」のドライカレーがあります。
こちらもご存知の方はいると思いますが、「ハイチ」と言うのは喫茶店・珈琲店。やはりチェーン展開していて新宿には少なくとも２店舗あります。

ここのドライカレーは昔から看板メニューで、所謂キーマカレー的な挽肉と玉ねぎと人参をすりおろした林檎やスパイスで煮詰めたカレーを白米のご飯に乗せて食べさせる形のもの。

これがとても美味しいし、当時は喫茶店のドライカレーって、カレーピラフというかカレーチャーハンが一般的だったからとても新鮮に感じました。

ライスに乗せて食べるのが通常の形でしたが、バターを塗ったトーストに乗せて食べても美味しいし、ミートソースのようにスパゲッティに乗せて食べても美味しい(笑)。

僕はすっかりハマって、研究し自分でも作るようになったくらいです(笑)。

自宅で作るときには、ご飯にドライレーズンやフライドオニオンを添えてカレーを乗せ、更に粉チーズを振り掛けて食べます(笑)。

自分でも作れるので、ハイチに行って食べる機会はあまりなくなりましたが、それでも時々通います。

やはり以前ほどの感動はなくなっていますが、それでもやはり僕にはなくてはならない思い出の味。

この味に思い入れのない女性はどう感じるかは分かりませんので、わざわざ誰かを誘って行くこともありませんが……(笑)。

http://www.youtube.com/watch?v=k2UkoVOqMXA&feature=related
寺田恵子「空へ」

カレーと言えばもう１つ。チョコレートケーキが人気なトップスというお店があります。
そのトップスのケーキと一緒にカレーを食べられる「トップス＆サクソン」という店が新宿のルミネにありました。

今もあるのかどうか……
もう随分行っていないので分かりませんが好きでした。

やはり２０代の頃、ここは女性とも何度か行きました。
チョコレートケーキがあるから誘いやすかったし、カレーも種類が多くちょっとお洒落感もあったのでデートで使うカップルもたくさんいました。

ここのビーフカレーが好きで毎回僕の定番メニューになってました。

トッピングに細かく刻んだチーズや千切り状のらっきょうなどがついていて、お代わり用のライスも付いてくる親切さ(笑)。
このライスにレーズン、フライドオニオン、アーモンド・スライスが加えてあるのです。

いまどき人気のインドカリーとは全く違う欧州カレーというか日本的カレーというか……甘めな口当たりにピリッとあとから辛さがくるマイルドなカレーと言えば伝わるでしょうか……。
書いていたら食べたくなりました(笑)。

今度行ってみよう。

http://www.youtube.com/watch?v=UVz0bsPOFQc
http://www.youtube.com/watch?v=WiAForguVeo
http://www.youtube.com/watch?v=vh1N62GuBkQ
カルメン・マキ＆OZ「閉ざされた街」

【追記】

最近また桂花ラーメンに行くようになりましたが、だいぶ良くなりました。一時期は店員の態度も杜撰でしたが、まともな対応に戻り、それと共に味も元に戻った気がします。僕が慣れただけかなぁ(苦笑)。