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Paul McCartney「Let It Be」
「セックス」って不思議なもの…
子供じゃない限り、誰でもその意味を知っているし、誰もがそれを経験している。
まして結婚して、夫婦になれば、それは日常となり、誰かに隠さないといけないものではない。
一部の「建前」を除けば、恋人同士ならば、そんな関係を持っても非難されるものではない。
でもそれを真剣に語り合うことはない。
生き物に於いては、それは「生殖行動」であり種を保存し、自分の遺伝子を残すために本能が急き立てる行為。
一部の霊長類を除いてはそこに快楽とか悦びはない、とされている。
唯一、チンパンジーが自慰行為を教えると、その快楽に夢中になりやり続ける、と聞いたことがある。
けれども人は…人間だけが純粋な生殖以外に「悦楽」の行為としてセックスをする。
愛を確かめ合ったり、心の隙を埋めあったり、単純な欲望の為に相手の肉体を求める。
１０代も半ばを過ぎれば、特に男子は、自慰行為を覚える。
それは誰に教わるでもなくごく自然に覚え、一時は夢中にもなる。
女子、女性は…誰かに聞いたことはないけれど、やはり自然に覚えるのじゃないだろうか…それとも、小さく宿った快楽の灯火を、友人同士で話したり、一部のメディアを通じて知るのかもしれない。
それでも友人同士、先輩・後輩みんなで話し合った、という話は聞かない(笑)。
まして、親や教師が…今時の教師は特に…セックスや自慰、愛や恋を教えるなんてことは無いだろう。
それでも人は、恋をし、セックスをする。
自慰をし、妄想の海に浸る。
妄想…そう、それこそが問題の元なのかもしれない。
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Pink Floyd「Comfortably Numb」
経験の無い、或いは浅いことを妄想するには何か材料がいる。
僕が若かった頃、一部の漫画の場合もあったし、テレビや映画の場合もあった。
永井豪の名作？「ハレンチ学園」やテレビドラマのラブシーンや「11ＰＭ」に代表される深夜番組、そして洋画の世界のハリウッド女優…。
ピンク映画はもう少し後、高校生以降の話だった。
その中でも一番は雑誌の「ピンナップ」と呼ばれたグラビアや官能小説、告白手記といった文字によるものだった。
そう、僕たちの思春期に妄想を助けてくれたのは、こうしたものだった。
特に当時の人気雑誌「平凡パンチ」にあった「童貞喪失体験告白手記」はドキドキしながら読んだ。
後に、僕自身が出版の世界に身を置いて考えれば、あれが読者の投稿などのノンフィクションかどうかは怪しいものだけど、当時はそれを読んで興奮したものだった。
女性の身体に対する興味もこの頃急速に芽生え、夜ともなれば自然に股関に手が伸びた。
今思えば、当時はセックスという行為への欲望より、女性の裸身に対する憧れ…鑑賞する悦び…が圧倒的に強かった。
だから、「性欲＝セックス」では無かった。
セックスのイロハを学んだのは…後の日活ロマンポルノや映画、そして実地だった。
今のようにＡＶの無い時代だから、映像…ポルノ映画といえども過激さよりも「情」とか「愛のほとばしり」みたいなものが主体だった。
そしてユニークな愛撫の数々…
それが、演技でしかないものだけれど、教科書だった。
それらは全て「日常の中」の話であり、愛の中の性描写だった。
それが今のＡＶと違うところ。
今のＡＶは…日常には無い企画性の高いもの。
性欲やセックスそのものを「刺激」として扱っている。
出演している女性は性の捌け口であり肉人形…人格より肉体そのものを求められた存在。
それを観て育つ意識は歪んでしまうもの。
それでいいのかなぁ…
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Adele「Set Fire To The Rain」
愛や恋とセックスを分けて考える人が多い気がする。
「恋の悩み」とか愛情に関する議論や雑誌の特集は良く目にするけれどセックス…ハウツーではなく…そのものを論じ合ったり考えたりする機会はとても少ない。
僕はセックスと恋愛を分けて考えるのはナンセンスだと思っているし、セックスは恋愛の大きな一部だと思っているから、こういう風潮が不思議でならない。
性癖とか嗜好も含めて恋愛の一部。
いくら姿形や性格が好きでも性癖やセックスそのものの相性が悪かったら苦痛になってしまう。
違う？
そもそも、正しい理解の上にセックスをしているのかどうか…
もしかしたら、大きな誤解の上でそれは求められているのかもしれない。
それは「都市伝説」みたいに根拠の無い勘違いやすれ違いかもしれない。
セックスは「秘め事」ではあるけれど、そこに至る感情や想い、振る舞い方はもっと語り合うことが大切なんじゃないかと凄く感じる。
それが相手を理解し、受け入れ愛することでもあると思う。
愛を感じるセックス。
愛情が伝わるセックス。
欲望をぶつけ合うセックスもいいけれど、暖かいセックスもいい。
今の若い世代は実は案外みんな優しい人たちが多い気もする。
だから、変な誤解の元にセックスを捉えて欲しくないし。
もっと大らかに、恋を語るようにセックスも語るのは自然なことじゃないのかな…
そんなことを最近とても感じる。
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David Gilmour「Wish you were here」
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Pink Floyd「Wish You Were Here」
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Paul McCartney「Let It Be」
「セックス」って不思議なもの…
子供じゃない限り、誰でもその意味を知っているし、誰もがそれを経験している。
まして結婚して、夫婦になれば、それは日常となり、誰かに隠さないといけないものではない。
一部の「建前」を除けば、恋人同士ならば、そんな関係を持っても非難されるものではない。
でもそれを真剣に語り合うことはない。
生き物に於いては、それは「生殖行動」であり種を保存し、自分の遺伝子を残すために本能が急き立てる行為。
一部の霊長類を除いてはそこに快楽とか悦びはない、とされている。
唯一、チンパンジーが自慰行為を教えると、その快楽に夢中になりやり続ける、と聞いたことがある。
けれども人は…人間だけが純粋な生殖以外に「悦楽」の行為としてセックスをする。
愛を確かめ合ったり、心の隙を埋めあったり、単純な欲望の為に相手の肉体を求める。
１０代も半ばを過ぎれば、特に男子は、自慰行為を覚える。
それは誰に教わるでもなくごく自然に覚え、一時は夢中にもなる。
女子、女性は…誰かに聞いたことはないけれど、やはり自然に覚えるのじゃないだろうか…それとも、小さく宿った快楽の灯火を、友人同士で話したり、一部のメディアを通じて知るのかもしれない。
それでも友人同士、先輩・後輩みんなで話し合った、という話は聞かない(笑)。
まして、親や教師が…今時の教師は特に…セックスや自慰、愛や恋を教えるなんてことは無いだろう。
それでも人は、恋をし、セックスをする。
自慰をし、妄想の海に浸る。
妄想…そう、それこそが問題の元なのかもしれない。
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Pink Floyd「Comfortably Numb」
経験の無い、或いは浅いことを妄想するには何か材料がいる。
僕が若かった頃、一部の漫画の場合もあったし、テレビや映画の場合もあった。
永井豪の名作？「ハレンチ学園」やテレビドラマのラブシーンや「11ＰＭ」に代表される深夜番組、そして洋画の世界のハリウッド女優…。
ピンク映画はもう少し後、高校生以降の話だった。
その中でも一番は雑誌の「ピンナップ」と呼ばれたグラビアや官能小説、告白手記といった文字によるものだった。
そう、僕たちの思春期に妄想を助けてくれたのは、こうしたものだった。
特に当時の人気雑誌「平凡パンチ」にあった「童貞喪失体験告白手記」はドキドキしながら読んだ。
後に、僕自身が出版の世界に身を置いて考えれば、あれが読者の投稿などのノンフィクションかどうかは怪しいものだけど、当時はそれを読んで興奮したものだった。
女性の身体に対する興味もこの頃急速に芽生え、夜ともなれば自然に股関に手が伸びた。
今思えば、当時はセックスという行為への欲望より、女性の裸身に対する憧れ…鑑賞する悦び…が圧倒的に強かった。
だから、「性欲＝セックス」では無かった。
セックスのイロハを学んだのは…後の日活ロマンポルノや映画、そして実地だった。
今のようにＡＶの無い時代だから、映像…ポルノ映画といえども過激さよりも「情」とか「愛のほとばしり」みたいなものが主体だった。
そしてユニークな愛撫の数々…
それが、演技でしかないものだけれど、教科書だった。
それらは全て「日常の中」の話であり、愛の中の性描写だった。
それが今のＡＶと違うところ。
今のＡＶは…日常には無い企画性の高いもの。
性欲やセックスそのものを「刺激」として扱っている。
出演している女性は性の捌け口であり肉人形…人格より肉体そのものを求められた存在。
それを観て育つ意識は歪んでしまうもの。
それでいいのかなぁ…
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Adele「Set Fire To The Rain」
愛や恋とセックスを分けて考える人が多い気がする。
「恋の悩み」とか愛情に関する議論や雑誌の特集は良く目にするけれどセックス…ハウツーではなく…そのものを論じ合ったり考えたりする機会はとても少ない。
僕はセックスと恋愛を分けて考えるのはナンセンスだと思っているし、セックスは恋愛の大きな一部だと思っているから、こういう風潮が不思議でならない。
性癖とか嗜好も含めて恋愛の一部。
いくら姿形や性格が好きでも性癖やセックスそのものの相性が悪かったら苦痛になってしまう。
違う？
そもそも、正しい理解の上にセックスをしているのかどうか…
もしかしたら、大きな誤解の上でそれは求められているのかもしれない。
それは「都市伝説」みたいに根拠の無い勘違いやすれ違いかもしれない。
セックスは「秘め事」ではあるけれど、そこに至る感情や想い、振る舞い方はもっと語り合うことが大切なんじゃないかと凄く感じる。
それが相手を理解し、受け入れ愛することでもあると思う。
愛を感じるセックス。
愛情が伝わるセックス。
欲望をぶつけ合うセックスもいいけれど、暖かいセックスもいい。
今の若い世代は実は案外みんな優しい人たちが多い気もする。
だから、変な誤解の元にセックスを捉えて欲しくないし。
もっと大らかに、恋を語るようにセックスも語るのは自然なことじゃないのかな…
そんなことを最近とても感じる。
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