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ＲＣサクセション（忌野清志郎）「雨あがりの夜空に」
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奥田民生×桜井和寿×ゆず×CHABO×中村 中「雨あがりの夜空に」
「愛し合ってるか〜い？」
と観客席に向かって叫んだのは忌野清志郎だった。
「お前ら被害者面してんじゃねえ、コノヤロー」
とステージの上から被災者に悪態ついたのは泉谷しげるだった。
この２人は親友であり、盟友でもあった。
泉谷しげるは1993年、北海道で南西沖地震による惨状を目の当たりにし、チャリティー活動を精力的に始めた。
この時「お前ら募金しろ！」というゲリラライヴを全国で展開し、これには日本ユニセフも協力した。
そして11月15日、札幌厚生年金会館にて「奥尻島救済コンサート、チャリティー・ソングの日」を開催した。
このコンサートでは、開催告知の為に出演したラジオ番組で、泉谷しげるは何の事前交渉も根拠もなく「小田和正も呼ぶ」とその場の勢いで発言してしまった。
その時点で２人には特に交流がなかったにも関わらず、それを伝え聞いた小田和正は「泉谷が俺を必要としてるなら、出る」と言って小田和正も急遽出演することになった。
そして当日、泉谷しげる・桑田佳祐・忌野清志郎と共に泉谷のヒット曲「春夏秋冬」を歌った。
その際に忌野清志郎が泉谷に「奥尻島ばかり可愛がりやがって。被災地は全国にあるんだぞ！」と言った言葉に泉谷は触発され、以降様々なチャリティーに目を向けるようになったと言われている。
1994年に長崎雲仙普賢岳噴火による火砕流被害が起きると、早速「日本を救え！」というチャリティー・コンサートを呼び掛け、３月13日長崎市公会堂にて、吉田拓郎・井上陽水・小田和正・忌野清志郎・南こうせつ・さだまさし・浜田省吾・大友康平といったミュージシャンと共に「スーパーバンド」として出演した。
各自が楽器を持ち、バンドを構成し演奏するものだった。
続いて８月日本武道館、10月島原市文化会館でも行われた。
武道館には稲垣潤一・坂崎幸之助・財津和夫・白井貴子・渡辺美里・山本潤子・加藤いづみ他も参加した。
紆余曲折の後、５日間も合宿をしコンサートに臨んだというものだった。
その模様は最後に添付した。
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泉谷しげる「眠れない夜」
翌95年、阪神淡路大震災が起きた。
泉谷しげるはいち早く、震災当日被災地に入り、ラジオ「オールナイト・ニッポン」に被災地から出演した。
「お前ら募金しろ！」ゲリラライヴをまた全国で展開した。
それら一連の行動を見ていた忌野清志郎が、泉谷しげるを「チャリ男(チャリティー男)」と呼ぶようになった。
泉谷はこの年、大江千里のチャリティー・シングルのレコーディングにも参加している。
2011年３月に東日本大震災が起きた時も、Gacktらと共にチャリティー・コンサートを開いている。
それはライヴ活動やコンサート出演に留まらず、被災地に人知れず１人で物資を運び届けるといったものも含まれる。
泉谷は「募金にしても、ボランティアにしても、ありがたいと思ってくれる人ばかりじゃない。募金したらしたで分配どうの、とそれがまた余計な問題になることもある。だから人を巻き込んでやるより、１人でやる方がいいんだよ。自分の気持ちの問題だから…。」
そう言って小さなことも継続する。
還暦を過ぎ、飾らず悪態ばかりついているヤンチャなイメージ、ダミ声で歌もけして巧いとは思えないが、熱く真っ直ぐでパワフルだ。
被災地で「被害者面してるんじゃねぇ」といった悪態をつくのも、泉谷らしい気遣いであって、そこで被災者が言い返したり不満をぶちまけたりすることを泉谷は狙っている。
「どこにも不満を言えず溜め込んでしまうのは良くない。有名人はそういった不満をぶつける対象でいい」
というのが泉谷の信念らしい。
海外のミュージシャンも含め、こういたチャリティー・コンサートに参加することを「偽善者」と非難する人間もいる。
チャリティーで有名なＵ２のボーカル：ボノもそんな中傷に晒されてもいた。
ボノの訴えから始まった「ライヴ・エイド」でアフリカの沢山の子供たちが学校に行けるようになったというのに…。
だから非難されても中傷されてもボノは活動を止めない。
泉谷のこうした活動を揶揄する声もあるが、泉谷も気にも留めず活動を続けている。
「ファンが被災して苦しんでいるのを黙って見ていられるか！」
それが泉谷を突き動かす原動力らしい。
泉谷が言うと不思議と説得力がある。
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RCサクセション（忌野清志郎）「スローバラード」
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UA「スローバラード」
チャリティーというと偽善と斜めに見て批判する人間が必ず出てくる。
特に大規模なコンサートや、テレビなどメディアが絡んだものには集中砲火のように批判が集中する。
ちょっと前にも日本ユニセフへの募金の10数％が事務費等で使われていることを槍玉にあげているブログが話題になった。
大使であり黒柳徹子の個人口座に振込まれたものは100％ユニセフ本部に送られているのとの比較での非難だった。
日本人は、募金やボランティアに対して勘違いをしている人が多いのかもしれない。
世界中どこでも、チャリティーであれ、募金であれ、必要最低限の経費はあらかじめ引かれるのが一般的。
ユニセフにしても、本部は各国のユニセフ協会に対して、20％までの経費、維持費(事務員の人件費や家賃、通信簿など)を認めている。
黒柳徹子はあくまで個人なので、それらの経費がかからない為に、全額を送金できる。
それはチャリティー・コンサートであっても同じで、より大きな費用がかかる。
会場費、設営費、機材費、スタッフの人件費である。
大規模なコンサートともなれば、それはチケット収入の半分以上もかかってしまう。
出演者のギャラは通常は無しでも、交通費やサポートスタッフの諸経費は必要になる。
そういった費用を指摘し、偽善だという非難をするのはナンセンスだし、無理な話。
それでは裕福な人間しかチャリティーがやれなくなる。
ただし…それでも首を傾げたくなるものはある。
どこかの局の…
揃いのＴシャツを着て24時間感動の押し付けをやっている番組は正直疑問だらけだ。
ネットでも沢山批判がある。
その多くは出演者の高額なギャラであり、局の営利的な姿勢であろう。
あの番組で…24時間を１つの番組と括るかどうかは別にして…一体どれだけの広告収入が入っているのか…。
司会の嵐のギャラが5000万とか、マラソンに出たタレントが1000万とか書かれているが、僕は事実かどうかは知らない。
仮に事実だとすれば、いくら何でも…という気がする。
それで「頑張りました」と涙流されても「当たり前だろ」と言いたくなる。
ま、それでも「偽善者」と批判する気はない。
お仕事だもの。
基本的には、あの番組は「視聴者に募金」でチャリティーを行うものであって、局やタレントはそれを呼び掛ける役なのだから。
チャリティーというのは、例え収益の１％でも寄付をすれば成り立つもの。
全額じゃなければ偽善者だというのは充たらない。
だいたい、偽善者だと他人を攻撃する人間に限って、自ら何かをすることは無い。そんなことが多い。
多少の偽善でも、自己満足や私欲があっても、何もしないよりはいい。
泉谷しげるは、そんなことはしていないし、だから１人で動ける範囲で長くつづけることをしている。
ストリート・ライヴなら費用もかからない。
でも、一番の狙い、支援は声を上げ続けることだろう。
風化しないように、被災者が忘れられないように、声を上げ、歌い続けている。
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中村中「友達の詩」
サッカーのＪリーガーも３年目を迎えても東北復興支援イベントを今年も、来春も行う。
お金だけのことでは無い。
東北楽天ゴールデンイーグルスも、優勝報告会を東北各地で行った。
選手も分散して被災地も回った。
そう考えてみると、お笑い…テレビのバラエティーで稼ぎまくる漫才師たちが行動している、という話を僕は知らない。
長引く避難生活と孤立感で疲弊する被災者を、彼らが笑いで癒すチャリティーがあってもいいと思うが…。
それは、多分僕が知らないだけなのだろう…。
何もないとしても責める筋合いのものではない。
政治は…
政治家はどうなんだろう？
安倍政権がやったことは、福島第一原発の５号機、６号機の廃炉を東電に決定させた事と、大企業に課した復興特別税を１年前倒しで廃止した事だろうか。
もっとも、福島の５、６号機は震災当時停止していたから、何の被害も無かったもの。
事故を起こした１〜４号機の処理も、汚染水の処理も目処が立たない中、慌てて廃炉を決めたのは諸外国に対した、体外的な対面…アンダー・コントロール発言に疑心を向けさせない為、いわばオリンピックの為の措置。
莫大な廃炉費用を理由に拒む東電には、それに見合う政府支援も提示したのはもちろんだろう。
その支援金が税金であるのは言うまでもない。
復興特別税の廃止は、復興とは真逆の措置だが、自民党を支援してくれる大企業へのサービスで、これは被災地より大企業が大事という安倍総理の意志がよく表れている。
官僚は、といえば…
莫大な復興予算をあまり被災地に遣わず、被災地とは関係の無い役所の耐震工事や天下り法人への配分や埋蔵金の原資としてせっせ貯め込んで、自分たちの将来に備えている。
ま、考えると不愉快になるだけだ。
泉谷は言う…
「俺は立派なことをやってるなんて思ってねえよ。自分がやりたいからやってるだけだ。」
そんな泉谷が今年初めて紅白歌合戦に出場する。
僕は紅白歌合戦には興味もないけれど、生放送のステージで、あの泉谷が何を言いだすのか…
それは興味がある。
NHK批判だろうが、政府批判だろうが平気でやってしまいかねない(笑)。
一説には、目玉の無い今年の紅白に「あまちゃん」で再ブレイクした小泉今日子を担ぎ出したいNHKが、小泉サイドと交渉したが色よい返事をもらえず、それで小泉と仲の良い泉谷を引っ張り出し、後押しを期待しているとも言われている。
噂に過ぎない。
でも、泉谷なら、そんな事実があれば生放送でバラしちゃうんだろうなぁ、やっぱり(笑)。
そういえば…
僕が20代半ばで毎晩新宿三丁目で飲み明かしていた頃、「呑じゃ家」という安い居酒屋に朝４時過ぎ頃になると、１人で泉谷がよく飲んでいた。
背中丸めて、片足を少し引きずるように店に入って来て、黙って酒を呑んでいた。
客の誰もそれを気にしないくらい、当時な泉谷は地味な存在だった。
有名人だと少しも偉そうに構えることも無く…。
日本をすくえ'９４ 奥尻・雲仙普賢岳支援コンサート
(Part-1) http://
(Part-2) http://
(Part-3) http://
(Part-4) http://
(Part-5) http://
吉田拓郎/泉谷しげる/小田和正/稲垣潤一/大友康平/財津和夫・坂崎幸之助/白井貴子/山本潤子/伊勢正三…
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ＲＣサクセション（忌野清志郎）「雨あがりの夜空に」
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奥田民生×桜井和寿×ゆず×CHABO×中村 中「雨あがりの夜空に」
「愛し合ってるか〜い？」
と観客席に向かって叫んだのは忌野清志郎だった。
「お前ら被害者面してんじゃねえ、コノヤロー」
とステージの上から被災者に悪態ついたのは泉谷しげるだった。
この２人は親友であり、盟友でもあった。
泉谷しげるは1993年、北海道で南西沖地震による惨状を目の当たりにし、チャリティー活動を精力的に始めた。
この時「お前ら募金しろ！」というゲリラライヴを全国で展開し、これには日本ユニセフも協力した。
そして11月15日、札幌厚生年金会館にて「奥尻島救済コンサート、チャリティー・ソングの日」を開催した。
このコンサートでは、開催告知の為に出演したラジオ番組で、泉谷しげるは何の事前交渉も根拠もなく「小田和正も呼ぶ」とその場の勢いで発言してしまった。
その時点で２人には特に交流がなかったにも関わらず、それを伝え聞いた小田和正は「泉谷が俺を必要としてるなら、出る」と言って小田和正も急遽出演することになった。
そして当日、泉谷しげる・桑田佳祐・忌野清志郎と共に泉谷のヒット曲「春夏秋冬」を歌った。
その際に忌野清志郎が泉谷に「奥尻島ばかり可愛がりやがって。被災地は全国にあるんだぞ！」と言った言葉に泉谷は触発され、以降様々なチャリティーに目を向けるようになったと言われている。
1994年に長崎雲仙普賢岳噴火による火砕流被害が起きると、早速「日本を救え！」というチャリティー・コンサートを呼び掛け、３月13日長崎市公会堂にて、吉田拓郎・井上陽水・小田和正・忌野清志郎・南こうせつ・さだまさし・浜田省吾・大友康平といったミュージシャンと共に「スーパーバンド」として出演した。
各自が楽器を持ち、バンドを構成し演奏するものだった。
続いて８月日本武道館、10月島原市文化会館でも行われた。
武道館には稲垣潤一・坂崎幸之助・財津和夫・白井貴子・渡辺美里・山本潤子・加藤いづみ他も参加した。
紆余曲折の後、５日間も合宿をしコンサートに臨んだというものだった。
その模様は最後に添付した。
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泉谷しげる「眠れない夜」
翌95年、阪神淡路大震災が起きた。
泉谷しげるはいち早く、震災当日被災地に入り、ラジオ「オールナイト・ニッポン」に被災地から出演した。
「お前ら募金しろ！」ゲリラライヴをまた全国で展開した。
それら一連の行動を見ていた忌野清志郎が、泉谷しげるを「チャリ男(チャリティー男)」と呼ぶようになった。
泉谷はこの年、大江千里のチャリティー・シングルのレコーディングにも参加している。
2011年３月に東日本大震災が起きた時も、Gacktらと共にチャリティー・コンサートを開いている。
それはライヴ活動やコンサート出演に留まらず、被災地に人知れず１人で物資を運び届けるといったものも含まれる。
泉谷は「募金にしても、ボランティアにしても、ありがたいと思ってくれる人ばかりじゃない。募金したらしたで分配どうの、とそれがまた余計な問題になることもある。だから人を巻き込んでやるより、１人でやる方がいいんだよ。自分の気持ちの問題だから…。」
そう言って小さなことも継続する。
還暦を過ぎ、飾らず悪態ばかりついているヤンチャなイメージ、ダミ声で歌もけして巧いとは思えないが、熱く真っ直ぐでパワフルだ。
被災地で「被害者面してるんじゃねぇ」といった悪態をつくのも、泉谷らしい気遣いであって、そこで被災者が言い返したり不満をぶちまけたりすることを泉谷は狙っている。
「どこにも不満を言えず溜め込んでしまうのは良くない。有名人はそういった不満をぶつける対象でいい」
というのが泉谷の信念らしい。
海外のミュージシャンも含め、こういたチャリティー・コンサートに参加することを「偽善者」と非難する人間もいる。
チャリティーで有名なＵ２のボーカル：ボノもそんな中傷に晒されてもいた。
ボノの訴えから始まった「ライヴ・エイド」でアフリカの沢山の子供たちが学校に行けるようになったというのに…。
だから非難されても中傷されてもボノは活動を止めない。
泉谷のこうした活動を揶揄する声もあるが、泉谷も気にも留めず活動を続けている。
「ファンが被災して苦しんでいるのを黙って見ていられるか！」
それが泉谷を突き動かす原動力らしい。
泉谷が言うと不思議と説得力がある。
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RCサクセション（忌野清志郎）「スローバラード」
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UA「スローバラード」
チャリティーというと偽善と斜めに見て批判する人間が必ず出てくる。
特に大規模なコンサートや、テレビなどメディアが絡んだものには集中砲火のように批判が集中する。
ちょっと前にも日本ユニセフへの募金の10数％が事務費等で使われていることを槍玉にあげているブログが話題になった。
大使であり黒柳徹子の個人口座に振込まれたものは100％ユニセフ本部に送られているのとの比較での非難だった。
日本人は、募金やボランティアに対して勘違いをしている人が多いのかもしれない。
世界中どこでも、チャリティーであれ、募金であれ、必要最低限の経費はあらかじめ引かれるのが一般的。
ユニセフにしても、本部は各国のユニセフ協会に対して、20％までの経費、維持費(事務員の人件費や家賃、通信簿など)を認めている。
黒柳徹子はあくまで個人なので、それらの経費がかからない為に、全額を送金できる。
それはチャリティー・コンサートであっても同じで、より大きな費用がかかる。
会場費、設営費、機材費、スタッフの人件費である。
大規模なコンサートともなれば、それはチケット収入の半分以上もかかってしまう。
出演者のギャラは通常は無しでも、交通費やサポートスタッフの諸経費は必要になる。
そういった費用を指摘し、偽善だという非難をするのはナンセンスだし、無理な話。
それでは裕福な人間しかチャリティーがやれなくなる。
ただし…それでも首を傾げたくなるものはある。
どこかの局の…
揃いのＴシャツを着て24時間感動の押し付けをやっている番組は正直疑問だらけだ。
ネットでも沢山批判がある。
その多くは出演者の高額なギャラであり、局の営利的な姿勢であろう。
あの番組で…24時間を１つの番組と括るかどうかは別にして…一体どれだけの広告収入が入っているのか…。
司会の嵐のギャラが5000万とか、マラソンに出たタレントが1000万とか書かれているが、僕は事実かどうかは知らない。
仮に事実だとすれば、いくら何でも…という気がする。
それで「頑張りました」と涙流されても「当たり前だろ」と言いたくなる。
ま、それでも「偽善者」と批判する気はない。
お仕事だもの。
基本的には、あの番組は「視聴者に募金」でチャリティーを行うものであって、局やタレントはそれを呼び掛ける役なのだから。
チャリティーというのは、例え収益の１％でも寄付をすれば成り立つもの。
全額じゃなければ偽善者だというのは充たらない。
だいたい、偽善者だと他人を攻撃する人間に限って、自ら何かをすることは無い。そんなことが多い。
多少の偽善でも、自己満足や私欲があっても、何もしないよりはいい。
泉谷しげるは、そんなことはしていないし、だから１人で動ける範囲で長くつづけることをしている。
ストリート・ライヴなら費用もかからない。
でも、一番の狙い、支援は声を上げ続けることだろう。
風化しないように、被災者が忘れられないように、声を上げ、歌い続けている。
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中村中「友達の詩」
サッカーのＪリーガーも３年目を迎えても東北復興支援イベントを今年も、来春も行う。
お金だけのことでは無い。
東北楽天ゴールデンイーグルスも、優勝報告会を東北各地で行った。
選手も分散して被災地も回った。
そう考えてみると、お笑い…テレビのバラエティーで稼ぎまくる漫才師たちが行動している、という話を僕は知らない。
長引く避難生活と孤立感で疲弊する被災者を、彼らが笑いで癒すチャリティーがあってもいいと思うが…。
それは、多分僕が知らないだけなのだろう…。
何もないとしても責める筋合いのものではない。
政治は…
政治家はどうなんだろう？
安倍政権がやったことは、福島第一原発の５号機、６号機の廃炉を東電に決定させた事と、大企業に課した復興特別税を１年前倒しで廃止した事だろうか。
もっとも、福島の５、６号機は震災当時停止していたから、何の被害も無かったもの。
事故を起こした１〜４号機の処理も、汚染水の処理も目処が立たない中、慌てて廃炉を決めたのは諸外国に対した、体外的な対面…アンダー・コントロール発言に疑心を向けさせない為、いわばオリンピックの為の措置。
莫大な廃炉費用を理由に拒む東電には、それに見合う政府支援も提示したのはもちろんだろう。
その支援金が税金であるのは言うまでもない。
復興特別税の廃止は、復興とは真逆の措置だが、自民党を支援してくれる大企業へのサービスで、これは被災地より大企業が大事という安倍総理の意志がよく表れている。
官僚は、といえば…
莫大な復興予算をあまり被災地に遣わず、被災地とは関係の無い役所の耐震工事や天下り法人への配分や埋蔵金の原資としてせっせ貯め込んで、自分たちの将来に備えている。
ま、考えると不愉快になるだけだ。
泉谷は言う…
「俺は立派なことをやってるなんて思ってねえよ。自分がやりたいからやってるだけだ。」
そんな泉谷が今年初めて紅白歌合戦に出場する。
僕は紅白歌合戦には興味もないけれど、生放送のステージで、あの泉谷が何を言いだすのか…
それは興味がある。
NHK批判だろうが、政府批判だろうが平気でやってしまいかねない(笑)。
一説には、目玉の無い今年の紅白に「あまちゃん」で再ブレイクした小泉今日子を担ぎ出したいNHKが、小泉サイドと交渉したが色よい返事をもらえず、それで小泉と仲の良い泉谷を引っ張り出し、後押しを期待しているとも言われている。
噂に過ぎない。
でも、泉谷なら、そんな事実があれば生放送でバラしちゃうんだろうなぁ、やっぱり(笑)。
そういえば…
僕が20代半ばで毎晩新宿三丁目で飲み明かしていた頃、「呑じゃ家」という安い居酒屋に朝４時過ぎ頃になると、１人で泉谷がよく飲んでいた。
背中丸めて、片足を少し引きずるように店に入って来て、黙って酒を呑んでいた。
客の誰もそれを気にしないくらい、当時な泉谷は地味な存在だった。
有名人だと少しも偉そうに構えることも無く…。
日本をすくえ'９４ 奥尻・雲仙普賢岳支援コンサート
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吉田拓郎/泉谷しげる/小田和正/稲垣潤一/大友康平/財津和夫・坂崎幸之助/白井貴子/山本潤子/伊勢正三…
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