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Standard Jazz Songコミュのスペインの歌姫【カルメ・カネラ】

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すっかり「スペイン熱」に冒されてしまったこの頃。素晴らしい歌手を発見しました。

しかし見つけたのが自宅のCDラックの中というのが哀しい。購入したのはおそらく10年以上前。いったい何をやっていたんでしょうか。でも、それもこの素晴らしいコミュニティのお陰なので感謝感激雨霰です。

スペインのバルセロナベースで活躍しているカルメ・カネラをご紹介します。

◆公式ウェブサイト。スペイン語ですが、BIOは英文もあるので問題ないでしょう。
http://carmecanela.com/web/

◆WIKIもスペイン語ですが、書いてあることは公式HPと殆ど同じ。固有名詞を追っていくだけでもどんな人たちと共演しているかが分かります。
http://es.wikipedia.org/wiki/Carme_Canela

◆Facebook
https://www.facebook.com/carme.canela.3

◆アマゾンのサイト
http://www.amazon.com/s/ref=nb_sb_noss_1?url=search-alias%3Dpopular&field-keywords=carme%20canela&sprefix=carme+%2Cpopular

◆Fresh Sound New Talent (World Jazz) のサイト。彼女のCDはカタログにしっかり残っています。
http://www.freshsoundrecords.com/fresh_sound_new_talent-rl-1.html

※管理人様、補足ありがとうございました。


彼女の歌で、まずは、名曲中の名曲[スピーク・ロウ」をお聴き下さい。



CDはFSNT(Fresh Sound New Talent)の14枚目にあたる "Introducing Carme Canela & Trio"(1996年録音)。バックを務めるのはスペインのジョアン・モネ・トリオです。(スペイン語だと「ホアン」と発音したいところですが、ジョアンでいいようです。)

Joan Monne(piano), Raimon Ferrer(bass), David Xirgu(drums)

透明感溢れるヴォイスにぞっこんの毎日です。きっと世界中にはいろんな「スピーク・ロウ」があるのでしょうね。

次はスタンダードジャズから離れますが、ラテンアメリカではポピュラーなスタイルのギターとのデュオ。ギタリストはホルディ・マタス(Jordi Matas)でカルメとは同郷でカタロニア出身とのこと。



アルバムについては後ほどじっくり触れますが、最後にサウス・アメリカン・ジャズ・スタイルのボーカルを。ブエノス・アイレス国際ジャズ祭2012でギジェルモ・クレイン・クインテットと共演した映像です。



ギジェルモ・クレイン(Guillermo Klein)はアルゼンチンのギル・エヴァンスとも言われているユニークなジャズを創造しているミュージシャンです。NYで活躍した後、現在はスペインに居るようで、そんなことから共演が実現したのかも知れません。

コメント(4)

"indroducing carme canela & trio" (Fresh Sound New Talent FSNT 014 CD)

スペインの歌姫、カルメ・カネラの記念すべきデビューアルバム。フレッシュ・サウンド・ニュー・タレントが素性を一切明かさない謎のレーベルであった頃の貴重な記録でもあります。

1) Speak Low (Ogden Nash - Kurt Weill)
2) I didn't Know What Time It Was (Rodgers - Hart)
3) Estels Foscos En Un Cel Tan Clar (Joan Monne)
4) Veracruz (Milton Nascimento - Marcio Borges)
5) Es Molt Tard (David Xirgu - Benjami Moline)
6) You Don't Know What Love Is (Raye - De Paul)
7) Isn't It A Pity (Goerge & Ira Gershwin)
8) Afro Blue (Mongo Santamaria)
9) Walking On The Moon (Sting)
10) Ribbon In The Sky (Stevie Wonder)
11) Madalena (Ivan Lins)

Carme Canela : Vocal
Joan Monne : Piano
Raimon Ferrer : Bass
David Xirgu :Drums

Recorded in June 24 & 25, 1996 at Estudis Moraleda, Barcelona on Two Tracks Digital

11曲中5曲はジャズスタンダード作品ですが、4ビートでストレートにスイングする曲はなし。

スペインの歌手の作品でありながらスペインの曲もスペイン語の歌もなく、あるのは2曲のカタロニア語の歌。

ブラジルの曲もボサノヴァではなく、第2世代にあたるミルトン・ナシメントやイヴァン・リンスといったMPBのスターの作品で歌詞もポルトガル語。

さらにはスティングやスティーヴィー・ワンダーの曲も加わると言った具合に、オーソドックスなジャズスタンダードとは言い難い作品に仕上がっています。

しかし、自分で言うのも不思議なのですが、ニュースタンダードと呼びたくなるくらいにジャジーな感覚に溢れた作品だと思います。

それは、おそらくカルメ・カネラと彼女をサポートするスペイン気鋭のピアノトリオのすべてのメンバーがジャズの根っこの部分をしっかりと押さえているから。たぶんとっても充実した教育があるのでしょう。

スペインのジャズ恐るべし、じゃなくてとっても素晴らしい、です。

いよいよ楽しみにしていたトピックを展開していただけるようですが、事前に
【スペインの天才少女達】
トピックを眺めておくと、スペインのジャズの現状についての貴重な解説があります。

スペインという国が現在に至るまでは複雑な歴史を抱えているようですが、このあたりが参考になりそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3


ガーシュイン兄弟が書いた大スタンダード曲 "Love is here to stay" の一節に
In time the Rockies may crumble
Gibraltar may tumble
They're only made of clay
というのがありますが、このジブラルタルもスペインのイベリア半島にあるのですね(英領です)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%AB


また、ロジャース / ハートが書いた大スタンダード曲 "My Romance" の一節に
My romance doesn't need a castle rising in spain
とありますが、スペインには塔を持つお城がたくさんあるのでしょうね :-)


塔といいますと、ガウディの塔としてよく知られていますサグラダ・ファミリアもスペインにあるのですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%82%A2

というような取り止めのないことを思い出しながらカルメ・カネラを楽しませていただけそうです。
カステラがおいしく食べれそうです :-)
オーレ!

話は全く脱線しますが、カーメン・マクレイ (Carmen McRae)はスペイン語読みだとカルメンになるのでしょうね。



さらに蛇足ですが、チック・コリアが書いた曲にアル・ジャロウが詞をつけた "Spain" の中の一節
the sound of our hearts beat like castanets
のところが好きです :-)
さらにさらに蛇足ですが

スペインのかくめーをしずめてもぉ〜〜

と歌われるのは、ヴァーノン・デューク / アイラ・ガーシュインのコンビが書いた "I Can't Get Started" ですね。
これでこの曲が書かれたのはスペイン内戦中あるいは少し後ということがわかります。

スペイン内戦は、1936年7月 - 1939年3月、この曲が書かれたのは1936年、初演はミュージカル(舞台)
Ziegfeld Follies of 1936 になります。
http://www.ibdb.com/production.php?id=13606

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