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観ることが出来ない名作映画。コミュの池田敏春監督「魔性の香り」

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いつもの中古ビデオ店で池田敏春監督「魔性の香り」を1980円で発見。
レンタル落ちではない(色褪せていない)VHSでした。

線香花火が落ちて「魔性の、香り」とタイトルが出る。
ビリヤード場で誰かの視線を感じて後ろを振り返りながらも
ジョニー大倉がボールを次々とポケットに沈めていく。
沈んだボールがごろごろとレールを転がっていく。
雨が降ってきて肩を半分濡らしながら帰る途中
桟橋を歩く女が川に身を投げるのを見つける。
傘を放り川に飛び込んで女を助け、おぶって靴と鞄を拾って
偶然停まったタクシーに乗る。

こう書いていくときりがないのですが、これは名作だと思います。
地下鉄の駅のホームに電車が滑り込んでくるところや
「ミスティ」でも繰り返される水に足をとられるところや
青木義朗が唐突に出てくるところなど、池田敏春らしさが
画面のそこここに存分に発揮されています。

最後にドアを開けて手を小さく振る天地真理の演技も素晴らしい。
秋子という名前ではありましたが、名美の虚無感が伝わってきました。
しかし未DVD化とは(衛星劇場ではOAされていたようですが)残念ですね。

こうなってくると、池田作品は探して観ていかなくてはならない気がしています。

参考HP:
http://teaforone.blog4.fc2.com/blog-entry-390.html
http://sky.geocities.jp/amhikokigumo/masho.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E6%95%8F%E6%98%A5

コメント(1)

池田&石井コンビ作ですね。
この時期は二人三脚で、良い仕事をしています。
88年に石井隆が監督デビューしたあたりから、共闘作業が無くなり
池田さんは自分でシナリオを書くことになり、苦難の道の始まりだったように思います。
DVDになっていない池田作品では「くれないものがたり」が好きです。

余談ですが、独立プロ映画「もうひとつの少年期」(84年)さとう宗幸、船越栄一郎(デビュー作です)に助監督でついているとき、ワンポイントキャスティングで、天地真理の事務所に現金10万円を持って交渉に行ったことがあります。エンディング近く、新しい命の誕生に立ち会う看護婦役でした。
快くOKを貰った時の喜びは今でも憶えています。

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