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観ることが出来ない名作映画。コミュの大地の子守歌(1976年 松竹)

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★解説
13歳にして売春宿に売られた少女が、苛酷な運命に耐え生き続ける姿を描く。脚本は「動脈列島」の白坂依志夫、監督も同作の増村保造、撮影は中川芳久がそれぞれ担当。


★スタッフ
監督:増村保造
脚本:白坂依志夫
原作:素九鬼子
製作:藤井浩明 木村元保
撮影:中川芳久
美術:間野重雄
音楽:竹村次郎
録音:太田六敏 宮下光威
照明:福富精治
編集:中静達治



★キャスト
出演:原田美枝子 (りん)
佐藤佑介 (正平)
賀原夏子 (ばば)
岡田英次 (伝導師)
梶芽衣子 (若い女)
田中絹代 (農婦)



★あらすじ
秋の四国路の野山に、美しい鈴の音がこだまする。山道を踏みしめていく幼いお遍路の瞳はつぶらだが盲目であった。少女の名はりんという。彼女は四国の山奥で、ばばと二人で野性の子として暮していたが、ばばの死後、瀬戸内海のみたらい島に売られた。りんが13歳の時だった。島でりんを待っていたのは売春という地獄だった。近い将来、りんも春を売る女にされてしまう。彼女は反抗し続け、苦しい時はばばがよく歌った子守唄を歌った。この島では陸地での売春と別に「おちょろ舟」を漕ぎ出して沖に停泊する船での売春があった。りんはおちょろ舟の漕ぎ手を志願した。舟さえ漕げれば、いつの日か島を脱出できると考えたからだ。が、やがて初潮を迎えたりんは、客をとらされた。島で知り合った少年との淡い恋も散った。りんは狂ったように働きつづけた。その結果、視神経を犯されてしまった。それでも、生きる、という望みを捨てなかった。負けるものか、という闘魂がりんの心を支えていた。そんなりんに同情した伝導師が、りんを島から逃がそうと舟に乗せた。四国へ逃げのびてお遍路になれ、という男に向かって、りんは帯をといた。生まれたままの姿で、りんは、男にとも天にも海にとも分らぬまま、汗と涙でよごれた手を合わせた。「うちはただでお金をもらうことはできまへん。どうぞ、うちを好きにしておくれまへ。この恩は、一生、忘れはせんけんな!盲のおりんのこの気持を、うけとっておくれまへ」……。朝焼けの四国路を幼いお遍路が行く。りんは夜露のおりた土に顔をこすりつける。いっぱいにひらいた瞳で、大地の底まで見通そうと一心に目をこらす。やがて、土の下から声がのぼってくる。「おりん、おりん」それは、ばばの声であり、大地の声であり、神の声であり、また、浄化されたりん自身の声でもあった。

コメント(4)

未だに何故、これがDVD化されないのが不思議!
新宿のTSUTAYAならビデオが置いてありますよ〜

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