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東日本大震災 関連ニュース分類コミュの2013年 避難その他

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卒業式:浪江小では12人が巣立ち 

毎日新聞 2013年03月22日 01時29分(最終更新 03月22日 01時51分)




卒業に先立ち行われた「6年生を送る会」で在校生らに見送られる渡部君(中央)=福島県二本松市の浪江小学校で



 東京電力福島第1原発事故の影響が続く福島県で22日、小学校484校の卒業式が一斉に行われる。全町避難のため、避難先の同県二本松市で授業を続ける浪江町立浪江小では、12人が卒業する。8人は浪江中に進学するが、親の会社が遠隔地に避難しているなどの事情で浪江中に進まず、友達と別れる子もいる。震災2年が過ぎても、福島の子どもたちは原発事故に翻弄(ほんろう)されている。

 「浪江中に行くか、行かないか」。6年生の渡部悠希君(12)は、両親と何度も話し合いを続けてきた。原発事故後、父政行さん(47)の職場は同県いわき市に移転。小学校卒業を機に、父親が単身赴任中のいわき市で家族一緒に暮らそうという両親の考えに反発したこともあった。

 悠希君は内気な性格で避難前は「泣き虫」だった。しかし、児童数が激減して再開された学校では、運動会で指導役になるなど、いきいきとした学校生活を送っていた。昨夏ごろから「友達と離れたくない。浪江中に行く」と訴えるように。だが、避難生活の不自由もあった。避難前は暗くなるまでサッカーに興じたが、今暮らす仮設住宅には、友達もいない。放課後、一人黙々とゲームをする。

 話し合いを重ね、いわきに行くと決めた悠希君は「不安はあるけど、友達もできると思う」と話す。母志乃さん(34)は「試練を乗り越えてほしい。多分、今より悪いことはないから」。巣立つ我が子に期待を寄せる。

 同小の来年度の新入生はゼロで、4月以降全校生徒は17人となる。【泉谷由梨子】

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