[mixi]小説家をめざすことの中止を撤回し、芥川賞 - システマティックに創作文芸

[33] mixiユーザー 12月30日 12:27

１９９６年当時の自分が、「自分はいわゆる小説家志望者ではない、小説家を夢見る文学青年ではない、賞・名誉・権威が欲しいだけで、その一環として芥川賞をめざしているだけだ」と明確に認識していればよかっただろうし、偽悪的に「賞を取りたいだけだ」と言うこともしばしばあった。しかし、実際には「賞を取るだけでなく立派な作品を書き続ける小説家になりたいと自分は思っている」と思いこんでいた。そう思っていたのは、「記念受賞」で終わらせてしまうことの良心の呵責もあっただろうが、もっと大きな原因があった。

３２で書いたように、俺は特にこれが大好きだというジャンルはないが、幅広くあらゆる分野に興味はある。幅広い分野の知識を知りたい、いろんなジャンルに「入門」したいという願望は持っている。
あらゆる分野なので、当然そこには「文学」というものも入ってくる。

では、特に文学に興味があったかというとそうでもない。小説なんて読むのはタルいと思ってそれまであまり読んでいなかった。
特に興味が強かったのではない文学を重視しようとした。いろんな賞の中で芥川賞を目指したのは、有名な賞でなおかつ文学の賞だったためだ。

文学を重視しようとしたのは、俺がへたに「国語（現代文）」の成績が良かったためだ。成績が良かったといっても全国１位を取ったのでもないのだが、「まったく勉強しないのに灘高校の生徒とかと肩を並べているのだから素質はあるはずだ」と思っていた。
さらに、まったく勉強しないために国語といっても古典はダメだし、英・社・数・理もダメなので総合的な偏差値は低く三流大学にしか入れなかったが、「現代文以外の科目を勉強さえしていれば東大にでも入れたはずだ」というくやしさ、無念さも強く思っていた。

せっかくの「現代文」の素質を生かしてリベンジを・・・というのも、芥川賞をめざし、なりたくもない小説家をめざした理由である。

目標を持たないというところで引用した大学教授は、「人間はとりえを持つべきだと言われているが、はたしてそれは良いことだろうか。人間はしばしばとりえによって身を滅ぼす。へたにとりえがあったためにそれにこだわって人生を棒に振る」と言っている。
この教授の意見も、目標を持たないというのと同様であまりにも極論で（極論が間違っているとは限らないししばしば極論が正しかったりはするが）、今の俺には完全には受け入れられないが、「中途半端に現代文の偏差値が高かったためにそれにこだわってしまった」というのは認めざるをえない。

[34] mixiユーザー 12月30日 12:45

たとえて言えば、身長が190㎝の人間が、「俺は身長190㎝もあるので、バスケットボールの選手になってオリンピックを目指さなければならない！」と思いこむようなものだ。

しかし、身長が高いというだけでいろいろ得をしているはずである。スポーツ選手にならなければならないと義務のように考えてしまうのはどうだろうか。さらに、もともとスポーツに何の興味もない、むしろ嫌いだという人間だったらどうか。
興味が無くて嫌いなのに、身長が190㎝というだけで嫌々バスケットボール部に入ったりしたら・・・その人間の生活は、重苦しく、灰色の状態が続くだろう。

欠陥、ハンディがあり、ハンディを逆に生かして成功しようというなら、たとえ辛くてもやるしかないのかもしれない。
しかし、身長の高さのようにそれ自体は長所、良い点で、黙っていても良い体験をいくらでもできるならば、わざわざそれを苦痛・灰色の生活の元にしてしまうのは間違いではないか。

[35] mixiユーザー 12月30日 13:04

現代文の偏差値が高かったことで、自分は、すでにかなりの恩恵は受けている。
勉強をしなかった自分は、ほぼ、現代文のおかげで、三流とはいえ大学に入った（結局入学しなかったことを悔やんでいる愛知県の大学は、入試科目が国語と歴史だけで、なおかつ国語は現代文だけだった）。
公務員試験にしても、現代文ができることが基礎としてあったので、それまでまったくしていなかった試験勉強もある程度できたのだろう。
言葉の感覚についても、しばしば高く評価される。内気な性格のわりに意外と口ベタではないと思われるのも、言語的な基礎のおかげだろう。

例の教授は否定していたが、「とりえ」としての言語的な素質を生かすのならば、実用的な部分（日常生活や仕事において文章の読み書きは必ずある）や、幅広い知識を得るための手段として活用するべきだろう。現状では、そういった部分ではとりえを生かしているとは言いがたい。

教授の極論からヒントを得て俺なりに消化すると、「とりえ」を生かそうとして重圧・重荷を感じるような人生を送ってしまうのは間違いだが、「とりえ」を生かして楽しく喜びを感じて得をすることができるなら良いのではないかということだ。

[36] mixiユーザー 12月31日 20:55

「大転換」後、ひとつのトピックを削除し、他のすべてのトピックの更新をおこなった。
もっと多くのトピックを削除して整理しようかと思ったが、意外とどのトピックもコメントを多く書いていて、１８のトピックが存続している状態だ。トピックの数が２０を超えないようにコントロールしようと思う。

各トピックの過去のコメントを読んでいて、学習・作業の方法などは、さほど間違っていないものが多い。自分自身が思いついた方法なのにすっかり忘れていたことが大部分で、これらを削除して考え直すのは無意味だと思ってそっくり残している。

思いついた方法は良かったのに実行できなかったのは、繰り返し述べているとおり、「小説家をめざしてしまった」ことによる心の中の葛藤、「芥川賞をめざしてしまった」ことによる重圧、これらによって心が消耗してしまっていたためだった。

小説家はめざさない・・・芥川賞をあきらめると決めたら、過去に書いた学習・作業の方法、計画などをそっくり使えると思えてきた。

[37] mixiユーザー 12月31日 22:03

このあたりで、２１日からの「大転換」で気づいた内容をまとめよう。

１９９６年、名誉・権威、「賞」を手に入れようと思った俺は、芥川賞をめざそうと思い立った。
文学の賞をめざしたのは、かつて現代文の成績が良かった、作文を絶賛されたという「とりえ」が根拠だった。
芥川賞をめざすには当然小説家にならねばならないので、小説家をめざすと考え、これがいつのまにかひとり歩きして、「自分は小説家希望だ」と思い込んだが、実際は小説家になんかなりたくなかった。
小説家をめざすことが心の葛藤を生み出し、芥川賞をめざすことが心の重圧・重荷だった。
これらをめざしながらほぼ何の行動もしなかったため、常に「自分は芥川賞をめざすことをやっていない、小説家に結びつくことをやっていない」という引け目・焦りを感じて、浪人生のように何をやっていても心は灰色だった。
心の中の葛藤・重圧によってつねに消耗し、苦しかったために何をするにもまともにできる状態ではなかった。

[38] mixiユーザー 12月31日 22:41

さらに、「小説家・芥川賞」をめざすためにさほど必要ではないと思えるようなことを、めざすためにやらねばならないと強引に決めつけたことも２１年間の暗黒につながった。

日本語の基礎知識・文学の基礎知識の学習、名作の読破など、たしかにやったほうがよいのだろうが、必ずしもやらねば受賞できないというものではない。
問題なのは、これらについて、「必ずしもやらねばならないものではない」と薄々気づいていたにもかかわらず、無理やり、小説家・芥川賞をめざす「前提条件」にしてしまっていたところである。

これらは、俺自身が「やりたかった」ことにすぎない。小説家・芥川賞をめざすかどうかにかかわらず、やりたかった。
ただし、やっかいだったのは、１９９６年に芥川賞をめざすと思いつくまで、「やりたいこと」ではなかったということだ。芥川賞をめざしてから、めざすためにどのような学習をすべきか考えたときに思いついた。実際には「するべき学習」でもなかったのだからその時点で芥川賞の前提条件から削除してしまうべきだったのだろうが、いつのまにか「やりたいこと」に変わっていた。
前提条件ではないものを無理やり前提条件としての「するべき学習」だと思い込もうとしていた。

「やりたいこと」を「やらねばならないこと」と思い込もうとし、さらに、実際は必要があまりないことを薄々気づいていたのでやるべきことから削除しようとしたが気持ちとしては削除したくない・・・と、この部分にも「葛藤」が生じていた。

文学以外の「幅広い知識」すら、「前提条件」にしようとこじつけていた。

素直に、自分の欲求、願望として、幅広い知識を得たいと思っているのだと意識するべきだった。

[39] mixiユーザー 01月02日 00:13

１２月２４日に「こんどの土曜日は、ワクワクした気持ちでレコード大賞で乃木坂46が大賞を受賞する場面を見られるかと思うと楽しみだ。」と２５に書いたが、実現した。
めったに見ないノーベル賞対策室のテレビで、乃木坂46がレコード大賞を受賞する瞬間を見ることができた。

なんせ、２０年以上思い込んでこだわってきたことである。繰り返し意識するべきだ。「小説家になんかなりたくなかった、小説家になんかならない！」「芥川賞はあきらめる！」

これまで住んでいたところから徒歩圏内に引っ越したとき、ボンヤリしていて以前住んだアパートの前まで行ってしまったなどという話を聞くが、「自分は小説家になりたいと思っている」「芥川賞を取る！」というのはいわば２０年以上毎日歩いた道のようなものだ。うかうかしていると、新しい道からはずれて以前の道へそれてしまうかもしれない。しばらくは、意識して、以前の「灰色の道」に戻らないようにしなければならない。

[40] mixiユーザー 01月02日 00:24

以前の道は、泥でぬかるんで、石コロだらけで、落とし穴もところどころ掘られている。明かりもなく、真っ暗だ。ヘビも出る。
今回歩き出した道は、きれいに舗装され、LEDライトで燦然と輝いている。車に乗って時速100キロで走るのも可能だと思われる。

年末に気づいてギリギリ2017年のうちに「大転換」を開始させたおかげで、「2018年」という新年を、新しい方針のもとで迎えることができた。

俺はもう書き初めなど書く機会はないが、もし書くとしたら「芥川賞をあきらめた」と書きたい。

[41] mixiユーザー 01月02日 00:35

2017年のレコード大賞は「三浦大知」「氷川きよし」「AAA」といったあたりも有力だと週刊誌やネットニュースの記事に出ていて、乃木坂がまちがいないというのでもなかった。
２年前も、AKBが最有力と言われながら三代目が受賞した。

発表のとき、ドキドキしながら見ていた。「自分がなんらかの賞の候補に挙がって受賞発表のときに緊張しないためにも、こういった自分のことではないときに落ち着く練習をしなければならない」とは前々から思っていたが、実際はどうしてもドキドキする。

自分のことではない乃木坂の発表ですらこんなに緊張するなら、自分の発表のときはどれほど緊張してしまうだろう・・・と思ってしまうが、以前のように「新人賞の向こうに作家生活」を考えずにすむので、緊張するにしても、以前の状態で受賞に臨むときよりは緊張しなくてすむのではないかと予想する。

[42] mixiユーザー 01月03日 12:11

年末年始の休みは今日で終わりだ。１２月２１日あたりからわきおこった「大転換」は、大晦日あたりで一段落がついた。元日にはコミュニティのどのトピにも書き込まなかった。
「大転換」は、今考えると１２月２１日から３１日までの１１日間だったといえよう。
今後は、各トピックを読み返しながら、「大転換」の定着をさせなければならない。なんせ、２１年間自分の中に植えつけられたことを除去するのだ。ボンヤリしていると以前の感覚を持ってしまっていることにハッと気づいたりする。意識して定着させねばならない。

[43] mixiユーザー 01月03日 18:56

「小説家になんかなりたくなかった！」
「芥川賞なんか欲しくなかった！」

・・・繰り返し、心の中で叫んで、「定着」させねばならない。

[44] mixiユーザー 01月03日 19:40

年末、自分の心は「激動」していた。年が明けると、その反動でずっと昼寝してしまったりした。
３日の夜の今、やっと落ち着いた。

落ち着いて、ふと、年末を振り返った。もう４日たったが、乃木坂のレコード大賞受賞は嬉しかった。
４日たった今、じんわりと喜びを噛みしめる。

年末年始、実は、資格試験スクールのオンデマンド講座ばかり見ていた。大晦日など、電車が終夜運行していることはわかっていたのでノーベル賞対策室で元日の午前３時までオンデマンド講座を見て過ごした。
これまで多少見ていないコマが溜まっていたので、できれば年末年始でかなり進めるつもりだった（これも、いつもなら「全部終わらせるぞ！」とりきんでまったくできなくなるのでりきむのはやめた）。
「かなり進める」つもりが、授業コマについては溜まっていた部分を全部視聴してしまった！（模擬テストの解説コマは時間が短いのでこんどの土曜日１日で終えられる程度）

これまで、基本情報だのいろんな講座を受け、年末年始がもっと長い年もあったのに、たった１日も勉強できずに終わっていた。今回、「がんばってやるぞー！」と「宣言」したりはしなかった、まあ、できたらなるべく進めるか、年末年始の６日間で「１コマ」できればよしとしよう・・・。と思っていた。
ところが、年末年始が始まる前の時点で１０コマも溜まっていたのが、現在、３コマにまで減って、しかも残っている３コマはさっき書いたように時間が短い模擬テストの解説コマのみだ。

以前の自分だったら、しきりにりきんで、年末年始に大勉強するぞー！と叫んだあげく、連日ひたすら昼寝して、「０コマ」だっただろう。大げさではなく、過去の自分はだいたいそうだったのだ。
「１コマでいいや」と思っていたら、７コマ消化。不思議なものだ。

[45] mixiユーザー 01月03日 19:57

だいぶ以前から気づいてはいたが、再認識した。
自分は、「〇〇するぞーーー！」と決意してりきむと、いっさいなにもやらなくなってしまう。
自分で背負った荷物におしつぶされてしまう。自分で自分に重圧をかけ、ストレスを溜め、重荷を背負っておしつぶされる。そのあげく一歩も先に進めない。先に進むどころか後戻りする。

気づいていたのになぜそういう自分の間違った行為をやめられなかったのか。それはやはり、「心の葛藤で消耗していた」ということだろう。消耗以前に、「なりたくないものになりたいと必死で思い込む」という矛盾を心にかかえていたことでまともな行動ができなくなっていた。

心の中の矛盾、葛藤は無くなった。無意味な消耗もなくなった。今後は、決意表明などせず、りきまず、「淡々とあたりまえのように」、一歩一歩踏みしめるようにコツコツやって進む。

[46] mixiユーザー 01月03日 21:54

「大転換」が起きたのは12月21日だが、芥川賞を完全にあきらめるに至ったのは12月24日、クリスマスイブの日だ。毎年、12月24日は「俺の祝日」として祝わねばならないだろう。
このトピックを読み返すと、最も重要なのは37～38の、これまでの２１年間の誤りの経過をたどったところだな。

自分は過去をクヨクヨと後悔する人間だ・・・と思っていたが、不思議と、２１年間を悔やむ気持ちは起こらない。
以前、大学時代などの学生時代を中心とした自分の人生の過去をウジウジ後悔する日記を書いてきたが、そのときも薄々気づいていた。この、しつこく過去を悔やむ裏には、なにかから目をそらそうとしているのではないか・・・と。

ようやくわかった。しつこく過去を悔やんでいたのは、「小説家になりたくもないのに目指す」ということから生じる心の葛藤、心に抱えた矛盾、自分で自分に心の重圧を課すという愚行をしてしまっているといったことから、目をそらそうとしていたためだった。

しつこく後悔しているようで、実際はさほど後悔していなかったのではないかとも思う。愛知県の大学に進学したところで、当時の自分ならどうせうまくやれなかっただろう、というのも薄々思っていた。京都の大学での学生生活も、あまりにもバカげたことをやったために失敗したので、いくらでも成功させることはできた。あれほどバカな失敗をするなら愛知県の大学に行ったところで失敗しただろう。
すべては結果論だ。京都の大学に進学しても、あと一歩で「楽しい・正しい道」を選ぶことはできたし、そうしていたら、愛知県の名古屋でもない町のはずれで大学４年間過ごすより、京阪神で４年間過ごすほうが１００倍楽しく生活できたことはまちがいない。

京都の大学を選んだのはまちがいではなかった、ただ、個別のさまざまな選択を間違えたのだ、と、今なら明確に断言できる。

[47] mixiユーザー 01月03日 22:05

たしかに、自分は、京都の大学に進学してから、多数の間違いをおかした。
・・・しかし、愛知県の大学に進学していたところで、多数の間違いをおかしていたのではないか。いや、絶対に同じように多数の間違いをしただろう。

京都の大学生活では、こうすればよかっただろうというリスト・・・

ボランティア系のサークルに入るべきだった
１回生のときから公務員スクールに通うべきだった
体育はテニスを選択すべきだった
大阪の高槻あたりに住むべきだった
東京に頻繁に帰るべきではなかった

たくさん出てくるかと思ったら、それほどでもなかった。いまここに列挙できない内容のことを含めても、選択の間違いなんて１０個もない。

いっぽう、ああして良かったと思えることはたくさんある。自分の、京都での学生生活は決して「まちがいだらけの学生生活」ではなかったのだ。

このように、これまで「自分自身のタブー」であるかのように「抑圧」してきた、大学時代の自分の行動を肯定的にとらえることも、「大転換」のおかげだろう。

[48] mixiユーザー 01月13日 20:35

大転換後の状況について、日記を書いた。

「大転換」後の現在
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1964668794&owner_id=9463778

「重圧」「重荷」という比喩は、マンガ的な表現でいえば体の上に「１トン」などと書かれた重りをズシリと載せている姿を想像してしまうが、単に重いものを背負っていただけでなく、さまざまな「まともな行動」ができなくなるような、拘束衣のようなものも着せられていたという感じがする。
日記にも書いたが、今から思うと矛盾している行動を多数している。・・・いや、「今から思うと」というか、当時も薄々、気づいていたのだ。

[49] mixiユーザー 01月15日 02:25

つねに過去を後悔してきた俺だが、「大転換」後は、冷静に分析できるようになった。
学生時代は、丸ごと後悔するべきではない。中学・高校・大学と、学生時代、退屈で、つまらないことを耐えて過ごさねばならない部分は多く、もし戻ったら、それらの退屈な部分も繰り返さねばならない。
「タイムリープ」はＳＦの話なので実現不可能で、まず、不可能なことを強く希望し続けることが無意味だが、たとえ実現できても戻る意味がさほどないのではないかと思えてきた。
学生時代に自分が経験した楽しい体験はごくわずかだが、楽しい体験を再び経験することや、実際はできなかったが可能性としてできたはずだったことを今体験するといった形で、現実に可能な方法でおこなうべきだと思いついた。

[50] mixiユーザー 01月17日 02:31

昨日、芥川賞・直木賞の発表がおこなわれた。大変皮肉な結果だった。直木賞の受賞者ひとりは４０代で直木賞としては普通だが、芥川賞の受賞者二人はそれぞれなんと５０代・６０代だった。
・・・しかし、「芥川賞は５０代での受賞はほぼ不可能」という俺の認識は変わらないし、「俺はもう芥川賞はあきらめた！小説家なんかなりたくない！」という「目標」は変わらずだ。

[51] mixiユーザー 01月17日 20:45

俺も芥川賞のニュースを見てmixiにログインしたのだ。
まさか二人とも高齢とはな。

[52] mixiユーザー 01月17日 20:56

>>[51]

しかも、新人賞受賞作で芥川賞を受賞できること自体が少ないのだが、２人受賞で２人とも新人賞→芥川賞というのはおそらく初だ。
しかし、このニュースによって俺の心が揺らいだということはなく、あくまでも「芥川賞はあきらめる、５０代では不可能だ」と思っている。

[53] mixiユーザー 03月24日 07:57

これまでに分析してきた過去の後悔でしばしば書いてきたように、過去をふりかえると、「あの頃、こういったことをしておくべきだった」ということは、数的・量的には多くはない。
まったくがんばったりせず、余裕で、楽々とできるような内容・量のことをこなしていれば、大成功をすることができたと思えることばかりだ。

２０年間作家をめざしたことは無駄だった。どうせ作家としてデビューすることなんぞできないし、２０年後に、むしろ作家をめざすべきではなかったと気付くならば、２０年前の長野オリンピックが開催された1998年に最初から気付くべきだった。気付くべきだったというか、実は、２０年前当時から薄々気付いていたのに２０年間俺自身の心をごまかしていたということだ。

今から考えると作家をめざすこととは分離すべきだったが、作家をめざし出した直後、文学的な知識を得ようと思った。ならば、コツコツと文学理論・文学史を学習し、文学史に沿って名作を読破していたら、２０年たった今、へたな大学院生など超えるレベルの知識が得られただろう。
いや、２０年どころか、たとえ独学でも１０年かければそんじょそこらの大学院生など超えられる。２０年あったら評論ができるレベルに達していたかもしれない。

大転換後、芥川賞をめざすことはあきらめて新人賞の記念受賞をめざすという目標を持ったが、文学賞を取るかどうかにかかわらず、今後、文学の知識をコツコツと得ることは細く長く続けよう。１０年後、俺はまだ定年退職すらしていない年齢だ。現在の俺は、１年で１冊の文学史の本を読みとおすことすらしていない。１週間、いや、２週間で１冊読めば１年で約３０冊だ。１０年どころか、５年でかなりの知識が得られるのではないか。１日１０ページでかまわない。コツコツと細く長く続けよう。

[54] mixiユーザー 03月24日 19:06

46あたりで、必死に、過去の自分の選択を正当化しようとしているが、やはり、間違った選択は間違っていたのだ。
あまりにも過去の自分を全否定しすぎたので、すべて間違えていたのではないと思ったのはよいが、どう考えても、やっぱり愛知県の大学に進学すべきだったし、直感的には、過去の自分の人生における重大な選択のうち、半分は正しいが、半分は間違っている感じだ。

これからも俺は、クヨクヨクヨクヨと、過去を後悔しながら生きるだろう、一生を終えるまで。

高校生なんて授業ばっかで実際は楽しくないじゃん！と必死に考えようとしていたが、「このボタンを押せば１５歳の高校生に戻れます」と言われたら喜んでそのボタンを押すだろう。

後悔、ということでいえば、俺がいま８０歳の老人だったら、まちがいなく「４０台後半の頃、５０歳前後、そのくらいの年齢だったらあんなこともできた、こんなこともできた・・・」とクヨクヨ後悔するだろう。
その後悔を先取りし、８０歳の老人だったらどんなことをしておけばよかったと思うだろうか考え付き、実行するのが今の俺にできることだろう。

[55] mixiユーザー 03月24日 19:48

「４０代にこんなことをすべきだ」といったことを検索するが、出てくるのは「健康」「貯金」ばかりだ。
まあ、健康にも注意するし、貯金もなるべくするわい、としか言いようがない。
食事、生活の悪い習慣を徐々に改善するべきだとは思うが、そんなことは前々から思っている。貯金については、今後は積立預金を再開しようとか、無駄にしてしまう資格試験講座はもう受けるのをやめようとかいったことは思うが、それらも言われなくてもそうしようと思っていたことだ。

８０歳になったときの自分になりきり、そのとき、４０代でどんなことをすべきだったか、あるいは、「すべきではなかったか」を考えるかを、リアルに想像するのがよいのかもしれない。言うまでもなく、俺の場合、「すべきではなかった」ことを考えるほうが重要である。

さまざまな自己啓発書に書かれている言葉で、俺が大ウソだと思っている言葉に「やらない後悔よりもやる後悔」というのがある。
「後悔するくらいなら、思い切ってやってみろ！」という言葉だが、俺は、前々から、そんなのは大ウソだと思っていたが、ネット上で、そういうダメもと的な行動のためにひどいめにあった、あるいは、周囲の人間がひどいめにあったという実例を見かけた。やっぱりそうだろうな、と思った。

大学生の頃、勇気をふりしぼってやったが大失敗し、大学４年間、そのことで不快に過ごさねばならなかったことがある。やらなければ、すんだことだった。「やった後悔」は、３０年近くたった今でも強く残っている。

やらなかったら、後悔はあっても、それは気持ちだけの問題だ。やってしまったら、実害をこうむる上に、やってしまった事実は決して消えない。

くれぐれも強く主張したい。「やらない後悔よりやる後悔」なんて真っ赤な大ウソだ。やってしまった失敗は取り返しがつかない。「勇気を出して積極的に行動しました」というつもりでリスクが高いことをやってしまって一生後悔するくらいなら、いっさいやらずに、後になって多少ウジウジ後悔するほうがよい。

挑戦、チャレンジを良いことのように言う風潮があるが、リスクは負わないほうがよい。
１００％成功するようなこと、あたりまえにできること、余裕でこなせることを一歩一歩おこなっていれば、望むものはほとんど手に入れられたのではないか。かつての俺が、東大などめざさず、２流～３流大学をめざして日本史・英語をそこそこ（東大を目指しているやつのように１日５時間とか勉強するのではなく１日３０分程度）勉強していれば、高校時代も楽しく過ごして余裕で現役でさらに楽しい大学へ進学できたと思えるように。

無理せず、余裕を持ってできることをコツコツ続けよう。そして、無駄な金は使わないようにしよう。健康第一と考えよう。４０代の俺の今後の方針だ。

[56] mixiユーザー 03月25日 13:54

39で書いたが、引っ越したのに以前住んでいたアパートの前に無意識に行ってしまったりするように、うっかりしていると以前の芥川賞・小説家を目指していた頃の感覚を持ってしまうことはいまだに続いている。
「芥川賞はあきらめた！」「小説家にはならない！」ことは繰り返し俺自身に言い聞かせて定着させなければならない。

俺は、いまだにどこか「人生における一発逆転ホームラン」を打とうとしている感覚が残っている。以前の俺はまさにそうだった。しかも、９回裏で１１点差が付いているのを、満塁ホームランを３本打って逆転させるくらいのことをやろうとしていた。
そもそも、「自分は他人と比較して人生で負けている、一気に勝ってやる！」という考え方を持ったこと自体が間違いだったのだ。

一般的な世間の基準で、負けていたってまったくかまわない。勝とうとして苦痛なことをやるのは愚劣だ。世間的な基準では負け組だろうと、俺自身が楽しい、趣きを感じることのできる生活をするべきだ。
努力するとか、多少面倒なことをする場合は、「健康を維持する」といった目的のためにするべきだ。55で書いたように健康は何より重要だからだ。

「新人文学賞の『記念受賞』をめざす」というのも、人生における潤い、趣きのためにやろうとしているだけで、努力なんぞするつもりはない。
文学の勉強をするというのも、知識欲の一環にすぎない。

サラリーマンとしての仕事なんぞ、「収入を得る」ことと、「定職についているという社会的立場」のためにやっていると認識する。元クリリンが言っていたように、のらりくらりと過ごすのが正しい。仕事なんぞそつなくこなせばよい。・・・いや、配属された職場によってはそつなくこなすことすら難しかったりもするが（仕事の内容だけでなく人間関係も含めて）、そういう場合は、処分だけはされないように注意して過ごすようにすればよい。

[60] mixiユーザー 11月26日 07:56

トピックにコメントを書く際、俺は意識的に、そのとき頭に浮かんだことを勢いで書くようにしている。日記に書くときのように、じっくりと考え、推敲しながら書いたときには考え着かなかったような発想が出てくるのだ。
ただし、書いた後、すぐに忘れてしまっていることも多いので、時々、過去に書いたコメントを読み直さねばならない。

「創作学習計画・創作練習計画」のトピックを読み返していたら、94に非常に重要なことが書かれていた。書いたきり、すっかり忘れていた文章だ。長いが、重要なのでほぼ丸ごとコピーする。

＞1991年から1992年、京都の四条烏丸の裏の資格試験スクールに通い、ただひたすら、
＞眠いことに耐えながらビデオブースで試験講座のビデオを見続けた。
＞一番つらかったのは眠さに耐えることだった。学習内容の難しさは、しばらくたつと解消された。
＞最初はまったくわからんと思える科目でも、何回が授業のビデオを見ていると急に理解できた。
＞ちょうど、今でいえばまったく理解不能だった簿記を、オンデマンド講座をしばらく
＞視聴していたらどこかの段階で急に理解できたのと共通している。

＞京都のオフィス街のビルの中の、狭いビデオブースで授業ビデオを見続ける。
＞こう書くと、なんとつまらない、アグレッシブさがない、退屈な行為だろうと思うだろう。
＞しかし、当時の自分は、眠さが苦しかったのと試験に受かるか不安だったが、
＞つまらなさや退屈さはまったく感じず、勉強から逃げたいという考えはまったく起こらなかった。

＞京都の資格試験スクールの狭いビデオブースで延々とビデオを見続けたことが自分の人生
＞を大きく変えてしまったように、ノーベル賞対策室で何かを淡々とこなすのが人生を大きく変える
＞に違いないという予感だ。

・・・この文章で重要なのは、「公務員試験合格を導いた資格試験スクールでの勉強は、実に単調で、延々と講義ビデオを見続けるという行為にすぎなかった」という点だ。
上記の文章にも書かれているが、はたから見れば、ただ黙々とビデオを見ているにすぎず、こんな行為で何か大きな成功が得られるとはとても思えないだろう。すくなくとも、「行動の派手さ」はまったくない。

実は、現在も俺は、心のどこかで、「派手で、活発な行動をしなければならない・・・そういう活動をしなければ成功できない・・・」という思い込みを持ち続けていた（大転換後も、そういった思い込み、思考の悪い癖は残っていて、今回のように何かをきっかけに浮上してくるわけである）。

最近もしきりに、「高校３年のときに家で寝転がって日本史の参考書を１日１０ページ読んでいればまちがいなく現役で大学合格だった」というシリーズを書いていたにもかかわらず、「派手で、活発な行動をしなければならない・・・」という思い込みに、つい昨日あたりまで気付いていなかった。というか、上記で引用した文章を書いたときは気付いていたが、すぐに忘れていて、昨日読み返して思い出したのだ。

「派手で、活発な活動をしなければならない」という思い込みは、ただちに中止する。
「ビデオブースで延々とビデオを何時間も見続ける」「寝転がりながら参考書を１日わずか数ページ読む」といった、地味で、単調で、「楽」だともいえる程度の行為が、人生を大きく変えるレベルの結果を出せるという認識を持つべきである。

[61] mixiユーザー 11月26日 15:15

「常に、ステージの上に立って、スポットライトを浴びて、派手な、活発な活動・行動をしなければならない」

・・・心の片隅というか、実は心の「中央部分」にこのような意識が根強く残っていたのではないか。
いや、いずれはスポットライトを浴びるような人間にはなりたいし、「名誉・栄誉を得たい」というのはまさにそういうことなのだろうが、あくまでも結果としてのスポットライト・派手な立場である。

成功への「プロセス」で派手に活発にしなければならないという思い込みが続いていたということである。
「プロセス」はほとんど地味だろう。オリンピック選手の普段の練習が良い例だ。コツコツと地道に練習しているにすぎない。

[62] mixiユーザー 11月26日 17:01

過去の経験で俺自身を励ましたい場合、試験の合格発表といった歓喜の瞬間ではなく、京都のオフィス街の裏のビルで延々とビデオを見続ける・・・という、あの単調な日々を思い出すべきなのだ。
自動販売機で買った紙コップのコーヒーを飲んで眠気をさまし、昼食は喫茶店のランチセットを食べたりしながら、１コマ３時間くらいもあるビデオ講座を、多いときは１日で３コマも見た・・・。
文字どおり、朝から夜まで、延々とビデオを見る。はたから見れば、なんとつまらない生活を送っているのだろう、せっかく京都に住んでいるのに・・・と思われたかもしれない（はたから見ている人間すらいなかったが）。
当時の自分になにかアドバイスできるとしたら、「２回生から資格試験スクールに通うべきだ」「大阪に引っ越して梅田あたりの同系列のスクールに通え」「他大学と交流のあるサークルに入って他大学の学生と知り合え」といった、これまでも繰り返し書いたことだ。
つまり、資格試験スクールで延々とビデオを見るのが生活の中心だという点は変わらないということだ。

[63] mixiユーザー 12月04日 02:31

このトピックの7以降の、俺が芥川賞をしだいに放棄する過程を見ると、当時のすがすがしい気分が蘇る。
約２０年間、俺の身体の上にずっしりと載せられていた、鉄か鉛でできたような重しが、だんだん減り出したときの気分は、実に爽やかだった。

芥川賞・・・俺の人生のメインの部分を灰色にしてくれた実に罪な存在である。

ひたすら、「小説の書き方」といった書籍を買い集め続けた（しかも読まなかった）歳月だった。

[64] mixiユーザー 12月21日 02:55

大転換からちょうど「365日」がたつ。
俺自身の内面において、これまでにないような変化がおきた。
大転換の内容をこれから正月へ向けて分析しよう。

[65] mixiユーザー 12月22日 00:33

64の書き方だと、「最近、急に大変化が起きた」という意味にとられかねないが、大転換からの「この１年間で大きな変化が起こった」という意味である。はじめてスマホからコメントを書き込んだら入力がめんどうで誤解されるような書き方になってしまった。
この１年間の大転換について、じっくり思い出し（このトピックを読み返すのが思い出すためにもっとも重要だた）、分析しようという意味である。

[66] mixiユーザー 05月03日 22:35

元栗ストーリーのトピックの207・208で書いていて、こちらのトピックがふさわしい話題だと思えるので移る。

今回の課題は、「大転換前までの重苦しさ・息苦しさは、コンクールをめざす吹奏楽部に感じるようなものと同種である」「ところが、皮肉なことに、コンクール至上主義の文芸部を見ても、重苦しさ・息苦しさをちっとも感じない、むしろ高校生活を楽しんでいるという爽やかさしか感じない」ということである。

大転換まで約２０年間、俺が嫌だったのは、「ずっしりと体の上に重しが載せられていたような感覚」「何をやっても（芥川賞と結びついていないことに）引け目を感じる」といったことだった。

そこで、作家をめざすことを中止し、芥川賞をめざすことも中止すれば、そういった感覚から解放されると思った。そして、実際、解放されたのだと思っていた。

・・・ところが、大転換から１年以上たち、いまひとつ、解放感を感じきれないと気づきだした。そして、そもそも、「芥川賞や小説家をめざしていた」ことが、この２０年間の、正体不明（現時点では）のプレッシャーの原因なのだろうか？と気づいたのだ。

１年ほど前に、「大転換！大転換！」とはしゃいでいたが、当時、大発見と思っていたことが、疑わしいと思い出したということである。

[67] mixiユーザー 05月03日 22:49

２０年間、「心の中で重くのしかかっていた」正体は、名誉をめざし、賞をめざし、芥川賞をめざし、作家をめざしたことではないのではないか。
１５歳に戻り、文芸部に入り、その文芸部がコンクール至上主義だったとしても、部活に帰りにファストフードやファミレスやカラオケに立ち寄り、楽しく過ごすことはできただろうし、コンクールをまったくめざさない文芸部ならばより楽しく過ごせるとも思えないのだ。

ただし、吹奏楽部については、コンクールなどめざさない、適当に楽しもうという部のほうが楽しく過ごせそうだ、という気がする。さらにいえば、コンクールをめざさないが、かといってダラダラ遊び半分ではなく、高校３年間で基本的な楽器の演奏はきちんとマスターするという部ならば楽しかっただろう。こんな部はどの高校にもないかもしれないが、１人がひとつの種類の楽器担当というのではなく、全種類の楽器の基本演奏をコンプリートし、さらに、音楽史など音楽の知識の学習もおこなう、というのならば最高だろう（繰り返すが、そういうことを実施している学校は現実にはないのかもしれないが）。

ノーベル文学賞やノーベル賞についての知識を得、受賞のきめてになった作品を読み、傾向と対策を練る。・・・そういう行為が「重苦しい・息が詰まる」などとは、ちっとも感じない。やっぱり、大転換のときに、諸悪の根源は名誉や賞を目指したことである！芥川賞を目指したのはまちがっていた！・・・という考えを持ったことがむしろまちがっていたということである。

[68] mixiユーザー 05月03日 23:48

現在、このトピックは、

＞小説家をめざすことを中止し、芥川賞をあきらめた後の「システマティックに作家・詩人」

というタイトルだが、このタイトルは変えねばならない。

[69] mixiユーザー 05月03日 23:51

トピックのトップの文章も変える。
変える前の文章をコピーする。

2017年12月30日 11:39

このトピックは、もともとは「小説家をめざすことを中止した後の・・・」というタイトルで、2015年に立てたトピックだった。

小説家を中止したといいつつ、「めざさずに作家活動を続ける」と、小説家をめざしたいという根本的な部分が間違いだったことには気づいていなかった。・・・いや、薄々気づいていたし、時々、文章のはしばしに出ているが、当時の自分はそのことを明確に認めることができなかった。

あげくに、「人生で目標を持つこと自体が間違いだ」などと、大きな話にすりかえて目をそらそうとしていた。当時読んだ大学教授のブログを引用しているが、教授の言っていることにすべては賛成できないと思いつつ、目標は持たない！と宣言してしまっている。

結局は、１年くらいたって「目標を持たない」宣言は撤回して、小説家を再び目指したが、いっさい小説を書かない状況に変わりはなかった。

そしてつい最近、2017年12月21日あたりから、５０代で芥川賞は受賞できないという現実を直視し、さらに、そもそも俺は小説家になんかなりたくなかったのではないかと気づいた。そのあたりの経過は、このトピックの2017年12月21日の７以降のコメントを読んでもらいたい。

[70] mixiユーザー 05月04日 00:29

コンクール至上主義の吹奏楽部は重苦しく、コンクール至上主義の文芸部は爽やかで楽しそうだ。

・・・これは、俺が勝手に思っているにすぎないのかもしれない。しかし、文芸部のHPや記事を見て、「俺が思った」ということは事実である。
実際にはギスギスした文芸部もあるかもしれないとか、コンクール応募作を書くことに追われて余裕がない部員もいるかもしれないとか、そういったことはどうでもいいことだ。実際に俺が１５歳にタイムリープして文芸部に入るのではないのだ。

コンクールを目指す吹奏楽部に感じる重苦しさ・・・これが、俺が以前、賞をめざすことによって生じると勘違いしてしまった重苦しさと同じものだと思えるのだ。

[71] mixiユーザー 05月04日 21:41

元栗ストーリーの会議で、「重苦しさ」の正体がしだいに解明されつつある。

小説を書くことにおいて、「重苦しく」「嫌な感じ」がするのは、大学の文芸部のみである。

以前から言い続けてきた中学・高校の文芸部だけでなく、専門学校の創作コースや、孤独に作家をめざす社会人・フリーターなどにも、「嫌な感じ」というのは無かったのだ。今日、ようやく気付いた。無職で作家をめざしているフリーター、さぞかし毎日の生活は辛いだろうが、イメージとしての嫌な感じはまったくない。

元栗の会議で、大学ではボランティアサークルに入るべきだと言った。大学のボランティアサークルには嫌な感じはないが（現実にはそういうサークルに嫌なやつがいることはわかっているが）、中学生や高校生のボランティア活動やサークルには嫌な感じがする。社会人のボランティア団体にも嫌な感じがする。

「嫌な感じ」はあくまでも俺自身の個人的な感覚なので、これまでの俺の人生の体験などにもかかわると思われるが、必ず理由があるはずだ。ただ、解明されるのがいつになるかわからない。当面は、「嫌な感じ」を避けるような、ノーベル賞対策室の活動をしようという方針で再出発である。

[72] mixiユーザー 03月28日 22:43

賞を目指して十数年たった頃に、目指すのを中止する宣言をしたかと思ったら結局は目指した。このトピックの先頭には、目指すと考えて心が軽くなったなどと書いているが、実際は心の重さなど変わらなかった。目指して心が軽くなってもらいたいという願望にすぎなかった。

現在、「ふざけ半分、遊び半分で、楽しみながらノーベル賞を目指す」という方針に変わり、実際、心が軽くなった。心が重かったのは、わざわざ重圧を感じるような目指し方をしていたためだ。ただでさえ、気負って、緊張して、ずっしりと心を重くしてしまう性質の人間だったのに、わざわざ重荷を背負うような考え方をしていたのだ。

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