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◆日本の神話と古代史と日本文化コミュの◆東大寺二月堂の修二会、お水取り

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◆東大寺二月堂の修二会、お水取り

◆◇◆古都・奈良の春を呼ぶ幻想的な炎の舞い、火と水の聖性をシンボライズ

 古都・奈良に春を呼ぶとされる、東大寺二月堂の修二会(しゅにえ・お水取り)が、三月の一日に本行入りした(二月堂修二会、三月一日〜三月十四日)。

 お水取りとは、連行衆(れんぎょうしゅう・十一人の参篭する僧侶)が、約一ヶ月の間(「前行(別火坊)」も含めて)籠もって修行することである。深夜、お勤めをするためにこの三週間二月堂に籠もっている僧たちが中庭にある閼伽井屋(あかいや)に入り、この中で水を汲む(汲む所は非公開とされている)。

 閼伽井屋(あかいや)の閼伽とは梵語のアルガの音写で水のことで、英語のアクアと同じ語源だそうだ。

 十一人の練行衆(参篭する僧侶)は、二月堂の本尊・十一面観音に向かい自分と万民の罪を悔いつつ許しを請う(悔過)。さらに、新年の除災招福と豊穣安穏を祈願する。

 この行法は、奈良時代から一度の中断もなく続いている伝統行事である。夜には長さ約六メートルの燃え盛る松明の火が二月堂の舞台からせり出され、僧が二月堂の床を踏み鳴らして内陣に駆け込む音が響き渡るとともに、火の粉を散らす。

 闇の中に熱く燃え上がる大きな松明、華麗に飛び散る火の粉、僧が内陣に駆け込む騒々しい音、リズミカルに響きわたる霊妙なる真言(「十一面神咒心経」)、そして秘儀の中に行われる神秘的な若水汲み。

 このように火と水の聖性をシンボリックに、「悔過」と「除災招福」を行う迎春法要(迎春の法会)。まさしく古都・奈良の春を呼ぶ幻想的な炎の舞だ。

 これが終わると、やっと奈良に春の兆しが現れると奈良の人たちは言う。


スサノヲ(スサノオ)

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◆奈良・東大寺二月堂の「修二会とお水取り」

◆◇◆奈良・東大寺二月堂の「修二会とお水取り」、山岳信仰と仏教

 3月1日から奈良の東大寺二月堂で、「お水取り」として知られる「修二会(しゅにえ)」の本行が始まった。1255年も続く春の祭典で、真っ暗の闇の中に松明が踊る厳粛な儀式である。

 その中でも12日の深夜(13日の午前1時半頃)にひっそりと非公開で行われる若水汲みを「お水取り」と呼ぶ。この法要は、現在では3月1日より2週間にわたって行われているが、もとは旧暦の2月1日から行われていので、二月に修する法会という意味をこめて「修二会(しゅにえ)」と呼ばれるようになった。また二月堂の名もこのことに由来する。

 この修二会は、二月堂のご本尊である二体の秘仏・十一面観世音菩薩に1年間の罪(罪障)を懺悔し、世界平和と国家安泰、万人豊楽を祈る行事(十一面悔過法要=じゅういちめんけかほうよう)で、天平勝宝四年(752年)より欠かさず行われてきたと伝えられている。

 行中の3月12日深夜(13日の午前1時半頃)には、「お水取り」といって、若狭井(わかさい)=閼伽井屋(あかいや)という井戸から十一面観世音菩薩にお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われる。

 また、この行を勤める練行衆の道明かりとして、夜毎、大きな松明に火が灯され、参集した人々を沸かす。このため「修二会」は「お水取り」「お松明」とも呼ばれるようになったた。

 12月16日(良弁僧正の命日)の朝、翌年の修二会を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)と呼ばれる11名の僧侶(十一面観音の十一面に合わせて)が発表される。明けて2月20日より練行衆は別火(べっか)と呼ばれる前行に入り、3月1日からの本行に備える。

 3月1日からは14日までの二七ヶ日夜((二回×七ヶ日=計14日間)の間、本行に入る。火祭りとして知られるお水取りだが、前行、本行をあわせてほぼ1ヶ月、準備期間を加えれば3ヶ月にも及ぶ大きな法要となる。年間で一番寒い時期、練行衆にとってはほんとに厳しい勤行であろう。(※注1)

 「修二会」の中心の勤行(悔過・仏への懺悔)(滅罪・罪滅ぼし)には、山岳信仰の修験道の行者(聖・優婆塞)が行う「祓い浄め」が色濃く反映している。山伏の「懺悔懺悔、六根清浄」の祈りの言葉にはそうした意味が込められている。また、海岸沿いの辺地を巡る「巡礼」もまた滅罪のための苦行の一つである。

 良弁僧正と実忠和尚によって、「修二会」はこうした山岳信仰の「祓い浄め」を核に、仏教的衣をまとって今日的形になったのだ(藤原氏、特に光明皇后は一族と一族が作り上げた国家を守り抜こうと、滅罪の最新の呪法・仏教のパワーを駆使する法会・法要と寺院の建立に努める)。

※参考Hints&Notes(注釈)☆彡:*::*~☆~*:.,。・°・:*:★,。・°☆・。・゜★・。・。☆.・:*:★,。・°☆

(※注1)東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠和尚によってはじめられたと伝えられている。実忠和尚は751年笠置山中の龍穴から弥勒菩薩の兜率天内院に至り、そこで「十一面悔過」の行を観たという。

 この十一面悔過を「地上」(人の世)で行ずるのが東大寺の修二会である。また、修二会は現在11口(人)の参籠僧によって営まれ、これを練行衆と言う。

 和上、大導師(咒願師)、咒(しゅ・呪)師(咒禁師)、堂師、以上四職。以下、平衆七人で、北衆之一、南衆之一、北衆之二、南衆之二、中灯之一、権処世界、処世界と称される役を受け持つ。


スサノヲ(スサノオ)

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