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映画を語るコミュの「ダ・ヴィンチ・コード」

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原作は未読でそんなに興味もなかったのだが、時間が出来たので観に行く事にした、今年一番の話題作で世界中で大ヒットだそうである。

いや〜、つまらなかった、よくこれだけの陳腐な話で話題になるのかわからない。
冒頭から事件が起こり、サスペンスフルなスタートだが、面白いのはそこまで、それ以降ロン・ハワードの演出力が酷く、全然緊張感がない。 無実の罪で警察から追われている学者という設定なのだが、描写にメリハリがなくサスペンスが全然盛り上がらない、「お前、怪しいだろう!」という奴はそのまま怪しく、「お前は犯人じゃないな!」という奴はそのままの扱いなのだ。

オレがこの映画に期待していたのは「キリストの子孫」を巡った陰謀や「レオナルド・ダ・ヴィンチ」の絵に隠された暗号を解く記号論の楽しみと、それにまつわる殺人事件のミステリーなのだが、原作に忠実に映画化されている(らしい)のにも関わらず、お話が全然盛り上がらない、「原作を読んでいないからつまらない」とか、「キリスト教に造詣が深くないから楽しめない」という意見があるかもしれないが、ダイジェストになっているストーリーを追っても紋切り型の展開だし、意外性も全然ない。

テンプル騎士団は「エル・ゾンビ」で知識としてはあったし、ダビデの星やマグダラのマリア、シオン修道会といったキーワードも、字幕という少ない情報量の中ででも理解出来た、ただ知的興奮を呼び起こすはずのこれらの記号が、パズルとして上手く噛み合ないので面白くも何ともないのだ。更に原作はアナグラムを多用していると聞く、非英語圏で言葉遊びをやられても、深くは理解出来るはずもないだろう、まあ肝心のストーリーが陳腐だからそこら辺で楽しむしかないのかな?

映画の登場人物も間抜けの一言、いくら監視カメラがあまり機能していないルーブル美術館とはいえ、主人公達はもたもたして逃げるそぶりも見せないし、閉所恐怖症のはずの主人公がたいした説明もなく克服していたり(神の奇跡か?)、「ニュートン」と「球状」と「重力」のヒントから得られる答えは、どんな超能力者でも魔法使いでもゲイでも導き出せると思うのに悪の導師様は導き出せなかったりするので、観ていて疲れるばかりだ。

主人公のトム・ハンクスもほとんど活躍しないしな、あれだけ引っぱっておいて「やっぱりわかんね〜や。」もないだろうよ。
ただ、 オドレイ・トトゥはアメリの時より数段セクシーになっている、ビジネススーツで逃亡する姿が実にエロい、引退なんてもったいないから、次もこの路線でよろしく!

ブックオフで1冊100円になったら買って読む事にしよう、そうすれば少しはこの物語に対する理解が深まるであろうか?
「原理主義者」と「歴史修正者」、いつの時代も世の中を掻き回すのはこいつらである、そんな思想がある限り世界に平和が訪れる事は永久にないであろう。

エンドロールが終わり、最後の最後に日本語で字幕が出る、これを見逃すとダ・ヴィンチ・コードの最大の謎に関する答がわからない仕組みになっている。
それは「この物語に登場してくる人物は全て創作されたものであり.......」つまり何が言いたいのかというと、イエス・キリストなんて本当はいるわきゃないんだよ!! オレはそう受け止めたね、真理に導いてくれてありがとうナッチ!!!

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