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患者から見た歯科治療コミュの患者心理:治るということ

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GWももう終盤ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

私はGW中もほぼ普段通り仕事しています。
慌ただしく日常が過ぎていく中で、以前のように歯科治療についてあれこれ考える時間はあまり無くなっています。
自分の経過が良好ですので、歯科治療について色々調べたり勉強したりといったことの必要性をあまり感じない、というのがほんとのところなのですが、自分の向上心の無さを恥ずかしく思いつつも、それはそれで幸せなことなのだろうとも思っています。

最近は、主治医の顎関節症治療を受ける前と後の心境面や生活面の変化についてふと振り返って考えることがあり、今回はそういった治癒がもたらす患者心理の変化とでもいったことについて書いてみようかなと思い立ちました。


患っていた頃、自分がどのような生活をしていたか、正直なところもうよく思い出せません。
多分、今当たり前のようにしていること、楽しんでいること、が当時はできなかったし、楽しむ余裕も無かったろうと思います。

今記憶している範囲で明確に自分自身の変化として言えることは「フィクションを楽しむことができるようになった」ということです。
主治医の顎関節症治療を受ける前は、印刷物はどんなものでも読む集中力がなかなか保てない状態でしたが、治療を受け始めて体調が良くなってきて、新聞などの活字が自然に頭に入るようになってからも、何故か小説の類を読む気にはなれませんでした。
通院時の移動時間などに読む本は、医療の現状について書かれたものなどでした。

今思うと、ですが、主治医の治療を受けられるまでに自分の身に起こった顎関節症悪化という現実は、私自身にとってはどのようなフィクションよりも「悲劇」でした。

温厚な人柄で真摯に治療してくれていると思っていたかつての主治医は、デタラメな治療で私を悪化させていた。
坂を転がり落ちるように悪化が進む中で、わけのわからない痛みや不定愁訴で日常生活すら困難になっていく…。
歯科医はたくさん居るのに、顎関節症を治せる歯科医はほとんど居ないという事実。

顎関節症悪化によって自分が失ったもの、これから立て直していくべき自分の人生…そういったことが、自分自身にとってはとても重々しく心を占めていて、自分の外に存在するフィクションに興味を持てない状態だったんだと思います。
「事実は小説よりも奇なり」ということを、身を持って知ってしまったら、フィクションに対して白けてしまった、とでも言えばいいでしょうか。
と言っても、当事者でなければ「顎関節症ごときで何を深刻ぶってるの?」と思われるでしょうが。

治療が進み、経過良好な期間が続くにつれて、少しずつ小説に興味が出てきて、何冊かを読みました。
いつの間にか、私はフィクションを楽しむことができるようになっていました。
心に重くのしかかっていた自分にとっての「悲劇」は、様々な症状の消失と共に遠のいていき、治癒した今はもう囚われることもない遠い過去のものになっていったような気がしています。

コメント(3)

おひさしぶりです。

>いつの間にか、私はフィクションを楽しむことができるようになっていました。
心に重くのしかかっていた自分にとっての「悲劇」は、様々な症状の消失と共に遠のいていき、治癒した今はもう囚われることもない遠い過去のものになっていったような気がしています。

yumiさんのその気持ちの変化。私にも覚えがあります。
顎関節症が悪かったころは、体のしんどさが先立って、文字を読むという作業そのものが困難でした。
おかげさまで、今は続きを読みたいと思ったら夜更かしも平気です。(その代わり、翌日が堪えますが^^;)

只今、小説(しかも、ちょっと前に話題になった文学小説!)に夢中です。と言っても、若い文学少女のように胸をときめかせながらの読書というのではありませんで、ぶつくさケチをつけながらの読書です。私には、自分がケチをつけられない小説は面白くもなんともありません。ひねくれた読者です。


思えば、最近は顎関節症治療のどのような話題をネットで見たりしても、以前のような「怒り」が湧かないですね。
自分が良くなったからという大きな要因があるからなんですが、ネットに書かれていることに、怒るよりも唖然とすることのほうが多くなったためだと思っています。

この人は一体いつの時代の顎関節症治療のことを話しているんだろうか?、この人は顎関節症のことを理解しようとしているんだろうか?、この人は自分の言っていることがとてもおかしいことに気付いていないんだろうか?・・・怒ることすらバカバカしいような気がしてくるんですね。


「ぶつくさケチをつける。」という言い方はヘンですが、自分が顎関節症治療のことを一生懸命に知ろうとしたときは、患者にも簡単にケチをつけられるような治療話には裏がないか充分に用心して読まなければと考えていましたのに、今では、フィクション(小説)のように眺めてしまうことがあります。

顎関節症が治らずに辛い思いをしている人たちのことを考えると、その話はあなたに悲劇を招きますよ。どうか、そのように奇妙な治療を受けようと思わないでください。くれぐれも用心してください、と祈るしかありませんのは、辛いところですが・・。
>私には、自分がケチをつけられない小説は面白くもなんともありません。ひねくれた読者です。

確かに若い頃のように小説の世界に没頭するというよりは、ツッコミを入れたり、「自分だったらこういう表現にするのになぁ」とか思いながら読んでたりしますね(笑)

ちなみに、最近読んだのはアニメを小説化した『おおかみこどもの雨と雪』で、映画公開時に見られなかったので、先に小説を読んだのですが…まぁ、色々ツッコミどころの多いお話ではありますが、寓話としてまずは受け入れる姿勢で(笑)
で、先日ようやくアニメの方を見たのですが…いざ映像化されたものを見てしまうと、私自身の感想としては、小説の方が良かったんですね。
小説の書き手はアニメの監督である細田守であり、プロの小説家ではないので、表現が拙かったり、文と文の繋がりがおかしかったりということはありましたが、小説から想像していた自然の厳しさ美しさというものを、アニメは描き切れていない気がしました。
いくら映像技術が進歩したとはいえ、たとえCGを駆使しても、自然を表現するということは難しいことなのだな、と思ってしまいました。
風に揺れる花ひとつ取っても、不自然な動きであれば、あ〜単純なモーフィングだなぁ…としか思えません。

機械の進歩に飛びついて、自然を観察し手仕事を磨くことを忘れている…

なんだか、どこかで聞いたような話ですね。
歯科治療の現状と重なってきてしまいました(^^;


> 思えば、最近は顎関節症治療のどのような話題をネットで見たりしても、以前のような「怒り」が湧かないですね。
> 自分が良くなったからという大きな要因があるからなんですが、ネットに書かれていることに、怒るよりも唖然とすることのほうが多くなったためだと思っています。

私も同じです。
以前のように自分自身の症状や過去の出来事の辛さと重ねることが無くなったからか…。
苛立ちよりも呆れる方が勝るというのは、自分にとっては顎関節症が過去の出来事になってしまっているからなのでしょうが、それに加えてあまりに同じような話を目にしすぎたということもあるかもしれません。
「またか、相変わらずだな」という思いですね…。

> 顎関節症が治らずに辛い思いをしている人たちのことを考えると、その話はあなたに悲劇を招きますよ。どうか、そのように奇妙な治療を受けようと思わないでください。くれぐれも用心してください、と祈るしかありませんのは、辛いところですが・・。

残念ながら、渦中に居る患者さんには言葉が届かないことが多いですね。

自分自身も過去にはそうだったと思いますが、今まで受けてきた歯科治療のひどさがトラウマになっていて、蓄積された過去の悲しみが心に渦巻いている状態だと、もう冷静な判断もできなくなっていたりするんですよね。

そうなると、まともな治療を受けるよりも、ただ話を聞いてくれて共感してくれるだけの歯科医が良い先生に思えたりする。
もちろん、そういうカウンセラー的な資質も重要ではありますが、さてそれで正しい治療ができるかといえば、顎関節症治療はそんなに甘いものではありません。
最悪なのは「話を聞いてくれて共感してくれる」先生が、話を聞くだけで終わらずに間違った治療をしてしまう、ということです。

顎関節症を患った患者というのは、悪化するほどに心身ともに弱っていますから、冷静な判断力が無くなりがちですが、歯科治療に何を求めるのか、自分はどうなりたいのか、それを考える余地を持ってほしいですね。
>>[2]

>『おおかみこどもの雨と雪』

私自身は、本も映画も見ていないので内容を知らないはずなのに、なんで聞いたことがある話のような気がするのか不思議でした(^^;)
ネットで検索してみて、あー、そうだった!そんな内容でCMが流れていたんだわ、ってようやく思い出しました。

>モーフィング

初めて聞く言葉に何それ?です。
こちらは辞書で調べてみました。なるほど・・・CGの手法の一つなんですね。しかも、やろうと思えば無限にできるんですね。(こういう言い方でいいのかな?)


>機械の進歩に飛びついて、自然を観察し手仕事を磨くことを忘れている…

今、何が一番欲しいですか?と尋ねられたら、迷わずに、
『お掃除ロボット』と言います(笑)
でも、お掃除ロボットだけで全部がまかなえるわけではなく、必ず人間の手が必要になるわけで、やっぱり究極に欲しいのは、自分のコピーロボットかなーーーというところです(><)

機械の進歩はありがたいものですけど、今のところは、機械の力では及ばないところに限って熟練した人の手が必要になってくるというのが現状ではないでしょうか。機械が発達すればするほどそういったところが顕著になるのかもしれませんね。



>残念ながら、渦中に居る患者さんには言葉が届かないことが多いですね。

とても逆説的ですが・・・
渦中にいる人に100%正しい言葉は役にたちません。
渦中にいる人にとって100%正しい助言ほど迷惑なものはありません。

だからといって、100%正しい助言が不要かと言うと、そんなことはなく、100%正しい助言がいけないのではなく、とにかく役に立たないのです。


と述べた心理学者がいます。

言われていることは、わかるような気がしますね。


病気治癒に関しては、適切な診断と治療を受けることが必要不可欠であることは、自身の体験からもよく分かるのですが、適切な診断と治療ばかりに目を向けすぎると、その結果として完治に幻想を抱きすぎる危険性もあると思うのですね。
もちろん、だからと言って、適切な診断と治療が必要ではないというのではありません。

言葉が届かないのは、治癒(の幻想)を共有できないことにもあるのかもしれませんね。




5月もあとちょっとになってしまいましたね。
5月は一年で一番好きな季節なんです。
良い季節なので、暑い季節になるまでのしばらくの間、アウトドア派になります。出かける先は、スーパーやドラッグストアなどで、主婦の買い物なんですが(^^;)
ではでは〜

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