他のトピックでも記しましたが、眼瞼痙攣の患者さんの障害年金受給に関連する事項について、独立のトピックとして改めて詳しく報告しておくことにしました。
以下の内容は、NHKラジオの障害年金特集番組で徹底解説を担当されていた、ご自身視覚障害者でもある社会保険労務士の辰巳周平先生と電話でやり取りした内容を元にしています。
これは眼瞼痙攣の患者さんにとって非常に重要な情報と思います。
１．眼瞼痙攣で障害（厚生）年金を受給できる可能性があるのは、症状の程度が、障害等級認定要領にある以下の記述を充たす場合です。
「眼瞼痙攣等で常時両眼のまぶたに著しい運動障害を残すことで作業等が続けられない程度のもの」
この記述よりも軽い程度と見なされると、受給を認められないかもしれません。
２．障害等級認定基準の表では、この記述の程度を充たす場合は最下級の「障害手当金」に該当するように書いてあります。実際に眼瞼痙攣の患者さんで障害年金を申請し、「障害手当金」を受給された方がいらっしゃることと思います。
３．しかしながら、「障害手当金」というのは、その症状が医学的に治った（＝最終的に固定した）と見なされる場合に支給されるものです。
ところが、眼瞼痙攣（ジストニア）のような脳神経系の病気の場合は、症状は良くなったり悪くなったり変動します。厳密に医学的に固定したと見なされるケースはほとんどありませんし、辰巳先生もそう判断されるのが一般的だとおっしゃっています。
このように症状が固定していないものについては、「障害認定にあたっての基本的事項」の「１．障害の程度」（３）３級にカッコつきで記されている以下の例外規定が適用されます。
「『傷病が治らないもの』については、第３の第１章に定める障害手当金に該当する程度の障害の状態がある場合であっても３級に該当する。」
４．したがって、診断書で「固定」か「不明」かという選択肢の欄で「固定」ではなく「不明」の方に印を付けておけば、他の条件を充たしている限り３級になるはずとのことです。
このことは、事情を知る社労士の間ではごく普通のことのようです。
ところが実際には、診断書を書く医師が上記の例外規定のことを知らず、どのみち３級は無理だ（あるいは不適切だ）という考えから、障害手当金を確実にするために「固定」に印を付けてしまうため、３級を受給できていたはずの患者さんが障害手当金で決定されてしまうケースが多いそうです。
５．障害手当金は一回限りの見舞金のようなものです。３級なら年金として継続されるので、最終的な受給総額には雲泥の差があり、失業中の方や経済的余裕のない方にとって安心感のレベルは全然違ってきます。
６．そこでどうすればよいかということですが、障害手当金を受け取ってしまった方は、その申請時より症状が悪化した時点で再申請を行えば、３級に繰り上がるはずだとのことです。
その際には、前回の申請時より症状が悪くなっていることを診断書に明確に記し、前回の「固定」の判断が間違っていたことを示せば大丈夫だそうです。
その場合、障害手当金としてすでに受け取った金額については、返済の手続きを取ることになります。
７．ただし、３級以上の障害年金受給者となった場合、症状や年齢に応じて１〜５年ごとに診断書を再提出していかなければなりません（３級ならたいていの場合は毎年の誕生月に診断書用紙が送られてくるそうです）。もしもその後、治療を続ける中で症状が軽くなり、１．の記述の程度を充たさなくなった場合には、その時点で年金支給が打ち切られる可能性はあります。
８．眼瞼痙攣が重症化した場合、瞼が常時閉じっぱなしになったり、羞明感が強すぎて目をほとんど開けられない方もいらっしゃることと思います。
そのような場合に障害年金２級を受給できないか辰巳先生にお聞きしたところ、「受給できる可能性はあるかもしれない」とのことでした。
ただし、障害等級認定基準の２級にはまぶたの運動障害に関する規定はないため、初回の申請では３級になるのは避けられないそうです。
その後、不服申し立てを行い、申立書で現在の状態をしっかり説明し、医師にも一筆書いていただくことで、全体的観点からの「総合判定」として「両眼の視力の和が0.08以下」という規定と同程度以上の障害と見なされれば、２級として認められる可能性は考えられるとのことです。
９．これはジストニア全般について言えますが、障害年金の受給申請について社労士に相談する場合、ネットなどで難病分野に詳しいなどと謳っている社労士でも実際には曖昧な知識しかない方は多いそうです。
ですので、最初に自分のジストニアの症状についてはっきり説明し、その社労士にずばり「できますか？」と聞いた方が早いとのことです。良心的な社労士なら、自信が無ければ、すみませんがと言って断るか、他の人を紹介するはずです。また、相談する中で「この人はよく知らないな」と感じたら、率直に告げて断らないと、後々かえってこじれる結果になるので注意してくださいとのことでした。
１０．辰巳周平先生の社労士事務所ホームページアドレスと無料相談の電話番号は以下のとおりです。
http://
電話０７８−９３５−４７６５
２度ほどお電話しましたが、お忙しいと思われるにもかかわらず、きちんと時間を取って、とても丁寧に説明していただきました。
ホームページからメールを送ることもできます。
１１．眼瞼痙攣の方はネットを利用するのも疲れるでしょうから、この掲示板自体、ご覧にならない方が多いと思います。
私たちの方でも参考情報の普及に努めますが、皆さんの方でも眼瞼痙攣の患者さんをご存知の方は上記の情報を知らせておいていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
以下の内容は、NHKラジオの障害年金特集番組で徹底解説を担当されていた、ご自身視覚障害者でもある社会保険労務士の辰巳周平先生と電話でやり取りした内容を元にしています。
これは眼瞼痙攣の患者さんにとって非常に重要な情報と思います。
１．眼瞼痙攣で障害（厚生）年金を受給できる可能性があるのは、症状の程度が、障害等級認定要領にある以下の記述を充たす場合です。
「眼瞼痙攣等で常時両眼のまぶたに著しい運動障害を残すことで作業等が続けられない程度のもの」
この記述よりも軽い程度と見なされると、受給を認められないかもしれません。
２．障害等級認定基準の表では、この記述の程度を充たす場合は最下級の「障害手当金」に該当するように書いてあります。実際に眼瞼痙攣の患者さんで障害年金を申請し、「障害手当金」を受給された方がいらっしゃることと思います。
３．しかしながら、「障害手当金」というのは、その症状が医学的に治った（＝最終的に固定した）と見なされる場合に支給されるものです。
ところが、眼瞼痙攣（ジストニア）のような脳神経系の病気の場合は、症状は良くなったり悪くなったり変動します。厳密に医学的に固定したと見なされるケースはほとんどありませんし、辰巳先生もそう判断されるのが一般的だとおっしゃっています。
このように症状が固定していないものについては、「障害認定にあたっての基本的事項」の「１．障害の程度」（３）３級にカッコつきで記されている以下の例外規定が適用されます。
「『傷病が治らないもの』については、第３の第１章に定める障害手当金に該当する程度の障害の状態がある場合であっても３級に該当する。」
４．したがって、診断書で「固定」か「不明」かという選択肢の欄で「固定」ではなく「不明」の方に印を付けておけば、他の条件を充たしている限り３級になるはずとのことです。
このことは、事情を知る社労士の間ではごく普通のことのようです。
ところが実際には、診断書を書く医師が上記の例外規定のことを知らず、どのみち３級は無理だ（あるいは不適切だ）という考えから、障害手当金を確実にするために「固定」に印を付けてしまうため、３級を受給できていたはずの患者さんが障害手当金で決定されてしまうケースが多いそうです。
５．障害手当金は一回限りの見舞金のようなものです。３級なら年金として継続されるので、最終的な受給総額には雲泥の差があり、失業中の方や経済的余裕のない方にとって安心感のレベルは全然違ってきます。
６．そこでどうすればよいかということですが、障害手当金を受け取ってしまった方は、その申請時より症状が悪化した時点で再申請を行えば、３級に繰り上がるはずだとのことです。
その際には、前回の申請時より症状が悪くなっていることを診断書に明確に記し、前回の「固定」の判断が間違っていたことを示せば大丈夫だそうです。
その場合、障害手当金としてすでに受け取った金額については、返済の手続きを取ることになります。
７．ただし、３級以上の障害年金受給者となった場合、症状や年齢に応じて１〜５年ごとに診断書を再提出していかなければなりません（３級ならたいていの場合は毎年の誕生月に診断書用紙が送られてくるそうです）。もしもその後、治療を続ける中で症状が軽くなり、１．の記述の程度を充たさなくなった場合には、その時点で年金支給が打ち切られる可能性はあります。
８．眼瞼痙攣が重症化した場合、瞼が常時閉じっぱなしになったり、羞明感が強すぎて目をほとんど開けられない方もいらっしゃることと思います。
そのような場合に障害年金２級を受給できないか辰巳先生にお聞きしたところ、「受給できる可能性はあるかもしれない」とのことでした。
ただし、障害等級認定基準の２級にはまぶたの運動障害に関する規定はないため、初回の申請では３級になるのは避けられないそうです。
その後、不服申し立てを行い、申立書で現在の状態をしっかり説明し、医師にも一筆書いていただくことで、全体的観点からの「総合判定」として「両眼の視力の和が0.08以下」という規定と同程度以上の障害と見なされれば、２級として認められる可能性は考えられるとのことです。
９．これはジストニア全般について言えますが、障害年金の受給申請について社労士に相談する場合、ネットなどで難病分野に詳しいなどと謳っている社労士でも実際には曖昧な知識しかない方は多いそうです。
ですので、最初に自分のジストニアの症状についてはっきり説明し、その社労士にずばり「できますか？」と聞いた方が早いとのことです。良心的な社労士なら、自信が無ければ、すみませんがと言って断るか、他の人を紹介するはずです。また、相談する中で「この人はよく知らないな」と感じたら、率直に告げて断らないと、後々かえってこじれる結果になるので注意してくださいとのことでした。
１０．辰巳周平先生の社労士事務所ホームページアドレスと無料相談の電話番号は以下のとおりです。
http://
電話０７８−９３５−４７６５
２度ほどお電話しましたが、お忙しいと思われるにもかかわらず、きちんと時間を取って、とても丁寧に説明していただきました。
ホームページからメールを送ることもできます。
１１．眼瞼痙攣の方はネットを利用するのも疲れるでしょうから、この掲示板自体、ご覧にならない方が多いと思います。
私たちの方でも参考情報の普及に努めますが、皆さんの方でも眼瞼痙攣の患者さんをご存知の方は上記の情報を知らせておいていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
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コメント(568)
皆さまお久しぶりです。
mixi自体２か月ぶりのログインです。
まだ、家族にしか話していませんでしたが
家族の次に、まず、ここでお話ししたくてログインしました。
ここのコミュに居ない方の為にのちほど日記も書きますが。
クックルーさんが新しいコミュを作ったとの事ですが
どうしても最初はここに書きたかった。
2016年２月に初めてここを知ってから1年と10か月。
皆様のお陰を持ちまして
障害年金３級受給が確定しましたと
辰巳先生からご連絡を受けました。
泣きました。
皆さんの希望にもなりますよう・・・。
辰巳先生、お手伝い頂いた若倉先生はじめ、応援してくださった皆様に心から感謝します。
mixi自体２か月ぶりのログインです。
まだ、家族にしか話していませんでしたが
家族の次に、まず、ここでお話ししたくてログインしました。
ここのコミュに居ない方の為にのちほど日記も書きますが。
クックルーさんが新しいコミュを作ったとの事ですが
どうしても最初はここに書きたかった。
2016年２月に初めてここを知ってから1年と10か月。
皆様のお陰を持ちまして
障害年金３級受給が確定しましたと
辰巳先生からご連絡を受けました。
泣きました。
皆さんの希望にもなりますよう・・・。
辰巳先生、お手伝い頂いた若倉先生はじめ、応援してくださった皆様に心から感謝します。
>>[390]
Twitterでは随分と、私や友の会の悪口を言ってくれているそうですね。見えないところでコソコソやるのはよくありません。あなた方の教祖に似たものがあります。
私が軽症患者だったですと？ 気合で治せと言ってるとですと？
私の症状や苦しさや、どれだけ頑張って治療に専念していたかや、どう生活に工夫していたかも知らないで、よくもそんな事が言えますね。ご自身でも平先生に診察してもらえばいい。軽度であったり、別の疾患であったりすれば、頭蓋骨をガリガリと削られて脳深部まで器具を入れられて"ジュー"っと何秒間か焼かれる治療をされることはないのが、すぐに分かる。万が一あなたも、局所麻酔で行われるあの治療をしてもらえることがあったとしたのなら、ラッキーです。
サイコパスと言う病気、と言うか、障害をご存知でしょうか？
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%91%E3%82%B9-173303
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%97%85%E8%B3%AA
私達は、あなたはサイコパスだろうと察しています。まともな医者だったら心因性と診断するのではないだろうか、とも話しています。
Twitterでは随分と、私や友の会の悪口を言ってくれているそうですね。見えないところでコソコソやるのはよくありません。あなた方の教祖に似たものがあります。
私が軽症患者だったですと？ 気合で治せと言ってるとですと？
私の症状や苦しさや、どれだけ頑張って治療に専念していたかや、どう生活に工夫していたかも知らないで、よくもそんな事が言えますね。ご自身でも平先生に診察してもらえばいい。軽度であったり、別の疾患であったりすれば、頭蓋骨をガリガリと削られて脳深部まで器具を入れられて"ジュー"っと何秒間か焼かれる治療をされることはないのが、すぐに分かる。万が一あなたも、局所麻酔で行われるあの治療をしてもらえることがあったとしたのなら、ラッキーです。
サイコパスと言う病気、と言うか、障害をご存知でしょうか？
https://kotobank.jp/word/%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%B3%E3%83%91%E3%82%B9-173303
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E7%97%85%E8%B3%AA
私達は、あなたはサイコパスだろうと察しています。まともな医者だったら心因性と診断するのではないだろうか、とも話しています。
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