ブルゴーニュ日本人ワイン組コミュのコント・アルマン訪問

０５年　１２月１７日

今週のワイン蔵訪問譚でも書き込みますか・・・・

今週は火曜、木曜、金曜の週３日行ってきました。
なかなかにしんどい・・・・。

　火曜は友人マサトがジュヴレまで働きに行ので、それに合わ
せて便乗！８時前から畑の観察。山を越え谷を越え、全ての畑
をまわり、写真を撮りました。

＊こういうことをこれからしようとする人への先人から
冬はやめた方がいいです。極寒です、そして地面ぬかるんる。
靴が一瞬でどらだんごです。重いです。

　さてさて昼をパンダ・デ・チャイナ（本名・パンダ・デュ
シノワ）という　中華の食ホで食べ、ビジットへ　ムルソー
のとあるドメーヌへ行きました（ふせるのはグチを書くから）
ここのドメーヌの味わいは【鉄】です。重い全てが鉄、しかも
鋼系、、それを何種類も飲みました。大変疲れました。
まるでボクシングで死闘を演じている気分でした。
ラウンド・ガールがまわり。ファイティング・ポーズを
とる自分。。。て感じで。　さて冷静にみまして樽を使い
すぎでは？というかんじでした。ただどこかをよく見よう
とするなら、果実味がほとんど感じられないので、料理と
あわせればいいのかもと、思いました。
本当は訪ねた蔵では長所をみつけなくてはいけないのですが
ここはつらかった・・・・・。

　木曜

　コント・アルマンへ。
このドメーヌは私が飲んだポマールの中で１番美味しいと感じ
たポマールを作っているドメーヌでかつ友人がここで働いてい
ます。
さて待望の試飲、美味しいのですが、今飲んで最高というわけ
ではありません。長期熟成させて始めて真価を味わえるワイン

　試飲させていただいたのは以下

　・オクセー・デュレス０４　樽から
　・オクセー・デュレス　プルミエ　０４　樽から
　・ヴォルネイ０４　樽から
　・クロ・ゼプノウ０４　樽から　ただしこれは４樽様々
　　な区画から　と５つめにそれらをグラスで混ぜたもの
　　をいただきました（初経験）
　
　そして　ゼプノーの０３　と　０１　を瓶から。
　ブルゴーニュ・ブラン（ネゴスだと思う・畑はヴォル）
　を２種類

　と１２種類も試飲させていただきました。
　張り詰めたような固い酸は長期熟成を予感させ、いまは
　ガチガチの箱入り娘でした。

　以前飲んだ　９６ゼプノーは苺、カシス、苺ジャムなど
　とにかく熟れた赤系果物のニュアンスたっぷりに甘く　
　しかも優美な酸が優しく最高でした。

　しかし・・・・ここが思ったより長引いたので
　次のクロード・マレシャルはキャンセル・・・（涙）
　ボーヌのロイヤル・アンバーガーで食事をとり電車で
　ニュイサンジョルジュへ、いざ待望のヴァンサン・レシュ
　ノーへ。　レシュノー家の家の門に「犬、注意！」
　とあり私が躊躇、しかし友人が「犬、危険」ちゃうし
　大丈夫ちゃう？　といって３人で中へ、すると遠くで
　デカイ、とてもデカイ犬が立ち上がり、おそろしい声
　をあげてこっちへ向かってくるではありませんか・・・・
　私は２０歩を一瞬で下がり避難、逃げ遅れた友人は
　大きな犬の審判を受けることとなったのです。
　私は「泣いてバショクを切る」思いで門を閉めました。

　さて本題このあと弟さんがでてきて、「ごめん、今日
　兄ちゃんが肩痛めて　ダメになった、今病院いってんね」
　「おれも今から他の約束あるし、ごめん　本当にごめん
　次いつ空いてる？」　と　とても親切でした。ワインは
　人柄がでますね！　この　フィリップ・ヴァンサン・レ
　シュノーか漫画「神の雫」でもとりあげられていますが
　すばらしいワインを作る最高のドメーヌです。


　　金曜

　１４時から　ジャン・ルイ・トラペ
　試飲は以下のとおり

　　樽からが

　マルサネ赤０４
　ジュブシャン赤０４
　
　イノックスの樽から

　プティ・シャペル０４
　シャペル０４
　ラトリシエール０４
　シャンベルタン０４

　瓶より

　シャンベルタン０３
　シャンベルタン９９

　と、えっ　こんなに？　というくらい飲ませていただき
ました。　このトラペは１流ドメーヌで　こんなところで
シャンベルタン計３種類も？？１本いくらやね？ていう
世界でした。
　
　スティラージュ（澱引き）はしないようで　なんと
樽の下に栓がない　こんな樽初めて見た・・・また詳しくは
いろんな人にきいて別の機会に書き込みます。

　感想ですが。
今飲んで　将来性を考えずに　１番美味しいと思ったのが
シャペル・シャンベルタン　私は今までシャペルって旨い
のないわ〜と思ってましたが　ここの０４めちゃ旨い
すごいエレガントで流れるようで、ここのおばちゃんが
「トレ・フェミナ」「フィーユ」　「エレゴン」
「フリュイドゥ」と強調してましたが、まさにそれでした。
シャンベルタンといやあ〜【男湯】って感じですが、ここは
エアロビ教室、いや社交ダンス教室かな？でした。
本当に旨いです。しかし潜在能力ではラトリシエールでしょう
スパイシー　とてもいろんなエピスがあってもうこの先
どれほどすばらしいワインになるのか興味津々でした。
若々しくて凛々しくて瑞々しいワインです。私の中で
今日、シャンベルタンが王、ラトリシエールが王子、
シャペルが王妃というイメージがつきました。シャンベルタン
は美味しい　もちろん美味しいですが、好みではラトリシエ
ールでした。　

　ラトリシエールを試飲している時、おばちゃんが
「Petit Merveilleux]と　おっしゃいました。
最近トモヤという友人にこの単語を教えてもらっていた
ことと、ラトリシエールの意味が「小さな奇跡」である
ことを知っていなければ絶対分からない会話でした。
メルヴェイユは「素晴らしい」ていう意味ですが、辞書の
下の方に「奇跡的な」ていう意味もありました。
ミラクルじゃなくて、メルヴェイユを使うんや・・・外人
いじめちゃうん？

　この日記長いな疲れてきた

次はピュリニー・モンラッシェにある　フィリップ
・シャヴィーに行きました。ここのドメーヌに来るのは
２度目で最初はドラマがあったのですが、長いので今度！
ここはいつもありえないくらい（本当にありえない量）を
試飲させてくれるのですが　今日もスゴイ・・・

　試飲は以下　全て瓶から（もったいね〜でもいい勉強）

ブルゴーニュ・アリゴテ０４
ブルゴーニュ・シャルドネ０４
ブルゴーニュ・シャルドネ０３
ムルソー０４
ピュリニーＶＶ０４
ピュリニ・プルミエ・リュロススュー０４
ムルソー・プルミエ・シャルム０４
ピュリニ・プルミエ・フォランティエール０４
ムルソー・プルミエ・ブラニー０４
ピュリニー・プルミエ・ピュッセル０４
ブルゴーニュ・ブラン００
ブルゴーニュ・ブラン０１
ブラニー００
ブラニー０１

　もしかしたら　まだあったかもしれん　飲みすぎ

ここの当主はそらいい人で　いろいろ教えてくれて
飲ませてくれて　勉強なります。こんな数の水平
する機会なんてまずないし。

　どんなワインを目指してますか？て聞くと

バランスのいいワイン　早くからでも美味しいワイン
とおっしゃってました。まだまだ無名で安いですが
素晴らしい人でありドメーヌです　そして旨い〜
　ちなみに　シャルムで３０ユーロ　安くね？

さて　ここいらで筆をおきます　あと２軒いってますが
疲れた　誤字脱字のチェックもなしに載せます
どうでもいい　全部読んでくださった方　感謝！

　専門的なつっこみや訂正・教示ございましたら
びあんぶにゅ〜です。

　ではでは・・・・・

編集