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きゃぷてん がんばるっ!!コミュのあとがき

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『きゃぷてん がんばる!!』は、日本出版社特別電信編集部で、毎日2回連載されていた小説である。
 特別電信編集部とは、管理人がマイミクのO畠君だけに流していたメールマガジンのことで、最初はただの悪戯書きだった。
 当時、勤めていた編集部が雑誌休刊のため閉鎖し、それに伴って自分のリストラが決定していた時期だった。社長の温情措置(?)で、三ヶ月程度、会社に席を設けていてもらったが、雑誌が無いんだからやることも無い。憤懣やるせないままに、キャプテンとベリーズ工房の魅力を書き綴った落書きが、小説『きゃぷてん』である。
 初めはキャプテンが、桃子に『パッション』を歌わされる辺りで止める予定だったが、それを読んでいたO畠君が、
「お前! キャプテンになんてことを!」
「処女幕。破るなよ」
「幸せにしてやってくれぇ」
などと、感想文を返信してくるため、彼の悲痛な感想を聞きたいがために連載が続き、同時に幾度と無くキャプテンの貞操に危機が訪れることになった。

キャプテンがされるお仕置きが残酷かつ古風なのは、清水佐紀という少女の風貌や印象が、「昭和の少女」っぽいからである。昔の子供は現代とは違った意味で狂暴で、その代わりに、ビンタされたり尻を叩かれたり灸を据えられたりと、きつい体罰も受けていた。その雰囲気を出したかった。と思っていたのだが、では何故クリトリスに「やいと」を下ろされる風景を思いついたのか自分では忘れていた。どうやら以前ネットで読んだ妄想小説『尼寺戒月院』<http://www.harukaze.net/~cat9tail/cat9tail/INDEX-2/japan/to_ko02/amadera.htm>が、自分の脳にこびりついていたかららしい。

あとダンスの夏まゆみ先生とキャプテンの母親は姉妹で、夏先生が13歳の時に清水家から夏家に養女に出されたという裏設定があったのだが、巧く出せなかった。この2人は清水家の躾を体験しているので、「思いつくお仕置きも一緒」ということにしたのだが、そんなに何度も線香で根性焼きさせる分けにもいかず途中で諦めた。それでも、加筆した第30章ではなんとかその設定を生かそうとしたのだが、巧く出来なかった。

さらに放置された人物はキャプテンの父親で、母親とは夫婦というよりもSMプレイのパートナーで、激しくマゾというイカレた人物なのだが、途中で「男のキャラは一切登場させない」という方針を固めたため、第1章で存在が語られただけで以後は放置されてしまった。さらに「どう考えても佐紀ちゃんは父親が好きではない」という現実のモトネタがあった。

なんでこんなに伏線をいっぱい張ったかというと、当時『仮面ライダーΦ』に遅まきながら嵌っており、ドロドロした人間関係とか、ある1人のキャラクターだけが知っている真実とか、そういう凝った話に挑戦したかった。
結局、そのような欲を張って書き連ねた小説だったが、どれもこれも中途半端に終わり、新たな職場も出来て連載が出来なくなってしまった。
 決定的だったのは「舞波の卒業」と、実際のメンバーの成長が早く、小説内の設定ではリアリティに欠けてしまうようになったことである。
 ちなみに考えていたエンディングとしては、

?佐紀ちゃんが、最年少の梨沙子にキャプテンの座を譲り、自分は観客席にいるという【ちばあきおのキャプテン風END】
?佐紀ちゃんと雅が老婆になっており、2人の若かりし日を思い出として振り返る【ウーマンラブウーマン風END】
?佐紀ちゃんと雅が大人になっていて、どこからか養女を向えて育てており、その女の子の粗相に清水家のお仕置きを施すという【伝統お仕置きEND】
?「ベリーズ工房〜いくべぇ〜!!」の掛け声と共に全員がステージにダッシュ。『ご愛読ありがとうございました』の柱編集が付く【打ち切り少年ジャンプ風END】

などを考えていたが、どれもこれもパッとしないので止めた。

偉そうに「あとがき」など書いてみたが、この辺でお開きにする。
編集とアドバイズをしてくれたO畠君と、最後までこの長い小説を読んでくれた全ての読者に感謝の意を表する。


〜ベリーズ工房へ、永遠の愛をこめて〜(すたじお☆きゃんどる)

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