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きゃぷてん がんばるっ!!コミュの〜第28章〜(少女の心に棲む魔物)

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「いいわね舞波? 体に傷が残らないように、乳首の先っちょだけを打つのよ」

 鞭の痕に関しては流石の桃子も気を遣っており、ヒップのミミズ腫れも、ぎりぎりパンティラインの内側に収まるようにしていた。
 たとえ衣装がミニスカートでも明るみにはでない、実に狡猾な手口であった。
「さあ、鞭を打ち下ろしなさいっ! たぶん、それでこの子、イッちゃうわ……」
 桃子に促されながらも罪悪感と好奇心の合間で舞波は葛藤していた。しかしどちらが勝つのかは明白だったし、それ以前に桃子の言いつけに逆らえる訳もなかった。

「……ゴメンねミヤ……でも……意外と、気持ちいいかも……よっ!!」

「きゃああああぁぁぁぁっ!!」

 振り下ろされた鞭は、見事に雅の右乳首の先端、数ミリの箇所だけを打ち据えて、舞波の足元まで駆け抜けていった。
「ほらっ! 見なよ舞波っ! ミヤが痙攣してるっ!!」
 桃子が叫ぶ。何かが吹っ切れたように呆然としていた舞波が見ると、雅は縛られた仰向けのままの姿勢で、体をうねうねと波打たせていた。
 顔、乳房、腹部、太腿と、まさに体中の毛穴から脂汗の珠を噴き立たせ、明らかにアクメを迎えているのが、ひと目で分かるような壮絶な光景であった。舞波は(見た目が小学生離れしていると、イキっぷりまで大人びるものか)と思った。
「はははっ……楽しいでしょう? さあ、次は左っ側の乳首にチャレンジよっ!」
「……うん!」
 雅の壮絶なアクメシーンを見て、舞波の心から完全に罪悪感は消えていた。
「今度は、左だ……よっ!!」

「かはああああぁぁぁぁっ!!」

 最初のアクメの灼熱感がまだ冷め始めてもいない内に、雅は左の乳首から激痛を感じた。同時に脊髄から子宮にかけて落雷のような強烈な快感が広がり、彼女に襲い掛かった。
「…………あっ……あっ……」
 ビクンッ、ビクンッと飛び上がるような、大きなうねりを二度三度繰り返して雅は失神してしまったようであった。
「あ〜あっ、可哀想に……軽く5回分くらいはイッちゃったんじゃないかしら……イキやすいのも考えものね」
 そう言うと桃子は、呼吸と同調し、たおやかに息づく雅の幼児のような腹部に唾を吐き捨てた。

 桃子の直感ではあと少しであった。
 あと少しで雅は『堕ちる』のである。
 苦痛と屈辱と、それに伴う強烈なアクメをあと数回……否、強いのを一回与えれば良いのだ。それで雅は桃子に逆らえないことを、真の悦楽の供給者が桃子であることを、その肉体に刻み付けるように覚えるはずなのだ。
「そろそろ仕上げに取り掛かりたいのよね……そうだ! 熊井ちゃんと同じ目に遭ってもらおっか?」
「……友理奈と……?」
 舞波は桃子の言う意味が分からなかった。
「ヒントはぁ、モクモクモクモク〜って感じかなぁ?」
 桃子は両手で大きく煙のジェスチャーをした。
「ああっ、お線香のお仕置きのことね!」
(あんな物でお大事を焼かれたら、雅はどんなにいい声で鳴くんだろう)
 そんなことを思いつく桃子も桃子だが、舞波も既に、雅への調教がどんな形で終局を迎えるのかということに夢中になっていた。
「実はもう買ってあるのよ、舞波に試してみようと思ってさぁ……」
「…………」

『妬心と顕示欲の魔物』
 桃子の心は病んでいるとしか言いようがないであろう。
 メンバー内ではキャプテンの次に非力で、背丈も低い。その彼女のどこに、このような残虐な悪魔が潜んでいるのか。
 雅に対し、執拗なまでに繰り返される精神と肉体への責め…それを聞いた舞波は、状況次第では自分のお大事が焼かれる所であったことを知って、恐怖と同時に、また乳首が疼いてくるのを感じた。調教済みの舞波は、線香責めに興味を持っていた。

「雅が目を覚ましてから、またたっぷりと鳴いてもらうかな……舞波はお線香持ってきて、私の抽斗にあるから!」
「……うんっ、分かった」
「それから、サンドイッチでも作ってきてよ……舞波もお腹減ってるんでしょ?」

 舞波は、桃子が自分を気遣ってくれたことに気づき、嬉しそうに頷くと彼女たちの部屋へと駆け出していった。

(つづく)

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