No. 177 JLPT（日本語能力試験）：日本人なら満点をとれる？
昨日話しをしたように、TOEICやTOEFLは、アメリカ人やイギリス人ならすべて満点をとることができるという訳では全くない。ある程度のインテリジェンスがないと満点を取れないのだ。
日本語を勉強している外国人学習者を対象にしたJLPT（日本語能力試験）が、日本人なら誰でも満点という訳にいかないのと同様である。日本語1級の問題だと、高校3年生の現代文程度の難しさはあり、バカにすると間違えてしまう。
日本語で例えれば、「非居住者立ち入り禁止」(二重否定)と聴けば日本人なら考えれば理解できるだろうが、日本語学習者にとっては相当難解だろう。私も「Unless」とか「Unless otherwise」となると考え込むし、率直に言ってこの手の英文は苦手だ。再び日本語の例として、実際にはあり得ない文章だが、「非居住者<以外の者を除き>立ち入り禁止」(四重否定)などとチンプンカンプンに設問したとしても、日本人なら紙に書いて「否定の否定＝肯定」などとひとつづつ消していけば結論が否定・肯定どっちなのか分るだろう。外国人では絶対理解できない。このように、ネイティブだから「聴き取れる」ということと、「聴き取れても理解するにはインテリジェンスが要る」ということに大きな違いがある。
昨日話しをしたように、TOEICやTOEFLは、アメリカ人やイギリス人ならすべて満点をとることができるという訳では全くない。ある程度のインテリジェンスがないと満点を取れないのだ。
日本語を勉強している外国人学習者を対象にしたJLPT（日本語能力試験）が、日本人なら誰でも満点という訳にいかないのと同様である。日本語1級の問題だと、高校3年生の現代文程度の難しさはあり、バカにすると間違えてしまう。
日本語で例えれば、「非居住者立ち入り禁止」(二重否定)と聴けば日本人なら考えれば理解できるだろうが、日本語学習者にとっては相当難解だろう。私も「Unless」とか「Unless otherwise」となると考え込むし、率直に言ってこの手の英文は苦手だ。再び日本語の例として、実際にはあり得ない文章だが、「非居住者<以外の者を除き>立ち入り禁止」(四重否定)などとチンプンカンプンに設問したとしても、日本人なら紙に書いて「否定の否定＝肯定」などとひとつづつ消していけば結論が否定・肯定どっちなのか分るだろう。外国人では絶対理解できない。このように、ネイティブだから「聴き取れる」ということと、「聴き取れても理解するにはインテリジェンスが要る」ということに大きな違いがある。
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